ヤンキーたちのアツすぎる青春を描いた人気漫画『OUT』が、品川ヒロシ監督によって実写映画化!出演する倉悠貴さん、水上恒司さんに、作品への想いや見どころ&大阪にまつわるエピソードをインタビュー!


(お互いの第一印象は?) 最初はこんなふうじゃなかったんですよ。もっと謙虚で、ちょっと猫みたいな。(倉) 主演なんだから、もうちょっとシャキッとしたほうがいんじゃないのかなって思ってました。(水上)

お2人ともすごく仲の良い雰囲気なのですが、今回の作品で初めてお会いになったんですよね?お互いの第一印象をお聞かせいただいてもいいでしょうか?

:最初はこんなふうじゃなかったんですよ。もっと謙虚で、ちょっと猫みたいな。

水上:猫!?

:いや、なんか丁寧な感じで、「よろしくお願いします、頑張っていきましょうね!」みたいな。それが、撮影が進むにつれて、体と共に気持ちも大きくなっていって。

水上:役を作っていきました。

体も態度も大きく(笑)。水上さんはいかがですか?

水上:もうちょっとシャキッとしたほうがいんじゃないのかなって思ってました。主演なんだから。

:なんか僕自身は、主演っていう自覚があんまりないんだよね。

撮影期間は約2か月と伺っていますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

:そこは一応、主演ということで意識はしていて。

水上:意識してるじゃん!

:まあ一応ね(笑)。でもみんな年が近い上にこういう題材なのでバチバチするかと思いきや、緊張感はありつつも楽しい現場でした。もちろん、同世代の役者が集まるからこそ、あいつには負けねーぞっていう気持ちもお互いあったと思います。でもやっぱり僕がピリピリしていたら最悪の現場になってしまうので、緊張感を保ちつつ、でも楽しい雰囲気にはできたので、そこは僕の手柄かなと。

主演ならではの気遣いをされていたんですね。水上さんは現場にいらっしゃって、倉さんの作ってくださった雰囲気はどのように感じておられましたか?

水上:必死に空気感を作っているところを見てるのが面白かったですね。頑張ってるなあって。

:いやいや、頑張ってはないよ。

水上:でも、まわりに委ねるのがすごく得意というか、そこが持ち味の倉くんなので、スタッフもそうですし僕らまわりのキャストもしっかり支えたいと思いましたし、そんな倉悠貴くんと一緒に芝居をするのはみんなすごく楽しかったと思います。

(この作品の見どころは?) 身も心も削りながら撮ったアクショシーンですかね。(倉) 観終わって「あいつらアホだったなあ、俺はちゃんと生きよう」って思ってもらえたら。(水上)
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Profile

倉 悠貴

1999年12月19日生まれ。大阪府出身。

学生時代に地元の大阪でスカウトされ、その年のドラマで俳優デビュー。『夏、至るころ』(20)『うみべの女の子』(21)『窓辺にて』(22)など出演作多数。NHK連続テレビ小説「おちょやん」(21)では主人公の弟役を演じ、大きな話題を呼んだ。2023年は、ドラマ「犬と屑」(23)では地上波ドラマ単独初出演を果たし、映画『禁じられた遊び』『こいびとのみつけかた』が公開中。

Profile

水上 恒司

1999年5月12日生まれ。福岡県出身。

2018年、ドラマ「中学聖日記」で俳優デビュー。主な出演作は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(21)、「うちの娘は、彼氏が出来ない!!」(21)、「管理官キング」(22)、「真夏のシンデレラ」(23)、映画『望み』(20)、『そして、バトンは渡された』(21)、『死刑にいたる病』(22)など他多数出演。2022年9月より水上恒司として活動開始。2023年後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」に村山愛助役で出演。

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