辿り着いた自分の表現。アーティスト・TOSHIKIがこれからどんどん拡張していく、独特な和洋折衷の世界観。

MARZELでは、「街はヒトがおもしろくする」を合言葉に、関西で独自の活動を貫くたくさんのヒトをこれまでに紹介してきました。もちろん今後もその姿勢は変わりませんが、もっともっと紹介したいヒトがいるのも事実。ということで、“関西の街をこれからさらにおもしろくしてくれそう”な要CHECKなヒトもフィーチャーしていきます!今回ピックするのは、熊本県出身で、現在は大阪を拠点に表現活動を続けるアーティスト/ペインターのTOSHIKIさん。絵の道に進み、独学で試行錯誤しながら進んできた彼から放たれる表現は、まさに独特の世界観。ショートインタビューと20のQ&Aで構成される記事から、TOSHIKIさんのことを知ってもらえたらと思います。そして、これからの活動にも注目しておいてもらえれば!!

おどろおどろしいものと美しいものが共存する、これこそが自分の世界観。

現在、壁画をはじめ、さまざまなブランドやミュージシャンへのアートワーク提供、キャンバス作品制作などを中心にアーティスト/ペインターとして活動しています。幼少期から絵を描くことが好きで、日本のアニメや特撮(仮面ライダー・戦隊モノ・怪獣など)、アメリカのトラディショナルタトゥー、ローブロウアートなどから影響を受けて絵を描いてきました。

熊本県の小さな村で生まれ育ち、とにかく無知な状態で大阪に出てきたのが18歳の時でした。大学にも一応進学しましたけど、遊んでばかりで全然行ってなくて、卒業後もフラフラして東京に流れつくって感じで…。本気で絵と向き合うようになったのは、24歳の頃。生でライブペイントを見たことがきっかけでした。「これだ!自分も壁画など大きいキャンバスに描きたい!」と直感的に思い、絵の道に進むことを決心したんです。

写真は2026年8月8日〜8月23日の期間にわたってTime Out Market Osakaで開催された、個展『深スモノタチ』の様子。

絵は好きでずっと描いてましたが、専門的な勉強はしてないのでとにかく独学で試行錯誤する日々。最初は友だちに絵を描いたり、イベントのフライヤーを描いたりしていました。誰かの模写はしてないけど、自分が本当に描きたいものは何かを突き詰めていく中で辿り着いたのが、自分の好きなものを自分らしく描くということだったんです。昔からたくさんの動物(伝書鳩もいました!)に囲まれて暮らしてきたし、日本のアニメや特撮が好きだったこともあり、妖怪やモンスターを中心に描くようになっていきました。そして昨年、玉造の『琉球中華食堂ホットボックス』の外壁に描かしてもらう機会があったんですが、これが自分のスタイルと表現したい世界観を形にできた作品となったんです。

TOSHIKIさんが自分の世界観を形にできたと話した作品がこちら。玉造の『琉球中華食堂ホットボックス』の外壁に描かれているので、ぜひ現地で。

今まで人物を描くことは少なかったんですが、この時に自分の描きたい姿を残せました。アニメっぽさもありつつ、のっぺりとしていないリアルさもある。おどろおどろしいものと美しいものが共存する、これこそが自分の世界観だと思ったんです。以来、作品の中に女性を描く機会も増えてきましたね。

右側の作品が、Time Out Market Osakaで開催された個展『深スモノタチ』のメインビジュアルの原画。

熊本の小さな村から外に出て、絵を描く中でいろんな人と出会い、その土地や、人の感性に触れることで、自分の活動や表現の幅が広がっていっていると感じます。これからもそういう人との縁を楽しみながら活動を続けていきたいし、表現のジャンルやシーンにとらわれることなく、どんどん新しいことにもチャレンジしていきたい。そして、熊本の小さな村で育ったときの遊び心や、好奇心を大切にしていきたい。絵を描くことに終わりはないと思うので、今後も自分の"好き"を突き詰めていきながら、自分の世界観をより鮮明に描いていきたいと思います。

TOSHIKIさんを知る、20のQ&A

Q.1 よく遊びに出かける街は?

日本橋のフィギュアショップ。ソフビやフィギュアを見ることが好きなので、よく息抜きに見に行ってます。

Q.2 あなたが住んでいる大阪という都市の好きなところは?

人間味があるところです。地元っぽいというか、九州の人たちに少し似ているところがあって落ち着きます。あとは、カッコ良い人たちがたくさんいるところですね。職人気質というか、自分の好きにまっすぐな人たちが多いように感じます。

Q3. よく行く、または好きなお店は?

和歌山のHOME(服屋)。ここはストリートカルチャーに根付いた服屋で、ここのボス、スタッフといろんな話をします。大阪と和歌山、少し距離はありますが行くとパワーをもらえる場所なので、よく行かせてもらってます。

Q4. いつか行ってみたい街は?

メキシコです。メキシコの文化が好きで、死者の日の祭典も実際に見てみたいです。

Q5. 子どもの頃の夢は?

漫画家。漫画が身近だったので。

Q6. 学生時代に夢中になっていたことは?

漫画を読むこと。地元に漫画を売ってる場所もなかったので、よく隣町に漫画を見に行ってました。

Q7. 自分の性格の中で武器だと思えるところは?

いろんな人とコミュニケーションをとることが好きなところです。

Q8. リスペクトしている人は?

おじいちゃんです。小さい頃両親が共働きだったので、よくおじいちゃんと過ごしていました。

Q9. いつか会ってみたい人は?

特にいません。

Q10. 初めて購入したアーティストの楽曲は?

Kenoの『おはよう』。旧HUNTER×HUNTERの主題歌です。

Q11. 最近、自分の心に響いた映画、音楽、本などは?

アバター。高校生のときに見た時はそんなにだったんですが、最近改めてちゃんと見て、僕たち人間が、宇宙人として他の惑星を侵略するというところが考えさせられたし、世界観もとても大好きです。

Q12. 影響を受けた映画、音楽、美術、芸術などは?

特撮、妖怪、おもちゃ、アメリカのローブローアートですね。映画はブラッドインブラッドアウトです。映画に出てくるタコスを食べるのが夢で、去年映画の舞台となったタコス屋に行くことができました。

Q13. 最近買ってよかったものは?

パワーレンジャーのフィギュア。懐かしさと、嬉しさでテンション上がりました。

Q14. 次に狙っているもの、欲しいものは?

パワーレンジャーのフィギュアシリーズを全部制覇すること。

Q15. 1日の始まりでしていることは?

飼っているアオジタトカゲと遊ぶこと。

Q16. 気持ちを切り替えたり、リフレッシュする方法は?

田舎に行くこと。森や川とか、自然の中に行くことです。大自然の中に行くことで自分の考え方がクリーンになります。

Q17. 人生の最後に食べたいものは?

母親のコロッケ!

Q18. 1年後、なっていたい自分の姿は?

今よりももっと表現の幅や、質を上げていたい。 画力ももちろんそうですし、感性ももっといろんなことを吸収できている姿でありたいです。

Q19. 今の活動を通じてこれから実現したいことは?

これからも新しいことに挑戦し続けたいです。自分の世界観を追求していきながら、制作物、シーンなどジャンルや枠に囚われない表現を追求していきます。

Q20. 関西のみんなにひと言!

これからもよろしくお願いします。

Profile

TOSHIKI

熊本県出身。アーティスト/ペインター。幼少期から好きだった日本のアニメや特撮、そしてアメリカのトラディショナルタトゥーやローブロウアートに影響を受け、独学で絵を描き始める。妖怪やモンスター、髑髏といったおどろおどろしいものと美しいものを織り交ぜた、独特な和洋折衷スタイルが特徴的。2025年の夏には自身初のアメリカ LAでのArt showを開催。 続けて、NYのブルックリンで巨大ウォールアートを制作。この他、ミュージシャン、ブランドへのアートワーク提供など、日本だけでなく世界へ向けて精力的に活動する。2026年8月には、Time Out Market Osaka初となるアートイベントにて個展を開催し、大盛況で幕を下ろした。

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