コロナ禍でオープンした立ち飲み屋『THE MUSEN IN SHOCK』。時短営業もなんのその、見ている方向は前。そう、前向きなんです。
THE BARの閉店。自身の店をオープンするも、時短営業からのスタート。
THE BARが閉店したのが昨年の4月ですが、やはりコロナの影響で…?
コロナで客足が遠のいたっていうのもあるし、固定費もかさんでました。ただ、コロナがきっかけではあるんですが、自分的にTHE BARでやれることは全部やったかな、って。アメ村という場所で5年やってきて、いろんなイベントやパーティーをやったし、物販もいっぱいしたし。そんな思いもあり、THE BARを閉めるカタチになりました。
きっかけはコロナだったけど、自分を見つめ直す良いタイミングになったと。
まさにそうですね。ただ、たくさんのお客さんに付いていただいてたので、最終の撤去の日にインスタライブやりながらサヨナラプチパーティーみたいなこともして。それが終わってからは「よし!切り替えよう」って。次へ進むために。
それが、THE MUSEN IN SHOCKの始まりということですね。時期的にはリスクが大きいなかでの決断だと思います…。
資金的にも、ですね。資金調達のために国金に行ったんですが、新規にはいまなかなか厳しくて。なので、9月中旬からクラウドファンディングをスタートして資金を集めて。2週間で、おかげさまで180名の支援をいただきました。
180名はすごいですね。
ホント、ありがたいことに。実は目標の金額に14万円(9%)足りなかったんですよ。でも、仲の良いタソガレコーヒー(南船場のお店)チームが、リアルファンディングという形で「LAST 9% PARTY」を開催してくれて。そのおかげで目標金額を達成することが出来ました。支援してくれた方のほとんどがTHE BARで出会ったひとたちで。THE BARが無かったら絶対できてなかったことでしたね。
そうやって支援してくれる人たちがいるから、より一層頑張ろうと思えますよね。
お店のロゴデザインを公募したんですが、いろんな方からデザイン案を頂いたり、内装もたくさんの友人が手伝ってくれて。ほんと、みんなが作ったお店です。11月中旬のプレオープンでは、飲食関係じゃない友人たちにもお店に立ってもらったり。
オープンはいつでした?
12月1日です。ただ、直前の11月27日に時短要請が出て。「おいおい!オープン景気ないぞ!」って(笑)。しかも年明けには大阪にも緊急事態宣言が発令されて。
でも時期が時期ですしね。後ろを向いても仕方ないんで。で、今日から2月7日までの予定ですが、ランチでお弁当の販売とイートインをスタートしました。
ちょうど今日から?
そう。テイクアウトのおにぎりの具は日替わりですが、今日はシャケパラダイスと茎わさび。あとはイートインでガーリック炒飯や麻婆豆腐も始めました。もちろん、おにぎりは竹皮で巻いて(笑)
秋好 哲也
大分県別府市出身。大阪発の某バッグメーカーにて10年勤め、2015年よりアメ村の雑居ビルで『THE BAR』をスタート。2020年4月に閉店するものの、12月より南船場を舞台に『THE MUSEN IN SHOCK』を始動。おにぎりと銭湯をこよなく愛する36歳。
THE MUSEN IN SHOCK
住所:大阪市中央区南船場4-11-25
営業時間:17:00〜24:00
定休日:水曜
秋好 哲也
THE MUSEN IN SHOCK FUNS