「俺らにしかできない楽しいことをたくさんやりたい」。『THE SECOND』ファイナリスト、信じる道を突き進む<ヤング>の素顔。
今年は視聴者の地元を訪れる「ふるさと漫才」ツアーを実施。「面白いとか楽しいとか、自分たちのテンションが上がることをずっとやっていきたい」

おすすめの主催ライブや全国ツアーについても教えて欲しいです。
嶋仲:おすすめの主催ライブは、10年以上続けているネタライブ『ナイトオブコメディー』とトークライブ『気まぐれベストフレンド』です。どちらも月に1度『ライヴ喫茶 亀』で開催しています。
直近だと、なんばパークス7階のイベントスペース「なんばパークスミュージアム」で8月29日(土)、30日(日)の2日間、ヤング主催のお笑いライブをやらせてもらいます。本来は借りるのに1日50万円かかるんですが、タダで使っていいよって言ってくれて。
寺田:会場の責任者が僕らの出ている『ザ・ノンフィクション』を観てくれて、めっちゃええやんっていうので連絡をくれたんです。ぜひ無料で使ってくださいと。
嶋仲:去年もやらせてもらって、今年もなんかやりましょうって言ってくれて。
寺田:29日(土)は東京からパンプキンポテトフライを呼んでツーマンライブ、30日(日)は僕らの単独ライブをやります。なんせ2日間で実質100万円かかる場所ですからね。
嶋仲:空いてたらぜひ来てください。
全国ツアーもされていますよね。
嶋仲:大阪や東京で漫才するのもいいんですが、地方の知らない土地で漫才をするのが結構好きで。毎年いろんなところに行っています。
去年は日本列島のジクソーパズルで決めました。最初にパズルをぐちゃぐちゃにして、お互い4つくらい印を付けて組み立てて、その印が付いている土地に行くっていうツアーです。去年は群馬、三重、佐賀、北海道の富良野に行きました。行ったとしてどこでやんねん、誰が来るねんって話やけど、探せば喫茶店のレンタルスペースがあったりして。お客さんもなんだかんだ地元の人が来たり、大阪や東京から遠征してくる人がいたり。いろんなところに行けて楽しいですよ。
寺田:佐賀のギャラリーカフェでやった時は、店主さんが地元の新聞にライブの告知を載せてくれて、それきっかけで来た人もいました。九州の大学の落ち研の子が来てくれたり、結構盛り上がりました。
嶋仲:今年はみんなの地元をYouTubeのコメントで教えてもらって。その中からピックアップして、誰かの地元で漫才をする「ふるさと漫才」をやっています。今年は京都、香川、宮崎、静岡でやることになりました。漫才って2人おればどこでもできますからね。ちっちゃいハコなら地声でも成立するし、最近はスマホで出囃子も流せる。音楽ライブに比べるとハードルは低いと思います。

今までやってきて、印象的なライブはありましたか?
嶋仲:ライブじゃないんですが、島根県の益田市にあるおしゃれなホテルから、「閑散期に館内を丸ごと使ったお笑いのイベントをしませんか?」という依頼をいただいて。予算だけ決められていて、企画もキャスティングも僕らにやらせてもらえると。今年の1月に、ネコニズズ、にぼしいわし、ぶるぼんの3組を呼んでイベントをやりました。
寺田:1泊2食お笑い付きのイベントです。結構たくさん来てくれましたよ。
嶋仲:最初は宴会場に集まってライブをして、お酒を飲みながら芸人の企画コーナーをやって。その後は、急に芸人が部屋に来て漫才をするとか、芸人モーニングコールとか、僕が夜食を振る舞うとか。企画は主に寺田が考えてくれて、ホテルやからできることを詰め込みまくりました。1月末のめっちゃ寒い時期で、豪雪で飛行機が飛ばないとかもあってめっちゃ大変やったんですけどね。
寺田:ほんまにみんなよく来れたよなぁ。大変やったで。
嶋仲:またやるかもなので、その時はぜひ来てください。
まさにヤングさんしかできなさそうな企画ですね。
寺田:それはめっちゃ意識していますね。
嶋仲:昔から自分たちで企画をするのが好きなんです。結局お金にならないことも多いんですけど、そういう仕事が増えてきたらおもろいなと思いました。
寺田:おもろいとか楽しいが1番大事ですね。テンションが上がるかどうか。
嶋仲:そういうのをずっとやっていきたいですね。

MARZELも機会があれば、ぜひ一緒に何かできたら嬉しいです。最後に、今後の目標を教えてください。
嶋仲:目標はそんなに持ってなくて。将来どうなってるかわからんけど、今がすごく楽しいし、これからもっと楽しくなりそうなワクワク感もあって。こういうマインドでずっとやっていけたらなと思います。やったことのないイベントを1つずつ実現していって、自分たちの経験と楽しさの幅を広げていきたいです。
寺田:具体的じゃないけど、毎年おもろなるっていうのはずっと目標にしています。
やってみたいことはあるんですか?
嶋仲:やりたいことはいっぱいあるねんけどな。僕は職人気質じゃないからいろんなことをやりたくて、その中の1つが漫才なんです。一生かけて漫才だけをするっていう気概はなくて、現に音楽も喫茶もやっていますし。あ、でもいつかAVの作品を撮りたいですね。ひっそりとした夢です。
寺田:ないなぁ。ほんまに1個も思い浮かばんかった。今はレスリングの監督をやりながらお笑いをやっていて、自分のやりたいことは全部やれてんねんな。まぁフルマラソンとかはやってみたいけど。テレビにもそこまで興味はなくて、知名度が上がったらいいなとは思いますけどね。
嶋仲:やっぱりライブとかイベントの方がワクワクします。自分たちで企画を考えて、それを楽しくやっていけたらいいですね。
<ヤングのお気に入りスポット>
日の出通り商店街(大阪市天王寺区玉造)
『ライヴ喫茶 亀』がある玉造の日の出通り商店街。そんなに派手じゃないけど雰囲気がいい。お気に入りは、『オカダヤ』っていうチョコレートとコーヒーの喫茶店。奈良漬も置いてるのがシブい。ずっと知ってたけど行ったことなくて、偶然入ってみたら、店主のおばあちゃんがお喋りでめっちゃいい人でした。そこからたまに行っています。(嶋仲)
上等カレー(大阪市中央区谷町)
20歳の頃から1週間に1度は欠かさず食っています。最初食べた時においしくてびっくりして、飯全部これでええやんってなりました。さすがにもうメンチカツとかは脂っこくて食われへんけど、ロースカツを乗せて卵を入れるのが好きです(嶋仲さん的にはちょっと辛いらしく、「生卵2個ほしい」だそうです)。(寺田)
<INFORMATION>

ヤングの大廻転漫才
日程: 8月30日(日) 17:30開場 / 18:00開演
場所: なんばパークスミュージアム(大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス7F)
出演: ヤング
料金: 前売 3,000円 / 当日 3,500円 ※22歳以下は割引あり。入場時に受付で申告。

ヤング
中高一貫校の同級生として嶋仲拓巳(左)と寺田晃弘(右)が出会い、2003年8月、高1の時に<ぷくぷく隊>としてコンビ結成。2011年1月に<ヤング>へ改名し、同年個人事務所・株式会社フールズを設立。2015年から谷町九丁目の『ライヴ喫茶 亀』を中心に活動。2019年に立ち退きのため一旦休業し、2020年に玉造で再オープン。第1回『M-1甲子園(現:ハイスクールマンザイ)』ファイナリスト、2008年『M-1グランプリ』準決勝進出、2026年『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』のファイナリストとなり話題に。
寺田: Instagram / X
嶋仲: Instagram / X
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