関西スケートシーンの台風の目・SHUJI KAWAGUCHIさん。バイブスが揺れ動く方へ滑り続けた先には、表現者という生業が待っていた。


「イラストもひとつの表現手法」。スケートカルチャーを通じて、何を、どう表現するのか考えるのが面白い。

ー現在はスケートとビデオ制作を『GOOD TIMES』で行いながら、それとは別で個人の活動としてイラストにも情熱を注いでいると。

あくまで個人の活動ではあるものの、スケートボードやその延長線上にあるビデオ制作、イラストの全てが、お互いに良い影響を及ぼしあって、色んな表現ができると考えています。スケートで培ったカルチャーをイラストのテイストに活かしたり、イラストで身につけたグラフィックの技術をビデオで活かしたり。あくまで全てスケートが起点にあって、何を通じて表現するのかの違いだけですね。

ー勝手な印象なんですけど、SHUJIさんのイラストってどこか『ニコロデオン』のようなアメコミチックなテイストが含まれていますよね、

『ニコロデオン』とか『スポンジ・ボブ』とか、カートゥーン調のアニメは小さい頃からよく見ていました!あのふざけている雰囲気が好きなので、自然とイラストも似たテイストを含んでいるのかも。

『IMA:ZINE』での個展に際して描いたイラストがこちら。ポップでヘンテコなキャラクターたちがぎっしりと描き込まれている。

ー他に好きなアーティストとかはいるんですか?

スケートボードブランド『Polar Skate Co』のデザインも手がけるJacob Ovgren。可愛らしいポップなタッチの裏で、バイオレンスやセックス、ドラッグなどをテーマにしたシュールな絵がたまらないっす。汚くて破壊的な感じが個人的にツボです。

ーイラストという表現活動を通じて、何を発信していきたいですか?

人が見て、クスッとでも笑えるようなイラストを描きたいです。でも、スケーターだからスケートに基づいたものとかも描いていきたいなと思ってますね。やっぱりイラストを描いてる時も、頭の中のどこかではスケートのことを考えたりしてますから。

取材後にビデオ制作を行うということで、『GOOD TIMES』のショップライダーであるISSEI(右)と、よく一緒に滑るSHUN(左)も集結。

ースケート・ビデオ・イラストとマルチに活躍するなかで、SHUJIさんの今後のビジョンをぜひ教えてください!

『GOOD TIMES』の視点で考えれば、フルレングスのビデオを作って、もっと多くの人に発信していきたい。今考えているのは、全国のショップを回ったり、ポップアップショップを開いたり、全国をツアーしながら、スケートカルチャーを広めるのはもちろん、僕の周りにいるカッコイイスケーターを見てもらいたい。僕らのスタイルそのものを発信するイメージですね。僕らってやっぱり、滑ること自体が好きなんで、その瞬間を目に焼き付けてもらいたい。

で、個人視点でいうと、引き続きイラストの個展をやっていきたいですね。実は、2月28日に原宿の『kit gallery』で個展を開くことが決まっていて。今はそこに向けて、作品づくりに明け暮れる毎日です。デスクで作業してる時も、滑ってる時も、ずっと考えてますね。

ーいよいよ東京でも!しかもあの『kit gallery』で個展を開くなんて…。僕みたいな常人だと、ビビってやろうと思わないです。

正直、パンチを喰らいたくて。色んな人に見てもらえる環境だからこそ、自分の未熟さも知れるかなと。僕自身、未熟さを知って、精進しようと思うタイプなんです。逆に、今の僕にでも「ここは良かったな」って思える部分もあるでしょうし。

ービデオ制作も、ショップのオープンも、イラストの個展も、何事もやってみて考えるスタイルなんですね。

バイブスが動く方へ滑ってみて、転んでから考えれば良いというか。最近は頭でも考えるようにしてるんですけど、結局やってみないと分からないし、その先の景色は見えてこない。カッコイイとかオモロそうとか、自分の感覚の趣く方にまずは動くことを大切に、これからも精進します!ってことで、ぜひ皆さんご都合あえば、2月28日から3月7日は原宿の『kit gallery』へ!

 


Exhibition Information

OK ALLRIGHT SHUJI KAWAGUCHI SOLO EXHIBITION

SHUJIが長年愛してやまないストリートスケートから感じ取ってきたものや、幼少期から見ていたコメディアニメなどからインスパイアされた”ヘンテコキャラクター”達を様々な手法でPOPに表現。11月に大阪で開催された個展にて展示された作品の一部に、新作を描き加えた巡回展を東京で開催。会場では作品の展示販売のほか、同人物にとって初めてとなるZINEも販売される。

会期:2022年2月28日(月)〜3月6日(日)
時間:13:00〜20:00
場所: kit galley 東京都渋谷区神宮前2-31-3 2F-A
http://kit-gallery.com/


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Profile

SHUJI KAWAGUCHI

1997年生まれ。スケートカルチャーを起点に、ビデオ制作やイラスト制作などアーティストとしてマルチに活躍中。日本のストリートシーンのキーマンであるVERDYがプロデュースする『Wasted Youth』のライダーという一面も。2021年には大阪を代表するセレクトショップ『IMA:ZINE』で個展を開催。次いで2022年2月28日には、原宿の『kit gallery』でも個展を予定している。自身のスケートショップ『GOOD TIMES』はオープンから早1年で多くのスケーターが訪れる名物ショップに。いま、関西のスケートシーンを語る上で欠かせない存在。

Shop Data

GOOD TIMES

大阪府大阪市平野区加美東6-14-34
OPEN:13:00〜20:00
定休日:火曜日

https://linktr.ee/GOODTIMESSKATESHOP

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