日々の一瞬一瞬がメモリアル!好奇心をスパイスに、人生を全力で楽しむ<TACOS VARIAR>ナホさんのポジティブな生き方について。


イベントにマッチするタコス作りがコンセプト。最近は間借りのおばんざい屋も始めました。

ナホさんが<TACOS VARIAR>のポップアップを始めたきっかけを教えてください。

3年くらい前に塚口のハンバーガーショップ『ジャックスバーガー』で働いたことをきっかけに、ストリートフードっておもしろいと思ったんです。

ストリートフードってたくさんありますが、どうしてタコスに?

『ジャックスバーガー』のスタッフに、たまたま「タコス作ってみてや」って言われて。最初は業務スーパーのトルティーヤを買って、普通のミンチ肉を使った日本人向けのタコスを作っていました。それが意外と好評で、週一でお店にも出すようになったんです。みんなの反応も直接見られるから楽しくて。それがちょうどコロナが流行り始めた時期で、おうちで過ごす時間も長かったから、トウモロコシ粉を買ってトルティーヤを作って研究しました。そして、お店を辞めた1ヶ月後の20年8月に、初めて<TACOS VARIAR>としてイベントに出店したんです。芦原橋の古着屋『EXTRAOVER』の周年イベントだったんですが、最初はほんまにできるのか不安でいっぱいでしたね。だけどコロナで仕事もなかったし、とにかく自分にできることを頑張らなくちゃと必死でした。

ちなみにナホさんのタコスの特徴は?

トウモロコシ粉100%の生地を手ごねして、ハンドプレス機で1枚1枚焼き上げたトルティーヤを使っています。自分のお店を持ってる人だとコスパ的に厳しいけど、逆にポップアップだと特別感があっていいのかなと。手間はかかるけど、やっぱりその分おいしいんです。

真剣な表情でタコスを作るナホさん。

市販のトルティーヤとの違いはどういうところなんでしょうか?

一般的に流通しているトルティーヤは小麦粉をブレンドしているものが多いので、よりトウモロコシの風味を感じてもらえると思います。あとは参加するイベントに寄せた具材を使っているのが強み。レゲエ関係のイベントにはジャークチキンタコス、女性限定のイベントにはピンクのトルティーヤを使ったタコスとか。特にイベントのカラーがなければ、主催の方の好きな食べ物をアレンジしています。イベントに合わせたタコス作りが私のスタイルかな。

この日のタコスは、タンドリーチキンと白身魚のフライを使用。見た目も華やかでめちゃくちゃおいしかったです!

コロナ禍でなかなかイベントがない時期もあったので、実は通販キットも作ってみたんです。だけど、あんまり自分に向いてないかもと思っちゃって。私は人が好きやから、相手の顔を見てできることがいいのかなと。毎回違う場所に足を運んだり音楽を聞きながら販売したり、そういうシチュエーションに魅力を感じるんです。

通販で購入できるのも嬉しいけど、直接会った方がナホさんの魅力が伝わると思います。どれくらいのペースで出店されているんでしょうか?

今は月に3回くらいだけど、まだ全然余力ありです。第2&4木曜日はタコス屋、毎週月曜はおばんざいの飲み屋『おばんざい屋 熊猫』を、『もぐらカフェ』を間借りしてやらせてもらっていて。おかげで新しいタコスも試せるから助かっていますね。お客さんとお喋りしつつマイペースに営業できるので、とっても楽しいです。

『モグラカフェ』の店内にさりげなくディスプレイされたナホさんの似顔絵。みんなに愛されている人柄が伝わります。

タコスだけじゃなく、おばんざい屋を始めたのはどういう経緯でしょうか?

タコスばかり作って飽きちゃったのが正直なところ(笑)。全然違うジャンルの飲食店をやりたくて、10ヶ月くらい前からスタートしました。あとは、コロナ禍で『もぐらカフェ』の集客も難しいから、私も何かサポートできればなと。ここは曜日ごとにいろんな人が間借りをしていて、メンバーが集まる憩いの場でもあるので、今後も存続していきたいんです。今は伊丹のお客さんが多いけど、大阪からわざわざ来てくれる方が増えたら嬉しいな。

穴が空くほど『カジカジ』を読んでた私にとって、アメ村は有名人だらけの街でした。常に自分の好奇心に忠実でいたいと考えています。
123
Profile

ナホ

伊丹市出身&在住、高校2年生の息子を持つママ。15歳からアメリカ村の古着屋で働きながら、ディープなカルチャーにどっぷり浸かった日々を送る。結婚後は子育てをしつつ、ブロガーやファッション誌の読者モデルとして活躍。やがてストリートフードに興味を持ち、さまざまなイベントで出張タコス<TACOS VARIAR>を展開。最近は伊丹『モグラカフェ』を間借りして、第2&4木曜日にタコス、毎週月曜に『おばんざい屋 熊猫』もスタート。

Shop Data

TACOS VARIAR(通称:タコバリ)

ナホさんが手がけるイベント出店限定のタコスショップ。トウモロコシ粉100%の自家製トルティーヤを使用し、その時々の音楽や主催者の好物に合わせた逸品をサーブ。出店やケータリングの依頼はInstagramのDMから。

Shop Data

もぐらカフェ

伊丹のサンロード商店街に面したレトロビルの2階に佇む、<GREENJAM>が運営するカフェ&バー。曜日によって店長が変わる間借り営業を行っており、訪れるたびいろんな出会いがあるのも楽しい。DJブースを設置し、音楽イベントなども実施。

兵庫県伊丹市中央4-5-10 GREENJAM BUILDING 2F
TEL/072-764-6532

CATEGORY
MONTHLY
RANKING
MONTHLY RANKING

MARZELでは関西の様々な情報や
プレスリリースを受け付けています。
情報のご提供はこちら

TWITTER
FACEBOOK
LINE