自らのかっこよさを自らの手で茶化していく、「かずき山盛り」のシャバくないスタイル。

“なにわコスメティックパンクバンド”を標榜する、大阪発のスリーピースバンド「かずき山盛り」。疾走感あふれるメロディックな楽曲に、それを台無しにするかのような歌詞をのせ、ライブステージでは小道具を駆使したパフォーマンスを展開……と、そのスタイルは独特にして唯一無二の存在感を放ちます。2022年7月にはTVアニメのエンディングも決定、さらに11月には音楽番組「バズリズム」で密着されるなど、これから来る、というか多分もう来ている注目株。今回は、なぜ曲はかっこいいのに歌詞でふざけるのか、なぜステージにかもめやラジコンを走らせるのか等々、「かずき山盛り」の全貌を探るべく、イサム(Ba , Vo)、アズマ(Gt)、モリヲ(Dr , Cho)のお三方にインタビューを試みました!

イサムの印象はほんま最悪やったんです。私のほうが学年は上やのに、初対面でいきなりタメ口で。(モリヲ)

まず、皆さんがバンドを結成した経緯からお聞きしていいですか?

イサム:近大の軽音サークルで一緒やったんです。3人ともメロコアが好きで、10-FEETとかSHANKのコピーをやってたんですけど、学校のイベントでオリジナルをやったんですよ。ちょっとちょけた感じの曲を。そしたらそれがめっちゃウケて。

モリヲ:めっちゃではなくない?

イサム:いや、めっちゃウケて。それで、ちょけた延長でレコーディングしようやってなって。で、音源できたら今度はライブやりたいなってなって。

次々に欲が出てきたんですね。

モリヲ:私の知ってるライブハウスに声かけて出させてもらうようになったんですけど、そしたら今度はMV撮りたいって言いだして。

イサム:どんどん悪ノリが進んで、今、みたいな。

ベース、ボーカルのイサム。2年留年し、現在は大学6年生。

最初はイベントだけのつもりだったのが、本格的に活動するようになった感じですか?

イサム:これいけんちゃうんって思ったんですよ。

モリヲ:コピバンの延長でオリジナルやってみたら、色々やりたくなってきて。そしたら、たまたま売れてる人が紹介してくれて、けっこうライブ出させてもらえるようになったんです。

ちょけたオリジナル曲は、イサムさんが書かれたんですよね?

イサム:なんか最初、曲の中でいきなり沖縄民謡鳴ったらおもろいんちゃうん?みたいな電話をアズマにしたんですよ。

アズマ:あったあった。夜中に、これおもろない?ってかかってきて。

イサム:そんで、おもろいなってなって。

アズマ:俺おもろいなって言うた?

イサム:言った言った。それで、「琉球サンライズ」って曲を作ったんですよ。

アズマ:イサムが沖縄旅行に行くっていうんで、テンション上がりすぎてできた曲。

ギターのアズマ。この日は二日酔い。

そんなきっかけで(笑)

モリヲ:あと「Welcome to the かずき山盛り」って自己紹介みたいな曲と、今では使いものにならへん2曲の、4曲ぐらいが最初できたんかな。

バンド名は、どのタイミングで付けられたんですか?

モリヲ:コピバンやってるときに付けました、3人でぶわーっていろんな案を出したなかから2~3個に絞って、友達にこの中でどれがおもしろいか聞いたら、「かずき山盛り」がいちばん多かったんですよ。

アズマ:おもんないけどな。

「かずき山盛り」っていうのは、どこから出てきたんですか?

イサム:あ、由来はちょっとNGなんです。非公開で。

オフィシャルにはされてない?

モリヲ:いえ、ぜんぜん。私とアズマは普通に公表してます。イサムだけです、頑ななのは。

ドラム、コーラスのモリヲ。サークル同期ながら、2人よりは先輩。

では、一応非公開ということにしておきます。オリジナルをやろうと声をかけたのは、イサムさんですか?

イサム:そうですね。コピバンのグループラインで、イベントにオリジナルで出ようやって声かけて。

アズマ:でもモリヲは、最初はサポートメンバーやったんですよ。

モリヲ:あ、そうです。オリジナルやるって決まったけど、私イベントの3日前までハワイに行ってたんですよ。

イサム:俺が沖縄の曲を作ってるときに。

モリヲ:イサムから送られてくる沖縄の曲をハワイで聞きながら、ドラムこんな感じかなって考えて、スタジオで合わせたのは直前1回ぐらい。

モリヲさんは、そこまでモチベーション高く参加されてたわけじゃなかったんですね。

モリヲ:別のバンドもやってたし、最初はほんまに裏方ぐらいの感じでした。この人たちがレコーディングとかライブ出るとか全然わかってないから、話をつなげてあげて、まあドラムも叩くわみたいな。なので、この2人とオリジナルでやるとは微塵も思ってなかったんですよ。でもやってるうちに、意外とこっちが楽しくなってきて、他のバンドをやめて結局こっち一本に。

皆さんのサークルの先輩によると、モリヲさんはドラムが上手くて取り合いだったと聞いてますが、イサムさんとアズマさんは、どうしてもモリヲさんって感じだったんですか?

イサム:そうですね、ぜひぜひお願いしますって感じで。

モリヲ:初めて聞いたわ。イサムの印象はほんま最悪やったんです。サークルでは同期やけど私のほうが学年は上やのに、初対面でいきなりタメ口で。「え、SHANK好きなん?」みたいな。

イサム:尖ってたんです、当時。

アズマ:いや尖ってたっていうか、普通にあのころ性格悪かったで。

イサム:部活やってなかったから。先輩とかおらんかったから。

イサムさんはサークル内では、わりと生意気なキャラだったんですか?

モリヲ:慣れて可愛がってくれる先輩もいましたけど、遅刻ばっかりして、温和な先輩にも怒られてましたね。

イサム:あれ怒られてたんや。空気シビアやなとは思ったけど。

コロナになって、まわりのバンドがどんどんやめていって。それシャバいなと思って(イサム)
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Profile

かずき山盛り

TRUST RECORDS / LD&K RECORDS 所属
イサム(Ba,Vo)、アズマ(Gt)、モリヲ(Dr,Cho)からなる大阪発スリーピースバンド。2019年に1stデモ「琉球サンライズ」、1st EP『暴走天使』、2020年に1stアルバム『CRかずき山盛り』を発表。シングル「かもめのピーちゃん/バイキング行く前におかしたべるなよ」を経て、2021年のミニ・アルバム『R.I.P.かずき山盛り』でデビュー。2022年7月TVアニメ「KJファイル」エンディングテーマ「怪獣ファイヤ」リリース。

YouTubeチャンネル:かずき山盛り

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