つかず離れずの距離感が心地いい。小学生からの幼馴染コンビ<Aマッソ>がテレビ東京とタッグを組んだライブ『滑稽』の大阪開催に先駆けて、色々と話を聞いてきました!


大阪時代は住吉大社でよくネタ合わせをしていて。警備員にしょっちゅう怒られてました(笑)

<Aマッソ>というコンビ名は、どうやって付けたんですか?

加納:有名なお寺につけてもらったな。

村上:一番いい画数でって言ったら<Aマッソ>って言われました。

加納:10万くらい払って。

あれ?ごめんなさい、これってほんまの話ですか?

加納:嘘です。ごめんなさい。平気で嘘つくんです。

ちょっと焦りました(笑)。大阪時代、思い出に残っている場所ってあったりしますか?

村上:うちら地元が住吉区で、実家の近所に住吉大社があったので、よくネタ合わせをしてました。

加納:警備員の人に怒られてたよな。

村上:そうそう。夜ネタ合わせしてたら警備員さんが見回りに来て、2人で柱に隠れたけど「見えてるで〜。早よ帰りや〜」って怒られてました。万代池公園とか長居公園でもネタ合わせしてたなぁ。

加納:長居公園は普通に変質者も出たし。

村上:下マッパな人が近づいてきてな、「きゃー!」って逃げました。

加納:私らそんな話ばっかりやな(笑)。変質者が出たり下着泥棒が出たり。

ちなみに、よく行ってたお店とかってありますか?

村上:長居公園の近くにある『炭火美酒処 ちょび』っていう焼き鳥屋でアルバイトをしてました。むっちゃおいしいんでおすすめですよ。

加納:住吉高校の近くにある『スプートニク』っていう古着屋さんによく行ってました。今はもうないかもしれないですが。

好きな人ができたみたいな話もよくしてました?

加納:私は聞いて聞いて派やから、「こんなことあってん」って自分から言ってたと思います。村上はシャイやから言わんかったな。

村上:そうなんです。めっちゃ聞かれたら言うけど、どう思ってるとかこんなことがあったとか、自分から積極的に話したりとかはなかった。秘めたい派なんですよね。

学生時代の初デートとか、思い出があったら聞きたいです。

加納:住吉大社の夏祭りとか淀川の花火大会とか……、花火大会ばっかりや。

村上:あべのルシアスで映画観たりとかもしてました。あとは『ポアール』っていうケーキ屋さんのプチシューが好きで、今でもたまに買って食べています。

加納:最近は大阪に来てもとんぼ帰りで、あんまり立ち寄る時間がないんです。

お忙しいんですね。ラジオ『AマッソのMBSヤングタウン』やYouTube『Aマッソ公式チャンネル』もされていますが、プラットフォームごとの違いや意識していることってありますか?

加納:芸歴を重ねた芸人さんであるほど、ラジオだと素で好きなこと喋れるって言うじゃないですか。深夜ラジオへの信頼というか、その人を知りたければ深夜ラジオを聴け!みたいな。確かにそういう側面もあるけど、うちらはRadiotalkっていうアプリで生配信しつつ、Twitterのコメントを拾いながらやっていて。だからファンとの交流の場と捉えています。

村上:よくファンの方と絡んでますね。

加納:うちらの話を聴けっていうラジオではないです。

ラジオで生配信的なやり方をされてる方って、芸人さんだと珍しいんじゃないですか?

加納:どうなんやろ。最近よくいる配信ライバーみたいなのに近いと思いますよ。YouTubeで生配信してる人もコメントを追いながらやってるから、それと近いのかもしれないですね。

加納さんは執筆活動もされていますよね。ネタとエッセイ、小説とそれぞれ書く時にモードの切り替えはあるんでしょうか?

加納:ありますね。作業する日を決めていて、朝はエッセイを書いて夜はネタを書くとか、時間帯で区切って切り替えるようにしています。エッセイは今までのことを思い出す時間が必要で、自分の過去を振り返って記憶を呼び起こしています。対して、ネタ作りはゼロから1を生み出すことになるので、全然違う作業になりますね。

どれくらい時間がかかるんですか?

加納:小説家さんが新作を出すスピードをよくチェックするんですが、それに比べると自分は遅い方やなと思いますね。ネタは書いた時じゃなく実際にやる舞台が本番で、エッセイや小説は書いてる時が本番やから、それも少し違うところかもです。

使う言葉のインスピレーションは、どういうところから来るんでしょうか?

加納:普段何気なく見聞きしていることが中心ですね。本を読むのが好きなので、そこから得ているものもあると思います。

『滑稽』のテーマは“笑うこと”。目が死なない程度に爆売れして稼ぐのが目標です。
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Profile

Aマッソ

ワタナベエンターテインメント所属、加納(右)と村上(左)によるお笑いコンビ。共に大阪市住吉区出身で、小学生からの幼馴染。2020年より3年連続THE Wのファイナリストに。漫才・コントの二足のわらじで活動しており、ネタ作りは加納が担当。また、加納はエッセイ「イルカも泳ぐわい」(筑摩書房)や小説「これはちゃうか」(河出書房新社)を出版するなど、執筆活動にも力を入れる。

YouTube:Aマッソ公式チャンネル
ラジオ:AマッソのMBSヤングタウン

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