日々の一瞬一瞬がメモリアル!好奇心をスパイスに、人生を全力で楽しむ<TACOS VARIAR>ナホさんのポジティブな生き方について。

今回インタビューしたのは、ポップアップを中心に展開する出張タコス屋<TACOS VARIAR>のナホさん。ブロガーや読者モデルとして活躍していた過去を持つ彼女は、9月に開催される『GREENJAM』の運営メンバーであり、さらには間借りのおばんざい屋『おばんざい 熊猫(パンダ)』の女将も務める……、というバイタリティ溢れる性格の持ち主。好奇心の赴くままにさまざまなことにトライし、人生を全力で楽しむナホさんに、これまでのことやご自身の生き方について伺いました。明るくてポジティブ、そして興味のあることをとことん突き詰めるエネルギッシュな人柄に、みなさんもぜひ会ってみたいと思うはず!記事を読んで気になった方は、ぜひナホさんのInstagramをチェックして<TACOS VARIAR>が参加しているイベントに足を運んでみてください‼︎

15歳にして念願だった古着屋のスタッフに。興味の赴くままに、気になることがあればとことん追求しています。

ナホさんはいろんなイベントで、出張タコスをされていますよね。私は学生時代に読んでいた『ガールズスタイル』で読者モデルとしてナホさんをお見かけしていて、ファッションではなく飲食をフックに取材させていただくのが少し意外な気もします。

確かに以前はファッションが活動の軸だったかも。15歳の頃からアメ村の古着屋で働いて、19歳までいろんな古着屋を転々としていました。最初に働いたのは、「I♡NY」のショッパーが有名な『ビッグアップル』で、そこでは店長も経験しました。あとは『マグネッツ』や『ポコ』っていう古着屋とか……。とにかく古着が大好きでした。

15歳から古着屋で働かれていたと。ショップスタッフとしては、かなり早いスタートですね。

通信制の高校に通いながら働いていたんです。中学生の頃から絶対に古着屋で働こうと思っていて、はなから高校には行かないって決めていました。

どんなことに影響を受けて古着を好きになったんですか?

雑誌『Zipper』のモデルとして活躍していたYOPPYが大好きだったんです。超カリスマって感じで憧れていて、私もYOPPYになりたい!と追いかけていくうちに、彼女の行きつけだった『無国籍百貨』という古着屋を知ったんです。

ー『無国籍百貨』は、MARZELでも以前取材させていただいたモマさんが働いていた古着屋ですね。

そうなんです。中学もあまり行かずに通ってたら、当時スタッフだったまいふぉん(=モマさん)と仲良くなって。YOPPYとまいふぉんは、私にとってスーパーカリスマ。この人たちみたいになりたいと強く思っていました。特にまいふぉんは、いろんな友達を紹介してくれて、『ビッグアップル』も彼女の紹介で働くことになったんです。幼かった私の世界を広げてくれて、本当に感謝しています。

お2人が友人だとは知ってましたが、まさかそんなに長いとは。びっくりしました。

その後もいろんな古着屋を転々として20歳で結婚・出産し、大手のアパレルに10年ほど勤めました。本当は古着屋を続けたかったけど、シフト的に無理があったので断念したんです。

アパレルに少しずつ飽きてきた頃かな。地元であり、ずっと住んでいる伊丹で、『GREENJAM』という音楽イベントがあることを知ったんです。直感でおもしろそう!仲間に入りたい!と思って。アパレルを辞めて、イベントを運営している人と関われるよう考えて、そしたら今日の取材場所でもある『もぐらカフェ』に辿り着きました。このビルは<GREENJAM>の方が運営していて、カフェはその共同代表が店長をしているんです。誰も知り合いがいなかったから、5年前くらいから1人で飲みに来て、3年前に運営メンバーの一員になりました。タコスのポップアップもその頃からスタートしたんです。

今回取材場所として使わせていただいた『もぐらカフェ』。<GREENJAM>メンバーたちの憩いの場でもあるそう。普段は日替わりの間借りのカフェとして営業中。

すごい行動力ですね。新しい世界に踏み出すことへの躊躇はなかったんですか?

その時、子どものバスケクラブやPTAの役員をしていたんですが、そろそろ自分のために時間使いたいなと。興味がいろんな方に向いてる時期で、好奇心しかなかったかな。古着の卸もやったし、アパレルがお休みの日はカフェやスロット専門店でも働きました。なんせ暇が嫌いで。

スロット専門店が気になるところですが……(笑)。とりあえずめちゃくちゃ忙しくされてたんですね。

その頃から、忙しくないと逆に落ち着かない体になっていました。以前は仕事を休みたいとか1日中寝てたいとか考えることもあったけど、いつの間にか自分の世界が開けてきて、とにかく今日を無駄にしたくないと思うようになったんです。今は一瞬一瞬を全力で生きていて、まさに毎日がメモリアルって感じ。

毎日がメモリアル、とっても良い言葉ですね。具体的に、世界が開けた瞬間はあったんですか?

ターニングポイントは何度かあるけど、子どもが生まれて2年目くらいから読者モデルをやっていて、その影響もあると思います。いろんな経験させてもらう中で、もう少し自分を試したいと思うようになって、とりあえずやってみようっていう“試し癖”がついたんです。

“試し癖”とは?その頃、他に何かトライされたんですか?

こちらはブログをされていた頃、<モマパッチワーク>のモデルをされた時の一枚。

気になったら躊躇せず、なんでもやってみていました。昔ゾゾタウンが運営していたゾゾピープルっていうブログを誰にも言わず始めるとか。今考えると、自己承認欲求の塊みたいなブログだったけど(笑)。そしたら全国の人気ブログランキングで上位になって、おかげでスタイリストや古着コーディネーターの仕事をいただきました。

ママ読モをしていた頃の一枚。とっても可愛いです〜!
古着をMIXしたスタイリングを組んでECサイトで販売する「古着コーディネーター」としても活躍。

ゾゾピープルは知っています。私もナホさんのブログを読んでましたよ!

え!めちゃ古参ですやん(笑)。ありがとうございます。その時知り合った方もたくさんいらっしゃいますし、やっぱりやってて良かったなぁ。ママ雑誌の『HugMug』や『nina’s』のスナップや企画にも呼んでもらって、もっといろいろできるんちゃうかって思ったんです。それと同時に、「別にファッションにこだわる必要はないのかも」とも考えていました。アパレルで働きながら、普段は別のファッションを楽しむのってお金がかかるし。そう考えた結果、飲食や!フェスや!音楽や!って。ファッションとは違う方向に振り切ることにしたんです。<GREENJAM>の運営メンバーになったのもその頃で、おもしろいと思う自分の直感を信じて、興味の赴くままに行動しました。

イベントにマッチするタコス作りがコンセプト。最近は間借りのおばんざい屋も始めました。
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Profile

ナホ

伊丹市出身&在住、高校2年生の息子を持つママ。15歳からアメリカ村の古着屋で働きながら、ディープなカルチャーにどっぷり浸かった日々を送る。結婚後は子育てをしつつ、ブロガーやファッション誌の読者モデルとして活躍。やがてストリートフードに興味を持ち、さまざまなイベントで出張タコス<TACOS VARIAR>を展開。最近は伊丹『モグラカフェ』を間借りして、第2&4木曜日にタコス、毎週月曜に『おばんざい屋 熊猫』もスタート。

Shop Data

TACOS VARIAR(通称:タコバリ)

ナホさんが手がけるイベント出店限定のタコスショップ。トウモロコシ粉100%の自家製トルティーヤを使用し、その時々の音楽や主催者の好物に合わせた逸品をサーブ。出店やケータリングの依頼はInstagramのDMから。

Shop Data

もぐらカフェ

伊丹のサンロード商店街に面したレトロビルの2階に佇む、<GREENJAM>が運営するカフェ&バー。曜日によって店長が変わる間借り営業を行っており、訪れるたびいろんな出会いがあるのも楽しい。DJブースを設置し、音楽イベントなども実施。

兵庫県伊丹市中央4-5-10 GREENJAM BUILDING 2F
TEL/072-764-6532

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