愛嬌たっぷりの小さなぬいぐるみにときめいて。ぬいぐるみ作家「tick’n’tack」のaska.さんに聞いた、もの作りの原点とぬいぐるみへの深い愛。


いつか民博で作品を展示するミニチュア民博をやってみたい。6月23日(金)から3日間、STAND MAGで出版記念イベントを開催します!

今後やってみたいことはありますか?

目標は、民博(国立民族学博物館)で展示をすること。民博にある展示品を私のぬいぐるみで再現して、ミニチュアの民博をやってみたい。私、1日中過ごしても飽きないくらい民博が好きなんです。海外の民芸品はもちろん、架空の生き物にもめっちゃ興味があって。例えば東洋における龍と西洋におけるドラゴンって、形は似てるけど全然違う存在なんです。その地域独特の感性が組み合わされて、キャラクターが固まっていくのがおもしろいなぁと。民博に行くとインスピレーションの源になるような展示がたくさんあって、いい意味でいつも胸焼けして帰ってくるんです。昔のものや人にリスペクトを込めつつ、ぬいぐるみとして甦らせてみたいです。

あとは絵本も作ってみたい。私のぬいぐるみに通ずるような、ちょっとクスッと笑える絵本。周りにも勧められるので、ぜひ作れたらと思っています。テレビ東京の「シナプしゅ」とかNHKの「Eテレ」とか、ストップモーションを自分で撮るのも好きだから、そういう映像作品にも挑戦してみたい。少しずつ活動の幅が広がったら嬉しいですね。

6月23日(金)から25日(日)まで中崎町のSTAND MAGで初出版を記念したイベントを開催するんですよね。

「その時はどうぞよろしく」という3日間限定の出版記念イベントになっています。本に登場した子たちの元になったぬいぐるみ111体や「ビグノーズ」と名付けたお鼻の大きな新しいおともだちも販売します。ちなみに作品は全て抽選販売です!ワークショップもしたいと思っているので、興味のある方はぜひお越しください!

イベントで販売予定の「ビグノーズ」シリーズ。大きなお鼻が最高にキュートです。

6月末にはガチャガチャの第2弾もリリースされる予定ですね。

そうなんです。第1弾ではフロッキーマスコットのキーホルダーを作りましたが、今回はサイズを大きくして肌ざわりのいいふわふわの質感にアップデートしました。「ガチャガチャを作ってみませんか?」と最初に連絡が来た時も、自分の作品が量産品になることに抵抗があったんです。だけど値段が本物と全然違うから、もっと気軽に遊んでもらえるようになるしお小遣いを貯めてる子どもが買えるのもいいなって。この記事が出る頃には発売されていると思うので、もしガチャガチャコーナーで見かけたら、回してくれると嬉しいです。

6月末にガチャガチャとして登場するぬいぐるみキーホルダー。実物がふわふわになってサイズアップしています。
実は伊藤潤二先生が大好きとのこと。
お絵かき帳を覗くと、愛らしいイラストに混じって怪しげな生き物たちが!

<aska.さんのお気に入りスポット>

味付万博(大阪市北区北新地)
友人がやっている日本酒と鉄板焼きのお店。日本酒のラインナップ、料理、接客どれをとっても満点の日本酒酒場。店内はいつも笑顔に溢れていて元気をもらってます。

大塚屋(大阪府吹田市江坂)
ビル丸ごと一棟が生地だらけの大型ファブリック専門店。一般的な生地からマニアックな生地まで布好きにはたまらない場所。昔から変わらないショッパーのイラストも良き◎。

エッセンキタムラ(大阪市淀川区塚本)
創作多国籍料理の立ち飲み屋。こちらも友人がやっていてどの料理もこだわりがあり、中でもよだれ鶏が絶品!女性1人でもふらっと入れるおしゃれで気さくなお店です。


<INFORMATION>

その時はどうぞよろしく

日時: 6月23日(金)〜25日(日) 12:00〜19:00(25日 〜18:00)
場所: STAND MAG (大阪市北区中崎西1-7-13 オーハイツ)
Instagram:@stand_mag

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Profile

aska./tick’n’tack

高知出身、大阪在住。関西を中心に、海外でも展示を行うぬいぐるみ作家。落書きのようなイラストを元に作るぬいぐるみは、想像を超えるコンパクトなサイズ感で「思っていたよりも小さい」と話題。世界中に熱狂的なファンを持ち、手掛けた作品は販売と同時に即完するほど。

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