みんなが自分らしくいられる場所を目指して。バンド・愛はズボーンの儀間建太さんがアメ村から発信する、新しい街の姿。
境界線もなく、自由に好きなことを表現できる街を作っていきたい。

街に根を張っていろんな活動をしている儀間さんですが、大阪のどんなところが一番好きですか?
大阪が地元っていうのはもちろんあるけど、大きな街だけどギリギリ風の噂が届くぐらいの規模じゃないですか。音楽にしてもブルースやフォークが好きなので、ちゃんと何かを作ったら、そこに込めた熱量やメッセージが伝わる距離感っていうのが好きなんですよね。万博もひと段落したので、これからまた新しくチームを作って活動しようっていう動きも仕掛けてて。
どんな活動ですか?
みんなのいろんな想いを、ちゃんと目に見える形にして世の中に送り出したい。この街にもっと表現が溢れてくるように、うまく循環するシステムを作りたいんです。烏滸がましいかもしれないですけど、やっぱり僕はこの街が大好きやし、もっと盛り上げたい気持ちがあるんです。

儀間さんが大阪の街にとってどんな存在でありたいかお聞きしてもいいでしょうか。
イメージしているのは、筒状の人間です。もっと言うと、ジャングルジムの形をしている筒でありたい。
どういうことですか?
ただシンボルとしての存在でありたいと思ってます。一人ひとりに役割があって、それぞれのポジションを持っているなかで、境界線も作らずにみんなが自由に出入りできる空間や街を作りたいんです。この『iiie』という場所も同じで、何かやりたいことがある人がいるならなんでも聞くし、引き受けたい。

誰にとっても開かれている場所作り。それをアメ村から大阪全体に拡張していきたいっていうことですね。最後に、11月30日に開催する『アメ村天国』についてお聞きできたら!
去年は休んでて2年ぶりになるので、街の人たちと一緒に祭りを作っていくってことを、自分たちで改めて認識しつつ、次回に繋がるイベントにしたいって思ってます。ライブハウスだけじゃなくて、お笑いの箱もあったり、『iiie』では常にジャズセッションをする予定です。

例年以上に内容が盛りだくさんで面白そうです!
三角公園にみんなで集まってゴミ拾いをするのが恒例なんですが、今年はブラスバンドを呼んで、音楽を鳴らしながらゴミ拾いをしようと考えてます。これまで以上にアメ村の魅力を、街の外に向けて発信する1日に出来たらと思っているので、ぜひ遊びに来てください!


<儀間さんのお気に入りスポット>
アメ村社員食堂(大阪市中央区西心斎橋1)
アメ村にある家族経営の居酒屋さん。フリーター時代にバイトをさせてもらって、たくさんの出会いを与えてくれた実家のような場所です。
富士(大阪市中央区西心斎橋1)
ビルの中でひっそりと営業している居酒屋さん。何を食べても美味しいですが、特に焼きそばが絶品です。
<INFORMATION>
アメ村天国 2025
日程: 2025年11月30日(日)
場所: SUNHALL / ANIMA / Pangea / BRONZE / HOKAGE / iiie (6会場サーキット)
時間: 開演 12:00
出演: 愛はズボーン / Hump Back / TENDOUJI / アイアムアイ / アフターアワーズ / 炙りなタウン / おしっこ / 裸繪札 / H.U.G / Panorama Panama Town / FATE BOX / mogari / 夜の本気ダンス / PK shampoo / ナードマグネット / DENIMS / コンテンポラリーな生活 / フリージアン / ザ・シスターズハイ / 171 / 板歯目 / JIGDRESS / かずき山盛り / きのホ。 / Mikity(PISTOL)
料金: 前売 ¥5,000(別途1ドリンク代)
チケットはこちらから



儀間 建太
1991年生まれ、大阪市大正区出身。身長187cm。大阪・アメ村を拠点に活動するロックバンド・愛はズボーンのボーカル/ギターを担当。サーキット型フェス『アメ村天国』を主催。フリーランスチーム・PIXELGRAMメンバー。バンド活動の他にも、クラフトビールショップ『iiie』のマネージャーや、アートディレクター、イベントプロデューサーなど、多方面から大阪の街に根付くカルチャーを創造し続ける仕掛人。