このチームでしかできないことを、やる。daichicrewさんたちが表現する、『TASOGARE COFFEE』という圧倒的な世界。


僕らが目指したい姿を1つ挙げるとしたら、日本一、世界一、かっこいいコーヒーショップでありたい。まだまだ発展途上だけど、コーヒーだけじゃなく、空間全てにおいてそうありたいなって。

daichiさんの話を聞いて、チームの力、裏方としての表現によって『TASOGARE COFFEE』ができあがってることを実感しました!今回、南堀江に移転されたのはどんな理由があったんですか?

実はコロナ禍の前に空音のリリースパーティーをしたことがあったんですよ。ガッツリとライブもしてたから、すごいクレームが出てしまって(笑)。書面で2度とイベントはしませんと書かされて、「今後またイベントをしたら追い出します!」って、貸主からめちゃ怒られたんです。それで、ずっと移転先を探してました。

それはツラい…。で、南堀江の物件が見つかったと。

まぁ、結果的にはそうなんですが、実はアメ村で考えてた物件があったけど、コロナ禍とかで決断を迷ってるうちにゴルフ屋に入られてしまって。もう、あんないい物件には出会えないと思いながら生活してたんです。

移転リニューアルオープンの日には、FM802のDJ・ばんちゃんの姿も。店内の2Fフロアでは、<POLY>や<ポーカーズ>、<mirano>のPOP UP SHOPも展開。

世の中の事象もあるし、大バコともなると、そりゃ悩みますよね。今の物件とはどんな巡り合わせで?

これも経緯が色々あるんですよ。僕らはバーニングマンに行く時はキャンピングカーを借りてるんですが、円安の影響でとにかく高い。去年は出店もしてたから2週間のレンタル料を調べてみたら200万円超え…。一昨年は1週間で100万円くらいかかりました。

めちゃくちゃ高いですね。

さすがに高いからカーシェアで探したんですが、そもそもバーニングマンに行く人にはみんな貸したくないんですよね。砂漠の中を走るから汚れるし、壊れやすいし。僕らもどうしよかなと思ってたら、「俺はバーニングマンに行くヤツのためにキャンピングカーを作ってる!」って人がいて、僕らに貸してくれたんです。スクールバスを改造したキャンピングカーで、ベッドも置けてソーラーで蓄電もできるからめちゃ快適でね。

その人も、まさに裏方魂を持った人!貸してもらえてよかったですね!

で、思ったんですよ。こんなキャンピングカーやったら、僕らでも作れるんちゃう?って(笑)

(笑)。なんでも作りたくなるのは、もう性分ですね。

バーニングマンから帰って来て、バスを改造してキャンピングカーを作るための倉庫を探してたんですよ。それで見つけたのが、この南堀江の場所。実は、昨年の11月から借りてました。

じゃあ、元々はキャンピングカーを作るための場所だったと。

そうなんです(笑)。最初は桜川や大正の方でも探してたけど、場所は南堀江だし、倉庫物件で広さも十分。「ここ、カフェにもできるよね!?」って感じで、『TASOGARE COFFEE』を移転させることに決めたんです。

キャンピングカー作りは一旦保留して(笑)

その時々の感覚で動いちゃうので。今は一旦保留してますが、キャンピングカーは作るつもりです(笑)

そっちの完成も楽しみにしてます!で、南堀江に移転した『TASOGARE COFFEE』は、店の規模もすごく大きくなってますし、内装の作り込みもやっぱりすごいなと。

音を出しても怒られないようにしっかり防音工事をして、基礎工事は業者さんに任せましたが、仕上げの部分とかはほとんど自分たちでやりました。

TASOGAREらしい世界観が圧倒的に感じられますし、ここまで作り込んでるカフェって、他にないんじゃないかなって思うくらいです。しかも、ガーデンデザイナーの石原和幸さんと建築家の隈研吾さんの合作による庭園も設置されてる。もう、すごすぎます。ちなみに石原さんと隈さんは、どういった経緯で合作の作品を提供されることになったんですか?

僕らが輸出してる中国サイドのコネクションもありましてね。この物件を決めて動いてたら、中国から「店を移転するなら2人を紹介するよ!」と連絡があり、僕も尊敬する方々だったのでお願いさせていただくことにしたんです。

移転リニューアルのオープニングセレモニーには、ガーデンデザイナーの石原和幸さんと建築家の隈研吾さんが登場。合作による庭園の前で、テープカットも行われました。

すごいコネクション!

僕じゃなくて、中国の方々のおかげなんですけどね。でも、今後また一緒に何かできるかもしれないし、完成した店を実際に見ていただけて、この空間に驚いてくれてたのはすごく嬉しかったです。

daichiさんたちが今まで積み重ねて来たことが、また1つ大きなカタチとなったわけですもんね!新しい場所で新しい空間となった『TASOGARE COFFEE』ですが、これからやっていきたいことなどは何かありますか?

ちょっとずつやってる規模は大きくなってますが、お願いされることも店の雰囲気も、メンバーも同じだから、このまま延長線上を歩んでいくだけだと思ってます。今やってることがやりたかったことなので、これからも変わらないかなと。ただ、今までは店の規模も小さいから僕らのやってることの影響力や、説得力はなかったかもしれないけど、この店ができたことで、自分たちのやりたいことに直結する依頼は増えてきてます。

前の店も素敵でしたが、やってることのスケールが格段にアップしてますもんね。TASOGAREチームの延長線上にこれから何があるのか、楽しみでしかありませんよ。

『TASOGARE COFFEE』をスタートした8年前は、今の姿なんて想像すらできなかったけど、僕らのできることや能力はすごく増えてきてます。日々感じたものやインプットしたものが力にもなってるし、未来のことなんかわからないけど、このままやっていけばどうなるのかなって。僕ら自身も、ワクワクしてますね。

今日、想像できなかったことを、また数年後にやってるんじゃないですかね、きっと。

先ほど、僕らはこのまま延長線上を歩んでいくと言いましたが、1つ目指したい姿を挙げるとしたら、日本一、世界一、かっこいいコーヒーショップでありたい。まだまだ発展途上だけど、コーヒーだけじゃなく、空間全てにおいてそうありたいと思ってます。

めっちゃ素敵です。そんな『TASOGARE COFFEE』を目指していく上で、欠かせないのが今の仲間だと思います。daichiさんにとって、このチームとはどんな存在なんでしょうか?

たくさんの時間を一緒に過ごし、たくさんの境地を乗り越えてきたから、家族って言うとちょっとダサいけど、本当に繋がってるものがある存在。普通の同僚とはできないことをしてるし、それぞれを理解し合い、支え合ってる関係かなと。ガマンしてもらってる部分もあると思うので、いつか僕がもっと色々できるようになって恩返ししていきたいです。僕らの仲間としてカメラや広報担当で動いてくれてるTOBARU君にも、Twilight Clubsで一緒に動いてる清水さんにも、とにかくみんなに恩返しがしたい。それも、僕の夢だなと。本当にみんなが、僕の大切な仲間なので。


<daichiさんのお気に入りのクラブ>

CIRCUS OSAKA(大阪市中央区西心斎橋1)
僕らがイベントを始めるきっかけを作ってくれたクラブで、主催してる『タソガレの休日』でも裏方としてサポートしてもらってます。すごくお世話になってて、大阪が誇れるクラブです!


<INFORMATION>

TASOGARE HOLIDAY -タソガレの休日- 8th ANNIVERSARY PARTY

日程: 2024年11月3日(日)
場所: 名村造船所跡地 クリエイティブセンター大阪(大阪市住之江区北加賀屋4-1-55)
時間: OPEN & START 12:00

出演: 唾奇 / MINA OKABE / ZOMBIE-CHANG / Skaai / 空音 / kojikoji / NEWLY
DJ: 矢部ユウナ / RYU-G / SHOTA-LOW(lit) / KINPON / MIYAU-D / FUMIYA(PARKiiiNG)
FOOD & SHOP: THE MUSEN IN SHOCK / THAT’S PIZZA / DOCORICE / BOND’S CAFE / お料理横目 / PARKiiiNG / MYTH

料金: 前売入場券 ¥7,500(ドリンク代別途)
※未就学児童入場不可
※中学生以下は保護者同伴に限り入場無料(保護者1名につき2名まで)
主催: TASOGARE COFFEE

チケットはこちらから

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Profile

daichicrew

TASOGARE COFFEE代表。19歳から海外へと旅に出て、バックパッカーとして65カ国を巡り、5年かけて世界を一周する。帰国後、昔からのダンス仲間と2016年9月23日に南船場に『TASOGARE COFFEE』を立ち上げ、フジロックやサマーソニックなど様々なフェスにも出店。2024年8月28日に南堀江に同店をリニューアルオープン。Twilight Clubs名義で、DJとしても様々なイベントで活躍中。朝から寝る前までコーヒーを欠かさない、根っからのコーヒー好き。

Shop Data

TASOGARE COFFEE

住所:大阪市西区南堀江1-16-11
営業:月〜金 10:00〜19:00/土日祝 9:00〜18:00
休み:不定休

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