若手お笑い芸人、コウテイの九条ジョーとTMCのイーグル野村がコラボ!撮影の感想と2人の出会い、これからのこと。 【後編】


2人でブランドプロデュースができたら最高! 賞レースをきっかけに、もっと高いところで一緒に仕事をしたい。

2人は知り合って4年目くらいですよね。互いに当時より知名度も上がっていると思うのですが、印象の変化とかってありますか?

イーグル:今はいろんな意味で楽になりましたが、当時は自分の思うようにいかない日々が続いていて。接客もしてたけど人見知りだったし、ストレスで正直かなりキツい時期もあったんです。そんな中で、気を遣わず素で話せる九条の存在は大きかったですね。

九条:僕も最初は少しスイッチを入れて喋ってたんですけど、少しずつ関係性を深めていくうちに、イーグルには僕のことを全部知ってもらって大丈夫だと感じたんです。今はフランクに過ごせる、ただの友達になりました。裸は見てないから大事なところだけ知らないけど、それ以外は全部知っています。どういう人間性で、どこ出身で、家族構成とかも全部。

イーグル:九条は芸人だけど、映画やドラマの俳優をしたり執筆活動をしたり、僕より遥かに多岐にわたる活動をしていて。この前も年末の単独ライブを配信で買って観たけど、いろんな経験を経て、以前の彼と比べて表情に磨きがかかってるように感じました。

九条:イーグルもそんなの言えるようになったんやな。いいこと言うねぇ。

九条さん自身、“演じる”のは得意なんですか?

九条さん曰く、「一番普段の自分に近いスタイルです」。

九条:以前は本名で活動していて、5年前に“九条ジョー”に改名したんです。それから“九条ジョー”とはどんな人間なのかを必死に考えて、毎日コントしながら生活してるような感覚はありますね。ちょっとジョーカーみたいな話なんですが、何が正解かわからないから、どこかで気疲れしているし少し怖さもあります。本当に心の許せる友達がいないと、爆発してしまいそうになるかも。家の扉を開けた瞬間から、“九条ジョー”を演じないといけなくなった。芸名を手に入れた瞬間から、意識的にいろんなことを変えました。

そういえば、イーグルさんも同じようなことを言ってましたよね。“イーグル野村”という名前をつけてもらってから……。

九条:やっぱりそうや。我々陰キャは、そうでもしないと外での交流ができないんです。自分を大きく見せないとダメなんですよ。

イーグル:本当にそうです。僕も“イーグル野村”って命名される前は、鳴かず飛ばず過ぎて誰からも覚えてもらえなかったので……。

九条:みんなそうなんかもね。いろいろ探しながら、自分を見つけていくんですね。でも変えて良かったし、本名だったら今回みたいな撮影もできなかったと思いますよ。こんな格好してたら、街も歩けんのちゃうかな。写真見てると堂々としすぎてるわ。“九条ジョー”という人間を長いこと演じているからですね。全部カッコよくて、ほんとに最高です。

今後、2人で一緒にやってみたいことはありますか?

九条:イーグルと組んでブランドプロデュースができたら最高ですよね。<グッチ>とか<シャネル>みたいに、僕がデザインしたバッグとかが街中で見られたらいいなって。ロゴは「ズィーヤ☆」の“Z”で。

イーグル:「ズィーヤ☆」の“Z”ね。かっこいいかもな。

九条:あとは2人でちゃんと古着屋を巡ったことないんで、いろいろ連れて行ってほしいですね。この間カンテレの番組に出演する時、イーグルにスタイリストをお願いしたんですけど、そんな感じで一緒に仕事していけたらいいなと思います。いつもほんま助かってるわ。

イーグル:そう言ってもらえるとありがたいですね。ジャンルは少し違いますが、九条は<THE モンゴリアンチョップス>のお2人と同じ“表現者”だと思うんです。今の職場で5年働いて、僕にはそういう人(表現者)と働く術みたいなものが、なんとなく身についてきたのかなと。そういう経験を生かして一緒にやっていけたらいいなと考えています。

九条:2人でいろいろできたら理想ですね。絶対スタイリストやってもらお。東京ひよりそうやけどいける(笑)?

イーグル:僕、今日の撮影も緊張してるくらいの小心者なんで。東京のテレビ局とかめちゃくちゃギラギラしてそうやし……。

九条:ギラギラしてるよ、すごい街よ。僕は将来まだどこで仕事するかわからないけど、東京も見据えてるっちゃ見据えてるんで。今は関西のレギュラーが多いから気軽に動けないけど、賞レースとかをきっかけに、もっと高いところで一緒に仕事できたらいいよな。

イーグル:僕もそう思うわ。


MARZELとしては初の試みとなるファッションシューティング、楽しんでいただけましたか? 連載中の「イーグルチャレンジ」第2弾を兼ねて行われたこちらの企画。スタイリスト兼モデルを務めるという新鮮すぎる経験に、イーグル自身もドキドキと不安でいっぱいだった様子……。でしたが、帰路に着く彼の表情には、今まで見たことのない疲労感と達成感が滲み出ていました。仕事の合間をぬって準備を進め、立派に大役を果たしてくれた彼に、最大級の賛辞と感謝を伝えたいと思います。

第1弾からかなり期間が空いてしまいましたが、今後も「イーグルチャレンジ」は継続する予定です。果たして次はどんなことに挑むのか?! そして九条さんと2度目の共演はあり得るのか、はたまた2人が目指すブランドプロデュースもチャレンジ企画として密着できるのか……?! いずれにせよ、今後も温かく見守っていただけると幸いです。

ご協力いただいたコウテイの九条ジョーさん、改めてありがとうございました。また一緒におもしろいことができますように!

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Profile

九条ジョー

NSC 35期生、大阪よしもと所属のお笑い芸人。同期の下田真生と<コウテイ>というコンビを組んでいる。

今年放送された『ロンドンハーツ(テレビ朝日)』の「私服-1GP」で2位に、「よしもと漫才劇場 オシャレ&ダサい芸人ランキング」で優勝した経験を持つなど、お笑いだけでなくファッションセンスにも定評あり。月に3回単独ライブを開催しており、MBSラジオ『コウテイの銀蛾・流電音(毎週木曜25:30〜放送)』のパーソナリティーも務める。好物はハリボーのグミで、コンビニなどではあまり見かけないピーチ味がお気に入り。

Profile

イーグル野村

石川県出身。端正な顔立ちが特徴の<THE モンゴリアンチョップス>の看板スタッフ。

九条ジョーとは2018年に知り合い意気投合。最近では、九条がTV番組に出演する際のスタイリングを担当するなど、少しずつ活躍の場を広げている。よく訪れる古着屋はアメリカ村の『十四才』。

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