楽曲やMVは私たちの身体の一部。ネガティブなマインドから始まった、カメレオン・ライム・ウーピーパイのポップミュージック。

個性的な歌声と鮮やかなオレンジヘアが印象的なVo.Chi-さんのソロユニット、カメレオン・ライム・ウーピーパイをご存知ですか?Whoopies1号・2号という仲間と共に、楽曲制作やライブにとどまらず、MVの企画から撮影、編集、アートワークまで、全てのクリエイティブを自分たちで手掛けています。そんな3人が生み出すのは、ポップでありながらどこか毒っ気のあるサウンド。唯一無二の世界観に、思わず惹き込まれてしまいます。2016年に活動をスタートし、2021年にはSpotifyの「RADAR:Early Noise 2021」に選出。国内外から注目を集め、近年は人気アニメやキッズ番組とのタイアップ曲を担当するなど、活躍の幅を広げています。今回は大阪出身のChi-さんに、音楽を始めたきっかけやWhoopiesとの関係性、地元での思い出などを聞いてきました。4月8日(水)には、FM802で流れるソフト99のラジオCMのために制作した新曲「Perfect」をリリースしたばかり。そちらもぜひ聴いてみて!

どうせいつか死ぬんだからやりたいことをやればいい。そんなマインドで音楽活動をスタートしました。

Chi-さんは大阪ご出身なんですよね。どんな子ども時代を過ごしてきたんですか?

はい、そうです。小学校では器械体操、中学校ではバスケをしていて、スポーツ好きの活発な子どもでした。背は小さかったんですが、おさるさんみたいにずっと動き回っていて、小学生の頃は公園の木に登って遊んだりもしていましたね。友達と一緒にいる時はふざけることもあったけど、めっちゃ明るいタイプではなかったです。今考えると、先生の言うことは聞かないけど特に反抗的でもない、1番扱いに困るタイプの子どもだったと思います。体育の授業中、お腹が空いたから1人でお弁当を食べてたことがあって。先生が教室まで探しに来て、「なんでお前体育やってないんだ」って怒られたんですけど、「お腹が空いてたから」って悪びれもせず返事をしたりとか。悪気があるわけじゃないぶん先生も怒り方が難しくて、行動が理解しづらい生徒だったと思います。

自分が先生だったら途方に暮れちゃいそうです。

もしかしたら怒られることに慣れすぎていたのかも。昔から勉強もできなくて、いろんなことで怒られてきたから、大人の言うことに従う感覚がなかったんですね。テストの点数が低くても何とも思わなかったし。誰に何を言われても何とも思わない感覚は、今も変わらず持ち合わせているかもしれません。

俯瞰して物事を見ている、ちょっとマセた子どもだったんでしょうね。

6つ上に兄、4つ上に姉がいたので、その影響もあると思います。小1の頃に踊ったソーラン節も、めっちゃ気だるそうにやっていました。きっとかわいくない子どもだったんだろうな。

小1で気だるそうな子ってなかなかいないかも。兄妹で遊んだ思い出はありますか?

兄は歳が離れているので機会がなかったけど、幼稚園の頃から姉の遊びについて行ってました。どこかのタイミングでついてこないでって言われたのがすごく悲しかったですね。姉が近所でやってたリレー競走に無理やり混ざったりもしていて、私だけ小さかったから入れてもらえなかったけど、1人で走って食らいついていました。それもあってか、私足がとっても速いんですよ。幼稚園の運動会で、お母さんがびっくりしていたのを覚えています。

高校生の頃は何か部活をしていたんですか?

高校時代はダンス部に入っていました。本当に勉強ができなかったからずっと留年ギリギリで、学年末に先生に頼み込んで、なんとか進級させてもらっていましたね。うちは家の調子があまり良くなくて、小学生の頃からずっと「私って生きてる意味あるのかな」という思いが心の奥底にあったんです。それもあって、どこか投げやりに生きてきたように思います。

Chi-さんは高校卒業後に短大へ進学しますが、中退して音楽活動をスタートします。そこにはどんな思いがあったんですか?

高校を卒業するタイミングで、自分の存在意義により強く疑問を感じるようになったんです。それと同時に、「どうせいつか死ぬなら何でもやっちゃえばいい」みたいなマインドもあって、辿り着いたのが音楽でした。悩んだり細かいことを気にすることもありますが、大きい決断をする時は、基本的にこのマインドを大切にしています。

どうして音楽だったんでしょう?

幼稚園から小学校までピアノを習っていたのと、家族も音楽を聴くのが好きだったので、常に身近に音楽はありました。高校生から洋楽を聴くようになって、バンド経験とかもなかったのですが、なぜか「私ならカッコいい音楽ができそう」という根拠のない自信があったんです。
ダンス部ではヒップホップをしていたので、ヒップホップ系の洋楽はたくさん聴きましたね。ダンスをきっかけに音楽を掘り下げるようになって、魅力に気付いた部分もあるかもしれません。

ちなみに、Chi-さんが影響を受けたアーティストは?

高校時代は、エド・シーランやリアーナを聴いていました。プレイリストのおすすめ曲を片っ端から聴いていたので、そこまでアーティストにこだわりはなかったです。YouTubeでMVを観るのは今も変わらず好きですね。

短大を中退後、上京して音楽活動を始めるわけですが、最初はどんなことから始めたんですか?

ピアノは弾けるんですが、さすがに東京に持って行けないので、とりあえずギターを始めました。めっちゃ行き当たりばったりですよね(笑)。今考えるとめちゃくちゃなんですけど、自分で作ったオリジナル曲をネットにアップしたりもしていて。それを偶然Whoopies1号・2号が聴いてライブに来てくれて、その場で一緒にやろうと誘ってくれたんです。ちょうど彼らも歌ってくれる人を探していて、私もトラックメーカーがいたらいいなと思っていたので、お互い求めているものがマッチして一緒にやることになりました。それが音楽を始めて2ヶ月くらいのことでした。

2ヶ月!!かなり早い段階で、一緒に取り組む仲間を見つけたんですね。

Whoopiesの存在は大きかったですね。本当に出会えて良かったです。最初の1年はなりふり構わず恥をかこうと決めて、嫌なことや恥ずかしいことがあっても気にせず活動していました。ぐちゃぐちゃのままライブハウスに出たり、練習している感覚で路上ライブをしたり、とりあえず行動することで、ちょっとしたことでは動じない度胸がついたと思います。
当時は高校生でアーティストデビューする人も多くて、私は19歳くらいから音楽を始めたのが少しコンプレックスだったんですね。地道にやるより行動や経験でその差を埋めなきゃという思いが強かったんです。Whoopiesは組んだ初期からクオリティの高い楽曲を作っていたので、彼らと対等にやっていくには、私がカマして「こいつやるな」って思わせないといけないなと常に感じていました。

その時期はどんなことをしていたんですか?

毎日渋谷で路上ライブをしたり、みんながあまりやっていない銀座で路上ライブをしたり、衣装や髪をとことん派手にしたり。最悪逮捕されてもいいと思っていたんですが、「さすがにそれはダメだよ」とWhoopiesに諭されて踏みとどまりました(笑)。それくらい強い気持ちで取り組んでいましたね。そうやって活動していると、レコード会社の方が声を掛けてくださることもあって。「1人でやった方がいいんじゃない?」「こうした方がいいんじゃない?」といろいろ意見をくれるんですが、それを全部突っぱねて、自我を突き通していました(笑)。それを近くで見ていたWhoopiesが一目置いてくれて、なんだか嬉しかったですね。

Whoopiesに出合えたのは奇跡かも。今ではなんでも言い合えて、感覚や好きなものがすごく似ている家族以上の関係性です。
123
Profile

カメレオン・ライム・ウーピーパイ

オレンジヘアが特徴的なChi-によるソロユニット。仲間であるWhoopies1号・2号と3人で、楽曲制作からライブ活動、MV制作、アートワークまですべてのクリエイティブを手掛けている。2016年に活動をスタートし、2019年12月に初のシングル「Dear Idiot」をリリース。海外のアーティストとのコラボレーションも多く、最近はアニメや乳幼児向け番組の楽曲も制作している。

Instagram: @chameleon.lime.whoopiepie
YouTube: @CHAMELEONLIMEWHOOPIEPIE
X: @clwp_info
TikTok: @clwp_official
HP: https://clwp.jp/

CATEGORY
MONTHLY
RANKING
MONTHLY RANKING

MARZELでは関西の様々な情報や
プレスリリースを受け付けています。
情報のご提供はこちら

TWITTER
FACEBOOK
LINE