私を好きでいてくれる人のために、ぜったい炎上したくない。SNS黎明期から活動する「よい子のための悪口メーカー」原田ちあきさんの現在地。


子供に自我がないのに描いていいのかなあとか、産んでから本当に2年ぐらい迷ってたんですけど、でも描いちゃおう!ってアカウント作って。

2022年にはお子さんが誕生されましたが、心境や作品への影響など、何か変化はありましたか?

それが逆になくて。子供が生まれたから作風が変わったと思われるのも、なんか寂しいなと思ってたので。出産当時はまだコロナ禍で心の調子も悪くて、子供のことを漫画で描いたりしたんですけど、見る人にも伝わってたみたいで、あんまり良くないねっていう意見も来てたんです。そんな中で、旦那もコロナで調子崩しちゃって、私が旦那と子供を見ながら家のことを根性で回すみたいな感じになって。でも、それが良かったんですよ、自分の心の健康に。人のこと気にしてる場合じゃないなって。

荒療治的な。

育児漫画を書くかどうかすごく悩んだんですけど、子供を産むのが小さい頃からの夢で。本当は16歳ぐらいで産んで、5人ぐらい欲しかった。だから、出産レポとか子育てエッセイっていうジャンルも、学生時代からすごく好きだったんです。でも、子供に自我がないのに描いていいのかなあとか、産んでから本当に2年ぐらい迷ってたんですけど、でも描いちゃおう!ってアカウント作って。描き始めてからやっと、スランプから抜け出せた気がします。絵を描くのって楽しいんだっていうのを思い出せた。

原田さんの出産レポ、めちゃくちゃ面白かったです。今は大学の講師もされてますが、教える立場になるっていうのはどんな感じですか?

今年はちょっとお休みさせてもらってるんですが、先生って難しいですね。せっかく合格してがんばってるんだから、なにか伸ばしてあげたいなと思って、毎年悩みながらやってました。みんなかわいいんですよ。

昨年は大阪・関西万博でも作品が展示されていましたが、あれはどういった経緯で?

私、1970年のEXPO’70がすごく好きで。大阪に万博が来ることが決まった頃から、言いまくってたんです、パビリオン建てたいって。お仕事関係の人からイベントに来てくれた人まで、パビリオンの構想とかめちゃくちゃ言いまくってたら、作家のしまだあやちゃんから開幕の2~3週間前に電話がかかってきて。「万博の壁面に絵を描く部隊みたいなのが結成されたんだけど、ちあきちゃんパビリオン建てたいって言ってたし興味ある?」って。

言いまくったおかげで!でも本当に直前だったんですね。作品は現地で直接描かれたんですか?

私は直で描きました。せっかくだから入ってみたいなって。2週間前はまだ工事をしてて、いろんな人が出入りしてました。結構アゲアゲな感じのお兄さんに、バイクに鳥山明の絵とか描ける?って聞かれたり。文化祭の前みたいで慌ただしくて、楽しかったですね。

ちなみに、原田さんが構想していたのはどんなパビリオンだったんですか?

金ぴかの金属でできた真四角のキューブ。いちばん上で太陽光を利用してお肉を焼いて、それを下でみんなで食べるっていう。

ちょっとSDGsなのがいいですね(笑)。パビリオンではなくても、これからやってみたいこととか、いつか叶えたい夢はありますか?

いっぱいあるんですよ。食品のパッケージもやってみたいし、海外でも何かやりたいし、コラボカフェもまたやりたいですね。コラボカフェすごく楽しかったんです。全部に着色料をいっぱい入れて、カラフルなおでんとかを出してました。今いろんな色のごはんが流行ってるから、みんなで「気持ち悪い~!」とか言いながら食べるのが楽しそうですよね。あとは、いま子育てがめっちゃ楽しくて。だから、子供向けのものもやりたいですね、絵本とかエッセイとか、子供用のアパレルも出したい。

たくさんあるんですね!

言い続けてると、また叶うんじゃないかなって思います。


<原田ちあきさんのお気に入りスポット>

千林商店街(大阪市旭区千林)
商店街っていう文化が好きで。中でも千林商店街は賑やかで、オリジナルソングも流れてて、レトロでちょっと下町っぽくて、いいんです。子供と一緒に歩いてると、めちゃくちゃおまけしてくれます。

近くのイオンモール
これまで近所になくて、人生で初めて通うようになって、すごく好きになりました。子供ができたからっていうのもあるんですけど、でも純粋に、なんでもあって面白い。暇だとすぐ行っちゃいます、一人でも。

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Profile

原田ちあき

イラストレーター・漫画家・コラムニスト・京都芸術大学イラストレーション科非常勤講師。大阪府出身。ドロドロカラフルな画風で、誰の心の中にもあるマイナスな気持ちに焦点を当てた作品を得意としている。画業のほかに、映画・テレビ・ラジオ出演をはじめ、コラボカフェやアパレル、音楽分野などジャンルを越えて幅広く活動。Twitter黎明期から活動を始め、SNSの総フォロワー数は約26万人を誇る。2025年大阪・関西万博では「Co-MYAKU‘25」に参加し、会場の壁画を担当。「面白いことは何でもやってみたい、誰かに喜んでもらえるなら何でもやりたい」

https://asobisystem.com/talent/chiakiharada/

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