いいイベントは、いい人から。『六感音祭』を主催する増田京平さん&智穂さん夫婦から発せられる、心地よくも力強いグッドバイブス。


当たって砕けろじゃないですけど、彼女は思ったことをすぐ行動に移すので。明日東京行ってくるから!みたいな。そこはすごいな、見習いたいなって思います。(京平)

お2人とも、音楽はもともとお好きだったんですか?

智穂:私は父の影響があるかと思うんですけど、父はジャズが好きで、家でいつも爆音でレコードをかけてるのが日常だったんです。中学は吹奏楽部で、高校はちょっとだけバンドをやっていて、音楽だけはなにかしら関わっていて。ライブに行くのも好きで、そういう仕事に就けたらいいなっていうのはずっとありました。

京平:僕はもともと洋服がめっちゃ好きで音楽はそんなに聴いてなかったんですけど、18歳の時に姉から、これめっちゃいけてるでって渡されたCDがneco眠るだったんです。でも、最初に聴いた時はなんやこれって思ったんですよ。普通のバンドとは全然違うし、ボーカルもないし。インストバンド自体がよくわからない…、当時はそんな価値感だったんです。
でも、24ぐらいの時にてらさんに出会って、ほぼ土日はスタッフとしてライブに同行するようになったんですね。僕は音響とかはできないんですけど、喋り相手でいてくれたらええでって言ってもらってて。そのつながりでいろんな人を紹介してもらって、幅広い音楽を知ることができたので、音楽に関してはてらさんとお姉ちゃんのおかげかなと思います。

智穂さんはお父さんの爆音ジャズがルーツで、京平さんはミュージシャンのてらさんとお姉さんの影響なんですね。

智穂:あと、小さい頃から色々なライブに行ったりしてたので、ライブのあの空間が昔から好きだったのかなって思います。

家でも普段、イベントの話はされますか?

京平:家でもします、職業病みたいですね。いただきますってごはん食べながら、あれどうする?みたいな感じで。いい意味で、境界線がないんだと思います。

喧嘩になったりしないですか?

智穂:喧嘩まではないですけど、小競り合い的なのはありますかね。でも目指してる先が一緒なので、結果的にはどこかで理解し合えてると思ってるんですけど。

京平:僕はけっこう保守的というか現実的に考えてしまうんですけど、彼女はやりたいことなんでもやろう!っていうタイプなので、そこをちょっと抑えながら。

智穂さんが突っ走って、京平さんがブレーキをかけてみたいな。

智穂:一回落ち着こかって(笑)。だから、お互い持ってるもの、持ってないもののバランスはいいのかなって思います。持ち味のバランスがいい感じで成り立ってるのはあると思います。

京平:最初のほうはちょっと遠慮もあったんですけど、今はもうなんでも言ってくれていいよって彼女が言ってくれるので、僕も自分のやりたいこととして誇りを持って関われてるかなと思います。

お互いのいいところ、好きなところって、どんなところですか?

京平:当たって砕けろじゃないですけど、彼女は思ったことをすぐ行動に移すので。明日東京行ってくるから!みたいな。そこはすごいな、見習いたいなって思います。

智穂:この人は、人間的に人からすごく愛されてるので、そこが一番魅力かなって。私はクラスの隅っこの方にいるタイプだったので、自分が先陣切ってイベントをやるなんて想像もしてなかったんですけど、それは2人で一緒にやれてるからこそだなと思います。引っ張ってもらったおかげで私もいろんな人と出会えたので、感謝してます。

ちなみに、京平さんに直してほしいところはあります?

智穂:言い出したら日が暮れるかも(笑)。一緒に生活してるんでそれは色々ありますけど、でも楽しいです。出会ってからの方が人生が楽しい気がしてるので、よかったかな、この人のおかげかなと思ってます。

先ほど、ライブの打ち上げで出会ったのが馴れ初めと伺いましたが、お互いの第一印象を教えてもらってもいいですか?

智穂:最初はスーツだったんですよ。だから全然印象が違ってて。真面目な人なのかなって。

京平:イケてなかったんです、仕事帰りだったんで。

智穂:でも誰にでも壁がなくて、すごい喋りやすかったです。

京平さんは、智穂さんの第一印象は?

京平:出会ったきっかけでもある下津光史さん(踊ってばかりの国)と柳瀬二郎さん(betcover!!)の2マン企画を組んでいるのが彼女だったので、色々面白いイベントを企画してくれる人なんじゃないかなと非常に興味をもったんです。そして、かわいいなあ、と思って(笑)

愛とリスペクトを持って、誰かにとって意味のある時間と場所を、ずっとつくり続けていきたいし、どこで行うかを大事にしながら、イベントと一緒に旅していきたい。(智穂)
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Profile

増田 京平

兵庫県出身。『六感音祭』『新春DANCEHALL』主催。『Torus.』オーガナイザー。デザイン系専門学校に勤務する会社員という一面も。「学生たちには、30過ぎた大人がこんなに楽しくやれてるよっていうのを見せることで、働きながらでも色々できることを知ってもらえたらいいなと思ってます」。趣味はマラソンとレコード収集。フルマラソンのベストタイムは3時間22分。

Profile

増田 智穂

鳥取県出身。『六感音祭』『新春DANCEHALL』主催。『Torus.』オーガナイザー。大阪の大学を卒業後、アパレル会社、サウンドクリエーターを経て、フリーランスのイベントプロデューサー/クリエイティブディレクションなどを行う。『六感音祭』のフライヤーデザインも自らが手掛ける。

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