楽曲やMVは私たちの身体の一部。ネガティブなマインドから始まった、カメレオン・ライム・ウーピーパイのポップミュージック。


Whoopiesに出合えたのは奇跡かも。今ではなんでも言い合えて、感覚や好きなものがすごく似ている家族以上の関係性です。

Chi-さんといえばオレンジヘアが印象的ですが、いつからそのスタイルなんですか?

2019年12月にリリースしたデビューシングル「Dear Idiot」からずっとオレンジです。こだわりがあるとかじゃなく、美容師さんにおすすめされたからやっています。当時オレンジの人があんまりいなくて、美容師さんがわざわざ蛍光カラーのオレンジを海外から取り寄せてくれたんです。いろんな髪色を試したけど、1番しっくりきたのでずっとこの色にしていますね。
私は色落ちした薄いオレンジもかわいいと思うんですが、1度ラジオに出演した時、「気合いを入れてる時はオレンジが濃いんです」みたいな話をしちゃって。髪色が落ちてる時にライブに出たら、「今日は気合いが入ってなかったですね」っていうDMが来ちゃって、そこから髪色には言及しないようにしています。今日手を抜いてんのかなって思われたら嫌なので。全然そんなことないから、どちらの私も受け入れてもらえたら嬉しいです。

ファッションにまつわるお話も聞きたいです。衣装も自分たちで用意しているんですか?

今日の服は、4月5日(日)の『Morning River Summit 26』でも着用していた衣装です。シャツは、大好きな古着屋さんのリメイク商品ですね。自分で古着を切ってリメイクすることも多いです。最近は、ネットで安い靴を買ってスプレーで染めるのにハマっていて、その方法を編み出してから衣装を考えるのが楽しくなりました。

シャツの下に来たシースルーのインナーは、自身がモデルを務めたブランドのもの。シューズはリメイク商品だそう。
指輪をたくさん付けた手元もかわいい。

とっても楽しそう!衣装以外も手作りすることが多いんですか?

MVの小道具を粘土で作ったりとか、自分たちでできることはやっています。何かを作ったり既存のものに手を加えたりするのは好きですね。

MVも自分たちでディレクションして作っているとか。

そうですね。カメラも自分たちで回して撮影しています。手伝ってくれる方もいるのですが、3人しかいない時は3人で撮っています。楽曲もMV制作も、自分たちで完結できるのが私たちの強みです。

いろんなMVがありますが、特に気に入っているものはありますか?

全部お気に入りなのですが、印象深いのは「Crush Style」ですね。めちゃくちゃ狭いレンタルルームで撮ったので、やれることがなさすぎて、撮影時間がすごく短かったんです。たぶん2時間くらいだったかな。私は撮影を巻くのが好きで、こんなに巻いたのにかわいいMVができたっていうので大満足しました(笑)。集中力がないので4時間が限界で、Whoopiesに「こんなのどう?」って聞かれても、「もうたくさん素材あるし、いいんじゃない?」ってすぐに撮影を終わりにしちゃう。MV撮影の終盤は、いつもすごい空気になっちゃいます(笑)

それは意外でした(笑)。MVを作る時はみんなで話し合ったりイメージを持ち寄ったりするんですか?

いつも同じ作業部屋で過ごしているので、こういうのにしようかという話は日常的にするんですが、メインとなる軸やコンセプトは私が決めて、Whoopiesにアイデアをもらいながら固めていきます。彼らが私の感性を信じてくれて、何を言っても肯定してくれるので、すごくありがたいなと思います。

わ〜それはすてきな仲間ですね。

私にとってはありがたいです。今はAIを使った動画作りに挑戦していて、私のイメージを形にしようとWhoopiesが頑張ってくれています。1号はいろいろ意見をまとめて、アイデアをたくさん出してくれる。2号はAIを勉強したり編集系を担当してくれる。それぞれなんとなく役割が決まっています。

WhoopiesがChi-さんを見つけなかったら、一緒に活動することもなかったですもんね。すごい巡り合わせだなと思います。

私、昔から異常に運が良くて。奇跡的なことがたくさん起きるんです。私もWhoopiesも人見知りで、最初の3年間はあんまり仲良くなかったんですよね。今ではなんでも言い合えて、感覚や好きなものがすごく似ている、家族以上の関係性になれています。言葉じゃ言い表せない部分が似ているので、そういう仲間と出会えてありがたいし、一緒に音楽ができて良かったなと思います。

大きなケンカをしたことはありますか?

私が年1くらいで「もう辞めようかな」って言い出すので、それを1号がめっちゃ止めてくれるとかですね。音楽をやるために必要な仲間として集まっているから、細かい意見の食い違いはあるけど、ケンカという概念はないかもしれないですね。

海外のアーティストとのコラボレーションも多いですよね。

そうですね。大体Spotifyで私たちの曲を聴いて、インスタで「一緒にやろうよ」ってDMをくれます。お声掛けいただく機会は多いのですが、実際にリリースまでこぎつけたのは5組くらいですね。私たちは楽曲制作もレコーディングも全部自分たちでやれるので、レスポンスも早くできてコラボレーションは得意な方だと思います。

自分たち以外のエッセンスを加わることに関しては、どんな風に感じていますか?

PESさんとコラボする機会もいただいて、それも刺激的だったのですが、海外の方はそもそもの考え方や常識が私たちと全然違うのが面白いです。主張も強いから大変だなと感じることも多いのですが、海外でライブをしたりコラボレーションをしたりするたびに、自分の感覚が更新されていくように感じます。
1度アメリカのギタリストとコラボした時、私たちが曲を送ったら、全然違う曲にアレンジされて返ってきたことがあって。サビの位置まで変わっていて、Whoopiesと一緒に聴いてめっちゃ笑いました。だけどこれはこれでいいよねってそのまま進めたんです。自分たちにはない感性が加わるのってすごく興味深いなと思います。

変えられてしまって嫌だ、とはならないんですね。

こだわりは強いけど、凝り固まってしまうのは避けたいなと。少人数で活動しているぶん、自分たちの“好き”に寄りすぎると、似たような作品ばかりになっちゃうリスクもある。だからこそ、なんでも一度やってみる柔軟な姿勢こそ、カメレオン・ライム・ウーピーパイらしさなのかなと思います。ファーストアルバムを制作した時も、自分たちなりにさまざまなことに挑戦しました。正直、一貫性があるのか不安だったのですが、いざ完成して聴いてみると、どの楽曲にもちゃんと自分たちらしさが宿っていて。3人で作っている限り、どんなアプローチでも自然と自分たちのカラーがにじみ出るんだと思います。

Chi-さんが思う、カメレオン・ライム・ウーピーパイの魅力って?

ダサくてカッコいいところかな。みんな人見知りの内弁慶なので、誰かに指示するのが極端に苦手で。それもあって、自分たちだけで楽曲やMV制作が完結できるようにしているんです。それが私たちにしか出せない個性につながっているのかなと思います。
楽曲やMV、アートワークは全部独学で、もともと持ってる自分たちの感覚を頼りに作っているところもあって。プロの方なら切り捨ててしまう部分も、私たちは気にせず使っちゃう。そんなちょっと違和感のあるものが好きなところも、自分たちらしさなのかなと考えています

ずっと3人でやってきているからこそ、濃いものが作れているんですね。

歌詞は本当に思っていることしか書かないし、MVもカッコいいものしか作らない。まだ誰にも知られていない時からずっと、自分たちが最高だと思えるものだけをリリースしてきた自負はあって。楽曲やMVは自分たちの命というか、身体の一部みたいな感覚です。だから、それが評価されたりいいねと言ってもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです。

カメレオン・ライム・ウーピーパイの作品は、どれも自分たちの身を削って作っているものなんですね。最近だと、TVアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系列)や乳幼児向け番組『シナぷしゅ』(テレビ東京系列)の楽曲も制作されていました。

タイアップ系もちょこちょこやっていますね。番組の担当者がカメレオン・ライム・ウーピーパイを好きでお願いしてくれることも結構あって、そんな話を聞くと嬉しくなります。今年で結成10周年なんですが、ずっと立ち止まらずに走り続けてきて良かったなと。誰も欠けずに同じメンバーでやってきて、いろんなことがあったけど、私たちにしかできない音楽がやれているなと感じます。

きっと走り続けてきたからこそ、今のスタイルに辿り着いたんですよね。

音楽をやっていると、解散やメンバーの入れ替えも珍しくないけど、変わらないメンバーでやれてることが奇跡だなって思います。ストリートでやってる時代に見つけてもらって以来、マネージャーさんもずっと変わってなくて。PAさんも初めての時からお願いしている方ですし。少しずつ、信頼できる仲間が増えていますね。

4月8日(水)にリリースした新曲「Perfect」はカーライフがテーマ。自分が正しいと思う道を進めという想いも込めています。
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Profile

カメレオン・ライム・ウーピーパイ

オレンジヘアが特徴的なChi-によるソロユニット。仲間であるWhoopies1号・2号と3人で、楽曲制作からライブ活動、MV制作、アートワークまですべてのクリエイティブを手掛けている。2016年に活動をスタートし、2019年12月に初のシングル「Dear Idiot」をリリース。海外のアーティストとのコラボレーションも多く、最近はアニメや乳幼児向け番組の楽曲も制作している。

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