今年もグッドミュージックをビーチで!『GREENROOM BEACH』をオーガナイズする釜萢直起さんがこのフェスに込めた想いと、愛する海と自分のスタイルについて。


『GREENROOM BEACH』では、ビーチの階段に座ってお酒を飲んで、音楽を聴いてほしい。スケートパークもあるから、ひょっとしたらトミー・ゲレロも滑るかもしれないね。

『GREENROOM FESTIVAL』のルーツや釜萢さんについていろいろと伺ってきましたが、ここからは6月10日(土)&11日(日)に泉南ロングパークで開催される『GREENROOM BEACH』について聞かせていただければと!実はその昔、大阪でも名村造船所跡地でやってたんですよね?

そうそう、2007年から4年間やってた。まずは横浜で開催して、その翌週に大阪でって感じだったけど、めちゃくちゃ大変で(笑)。まずアーティストを2週間ホールドするのも現実的じゃないし、引き連れて移動するだけでもすごい労力…。音楽・アート・フィルムが揃ってこそのフェスだから、そこを頑なに守って4年間やりましたが、無理だなと。その時に『GREENROOM FESTIVAL』を各地で展開する難しさを痛感したんです。でも、音楽以外のコンテンツをフルスペックで届けるのはできなくても、グッドミュージック&グッドロケーションに絞ればできると思って実現させたのが、『GREENROOM BEACH』。

この泉南ロングパークは、最高のロケーションですもんね。

開催するために何箇所か視察したけど、ここに来た瞬間にビビッときましたね。スケートパークもあるし、ヤシの木が一列に美しく並んでるのも素晴らしい。それに泉南ロングビーチのいいところは、ビーチに降りる階段をイス使いできるところ!座って海を見ながら酒を飲んで、音楽が聴ける。全国各地でいろんな現場を見てきたけど、こんなスタイルの場所は珍しいから本当に最高だなと。

一昨年はコロナ禍で中止になり、昨年に『GREENROOM BEACH』の第1回目が開催されたわけですが、感触としてはどうでしたか?

コロナ禍の影響もあったから、みんなが緊張感から解放されてる感じはすごくあった。正直、最初は開催するのも不安だったけど、そんな心配が必要ないくらいに盛り上がってね。ビーチ開催ならではのテンションだった。海に足をつけてる子もいたし、夕陽や飛行機雲が見えたのもヤバかった。思い出すだけでもまた余韻に浸れるくらい、よかったなー。

グッドロケーション、そしてグッドミュージックが生み出してくれた最高の時間ですね。各地でいろんなフェスをされてるわけですが、毎回必ずしてることっていうのもあるんですか?

クリーン作業かな。ビーチクリーンは会社として20年以上やり続けてるし、自分たちでゴミ箱を設置してる海岸もあるから。フェスとクリーン作業は完全にセットだと思ってる。後は、おいしいものを食べること(笑)。泉南ロングパークの近くによく行く居酒屋があるんですけど、名前は忘れちゃいました…。

確かに、どっちも重要なことですね。では、今回の『GREENROOM BEACH』の見どころ、楽しみどころを聞かせていただければと!

GOMA君やSIRUPをはじめ、大阪が地元のアーティストに出演してもらえるのは、主催者側としてもすごくうれしいことなんですよ。それに大阪は音楽の街だと思ってるので、そこにKREVAとかKICK THE CAN CREW、Awichなど、いろんなアーティストが混ざり合って生まれるグルーヴを体感してもらえれば!

アーティストのラインナップもかなりヤバめですもんね。めちゃ楽しみです。

後は、先ほども言いましたけど、ビーチの階段に座ってお酒を飲んで、音楽を聴いてほしい。海風もすごく気持ちいいから、絶対におすすめですね。デイキャンプエリアも用意してるので、タープやテントを張って自分たちの基地が作れるのもここの醍醐味。フェスでデイキャンプを許可してくれる場所はなかなかないけど、泉南ロングパークはOKなので、その懐の深さにも感謝してます。スケートパークもあるから、ひょっとしたらトミー・ゲレロも滑るかもしれないし、ボーンズ・ブリゲードのデッキを持って来てたらサインしてくれるかも?だしね(笑)

それぞれの楽しみ方でフェスを満喫できるのがいいですよね。もしトミー・ゲレロと一緒に滑れたら、マジで一生もんの思い出!大阪で2回目の開催となる『GREENROOM BEACH』、もう最高の予感しかしませんね!!では最後に、釜萢さんのこれからの目標を聞かせてください!

まずフェスとしては、『GREENROOM FESTIVAL』の20周年が2年後に迫ってます。そこに向けて、自分たちの集大成みたいなものを作っていくことに今は重きを置いてるかな。ブッキングやコンテンツの準備も進めてて、フェスを20年やって自分がどこまで来れたかを確認できることがすごく楽しみ。

20年の歴史の集大成であり、『GREENROOM FESTIVAL』のさらなる進化を体感できるフェスになりそうですね。釜萢さんはもちろんですが、スタッフさんみんなも楽しんでそうな感じがします。

会社としては、今年の7月にハワイのノースショアにあるハレイワ地区にアートギャラリーを出すんです。コロナの影響で一度閉めたんですが、状況的にも落ち着いてきた今、再チャレンジ!ノースショアはサーフィンの聖地だし、そこでチャレンジできることはすごく大事にしたいなと。

好きなことを仕事にして、そこからどんどん広がってる。本当にワクワクしますね。

ギャラリーでは、海に関わるアートや写真を展示するつもりです。自分自身、サーフィンが大好きでずっと続けてるから、ノースショアにGREENROOMのギャラリーがあることはとても重要なこと。これからも自分の好きなことを大切にして、突き詰めながら進んでいきたいですね。

今後のGREENROOMとしてのいろんな展開を楽しみにしてます!そして、もちろん6月10日(土)&11日(日)の『GREENROOM BEACH』も!


<釜萢さんのお気に入りのお店&スポット>

ナルトトランクス(徳島県鳴門市)
関西近郊のサーフスポットとしても有名な徳島県で作られている、サーフトランクスブランド。工場にショップが併設されてて、自分もナルトトランクスを愛用してます。代表のキヨシは同じ歳で、すごくいいヤツです。

高知県の中村エリア(高知県四万十市)
国内の大好きなスポットの一つで、高知県の中村エリアは何度もサーフトリップに出かけてます。関西圏からも比較的行きやすい場所だから、おすすめですね。


<INFORMATION>

GREENROOM BEACH

日程: 2023年6月10日(土)・11日(日)
会場: SENNAN LONG PARK(泉南ロングパーク|大阪府泉南市りんくう南浜2-201)
主催: GREENROOM BEACH 実行委員会

出演:
2023年6月10日(土)
KREVA / Nulbarich / ALI / SIRUP / SOIL&"PIMP"SESSIONS / TENDRE / toconoma / Tommy Guerrero / ROTH BART BARON / GLIM SPANKY

2023年6月11日(日)
Def Tech / KICK THE CAN CREW / Kroi / Awich / never young beach / GOMA&The Jungle Rhythm Section / YONA YONA WEEKENDERS / yonawa / ego apartment / NIKO NIKO TAN TAN

チケット: 1日券 8,800円(税込) / 2日通し券 14,000円(税込)

【チケットは発売中!公式サイトよりチェック!】
公式サイト:https://greenroombeach.com
Instagram: @greenroombeach
twitter: @greenroombeach
Facebook: @GreenroomBeach

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Profile

釜萢 直起

株式会社グリーンルーム代表。1973年東京生まれ。町田市で育ち、中学生の頃にサーフィンやスケートボードと出会う。以来、サーフカルチャーにどっぷりと浸かりながら学生時代を過ごし、出版社勤務を経て独立。2005年に『GREENROOM FESTIVAL』を立ち上げる。現在、自社で開催するフェスは6本あり、サーフィンのコンペティションや世界的なスケートボードの大会を運営・制作しながら、日本におけるサーフカルチャー・ビーチカルチャーを牽引する。

https://greenroom.co/

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