大阪・新町に今年オープンしたばかりの古着屋＆ヘアサロン『beeens』ってご存じですか？こちらは、アメリカ村の古着屋『CHAPPIE』出身のピーナッツさん（写真左）と、大阪市内に展開するヘアサロン『CACHE』出身の人気スタイリスト・マミちゃん（写真右）が開いたショップです。彼らは2年前に結婚し、夫婦でお店を始めることに。しかし、ショップの開業を計画中にマミちゃんの妊娠が発覚！ポンポンに膨らんだおなかを抱えながら、古着の買い付けやオープン準備に奮闘したそう。美容師としてのカリスマ性はもちろん、飛び抜けたファッションセンスも注目されているマミちゃん。一方で、どことなく適当そうに見えるけど、実は今後のこともしっかり考えている（？）ピーナッツさん。そんな2人の得意を掛け合わせた先にはどんな景色が待っているのか。大きな目標に向かって走り始めた彼らを、ぜひチェックしてください！

今年6月に古着屋、7月にはその向かいにヘアサロンをオープン！まさかおなかに赤ちゃんがいる状態でお店を始めるとは思いませんでした。

まずは、2人の出会いを教えてください。

マミ：初めて会ったのは、6年ほど前の古着屋『JAM』の周年イベントです。

ピーナッツ：僕は前職の『CHAPPIE』のみんなと一緒に、マミちゃんは『CACHE』の同期と一緒に来ていて。その同期の子と偶然知り合いで、マミちゃんのことも友達のインスタで見て知っていたので話すようになったんです。

マミ：そこでの出会いをきっかけに付き合って2年前に結婚しました。今はおなかに赤ちゃんもいて、生まれるまでもうすぐです。妊婦の状態でお店を始めるなんて想像できなかったけど、なんとかオープンすることができました。

結婚当初から、2人でお店をしたいというビジョンはあったんでしょうか？

マミ：一緒にということまでは考えてなかったけど、私はいつか独立してお店を持ちたいと考えていました。

ピーナッツ：僕はもともと独立願望があるタイプじゃなくて、『CHAPPIE』を辞めるのを意外に思った常連さんもいたと思います。『CHAPPIE』はめっちゃ好きで入ったお店やし、このまま働いててもいいかなとも思ったけど、マミちゃんがおるならやっていける可能性はあるぞと。僕の周りには尊敬できる先輩もいっぱいおって、それこそ『CHAPPIE』みたいな王道の古着屋をやるのは無理かもしれない。やけど僕らなりのスタイルを持った店を、マミちゃんとならできるんじゃないかと思ったんです。しかも、レディースの古着は『CHAPPIE』時代にしごかれてたから、ある程度良いものを集められる自信もありました。

マミ：店内に古着をちょこっと置いてる美容室はたくさんあるけど、美容室と古着屋をどちらもプロがやっているお店って意外となくて。そこを狙いたいっていう考えもありました。

ピーナッツ：2人で店をやるって決めて、『CHAPPIE』のオーナーさんにそれを正式に伝えた次の日からは、「僕、店やるんっすよ」ってとにかく色んな人に言ってましたね。口に出したら絶対実行せなあかんようになるから、自分を追い込む意味も込めて。この作戦は『CHAPPIE』に入る時も使ったんです。「『CHAPPIE』で働くんで」ってお客さん時代に言いまくって、実際に働かせてもらったし。僕は古着屋で、マミちゃんは美容室。基本、自分の得意な方を主に担当しています。

マミちゃんは、どんなサロンにしたいかプランはあったんですか？

マミ：コンセプトをしっかり決めてたわけではないけど、1人より誰かと一緒に働きたいなって。私はおなかに赤ちゃんがいるのでしばらく産休に入るんですが、その間は別のスタッフの子にお店を任せる予定です。最初はその子と2人で頑張って、少しずつスタッフの数も増やしていけたらと思っています。

マミちゃんのお客さんって、マミちゃん自体に憧れてる子が多い印象があります。

マミ：お客さんにそう言ってもらえることはあるけど、自分ではあんまりわからないかもです。

人と接する上で心がけていることってありますか？

マミ：それで言うと笑顔かなぁ。できるだけ笑顔を心がけて、親しみやすく振る舞うようにしています。私はめっちゃハッピーな明るい人ってわけじゃなくて、割と冷静だし落ち着いてる性格なんです。写真で見るとキャピキャピしてるって思われがちやから、実際に会うと印象が違うかもしれません。

スンッとしている美容師さんって、カッコいいけどなんとなく近寄りがたいですもんね。マミちゃんの笑顔には、人を惹きつけるパワーがあるのかもしれないです。