まるで公園みたいに人が集まる、Shuriさんのコーヒーショップ『heys』。誰かのためになりたい、その想いがあるから、今日もハッピーとラッキーが交差する。


心がすさんできてて、このままだとアカン!給料とか関係なく、新しいものを取り入れないと!って考えて飛び込んだのが、コーヒーの世界でした。

元々アパレルの販売員をしてたそうですが、コーヒーの世界にはどうやって引き込まれていったんですか?

勉強したくないけど、まだ働きたくもないっていう考えで、高校を卒業して短大に入学したんです。服も好きだからファッションビジネス学科を専攻してて、在学中にユニクロでバイトを始めました。楽しくてそのまま準社員として働いてたんですが、やっぱり効率重視の働き方なので、もっと純粋に服を楽しみたいと思って。茶屋町にオープンした、<ケイト・スペード サタデー>に転職しました。入社したのはオープンしてから半年ほど経った頃で、面接でも人は足りてるって言われたんですけどね…。「どうしても働きたい!私がこのブランドを世に広めたい!」みたいな想いを伝えたのを覚えてます。しかも、面接の時はNEW YORK CITYって書いたTシャツを着てたから、熱いヤツが来たなぁって思われてたかも(笑)

やっぱり昔から真っ直ぐな性格なんですね。突き進む道を決めたら、とことん的な。

完全に真っ直ぐタイプです。入社してからはお店が入ってたNu茶屋町の接客コンテストで優秀賞をもらえたし、スタッフリーダーにもなって阪急の新店舗へ異動したり、このまま店長になってPRの仕事もしたいなと思ってたんです。でも、入社して2年後くらいにブランドが終了することに。マジか!?って感じで、完全に夢が失われた状態。あれは失恋よりツライ経験でしたね。

絶望の展開…。その後どうなったんですか?

社員なので<ケイト・スペード ニューヨーク>に異動したんですが、なかなか愛情が湧かなくて。同じ会社のブランドですが客層が違っても可愛いし、お姉さんたちと働くのは楽しいけどテンションが上がらずでした。その時気づいたのは、販売員という仕事が好きというよりも、やっぱりブランドが好きやったんかなと。その時、結婚願望がめちゃ強かったので、自分の結婚式を可愛く演出するためにウェディングプランナーになろうと思って(笑)

気持ちの切り替えが早い!

働きながら学ぼうという、甘い考えでしたね。結局、二次会を企画する会社に入って、プランナーをしてたんです。そこまでウェディング感は強くないけど、新郎新婦さんや幹事さんといろいろ企画できて、人を幸せにする仕事は素敵だなと。その反面、二次会件数が多すぎて、自分は全然幸せじゃなかったんです…(笑)

自分の結婚式を可愛く演出する気力も残らないほどに?

忙しすぎて、すさんでたと思います(笑)。このままだとアカン!給料とか関係なく、新しいものを取り入れないと!って考えて飛び込んだのが、コーヒーの世界。家が『グランノットコーヒー』のすぐ近所でよく通ってて、仕事の休憩中にも利用してたんです。実はその時、別の会社でウェディングプランナーとしての採用も決まってたんですが、たまたまスタッフ募集があって、もうここしかないなと!職業のジャンルも年齢も性別も問わず、いろんな人と出会えそうだったから、コーヒー業界は未経験だけど今までの接客力は活かせると思って、無事に採用していただきました。

今までのShuriさんにはない、新しい経験を求めたんですね。

当時はコーヒーが大好きと胸を張れるほどではないけど、コーヒーを飲む時間は大好きでした。それに『グランノットコーヒー』に通ううちに、コーヒーを起点としたコミュニティを知ることで、どんどん興味も湧いていたんです。

『グランノットコーヒー』で働いてる時代は、どんな毎日だったんですか?

お店だけじゃなくて、蚤の市やアパレルとかいろんなイベントにも出店してて、クセのある人との出会いがほんと多かったです。その出会いは今の私にも繋がってるし、オーナーの芝野さんをはじめ、いい大人の方々との出会いはかけがえのないものでした。仕事の部分も含めて強いこだわりを持った人たちが周りにいっぱいいたので、当時25歳くらいの自分にとってはすごく刺激的。みんなの存在が、めちゃ眩しかったなぁ。

素敵なお店には、やっぱり素敵な人が集まりますもんね。コーヒーの部分で言うと、すごく奥深い世界だから、未経験の場合はいろんな壁にもブチ当たったんじゃないですか?

豆の知識や味の判別、淹れ方や挽き方、学ぶことはたくさんありましたけど、そこは日々の積み重ねだと思います。ちゃんとコーヒーと向き合い続けることで、技術の部分に関しては今じゃクリアできてるかなと。先輩たちから見れば、まだまだかもしれませんが。ブチ当たった壁と言えば、コミュニケーション。独特の間合いみたいなものがあるんですよ。

なるほど。コーヒーを淹れる時間は、お客さんにとっては待ちの時間だし、飲み屋さんみたいな接客ともまた違うだろうし。

歳上の方も多かったですし、コミュニケーションを取る距離感にはすごく悩みましたね。緊張感もあって、体中がカラカラになる感じ。人間味の部分では、まだまだ未熟やなって痛感させられたのを覚えてます。

人間味かぁ。簡単に足したり深めたりできるもんじゃないですもんね。

日々鍛錬ですね。たくさんの人と出会って話しをして、自分自身も素敵な経験ができるように、出会いを求めて動いていく。その姿勢は今もこれからも変わらないでしょうね。最近よく思うんですよ、いろんな人と関われてハッピーだな、ラッキーだなって。私、運がいいなってね。

ずっと『heys』を続けながら、奥さんにもお母さんにもなりたいし、スタッフがもっと活躍できる場所を生み出せる存在にもなりたい。夢は大きいけど、大きな夢を語れる女性になるのが理想かな。
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Shop Data

heys

住所: 大阪市西区北堀江1-17-8 ワークスペースCUE内
営業: 9:00〜18:00(土曜10:00〜18:00)
休み: 日曜・祝日

Profile

Shuri

北堀江のコーヒーショップ『heys』のオーナー。短大入学後からアパレル販売員やウェディング関係の仕事を経て、コーヒーの世界へ。よく通っていたお気に入りの『グランノットコーヒー』で未経験からコーヒーのイロハを学び、2022年4月に『heys』をオープンする。休日はどこかのお店でコーヒーを飲むところから始まり、お出かけしたり、遠出することが多いそう。1日に飲むコーヒーは、だいたい3杯。食べるものによって、コーヒーの味も細かく選ぶタイプ。ヨガを始めようと思いつつも、体験に一度行ったきり。でも、ヨガパンツは購入済み。

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