【私的録-MY PRIVATE SIDE】 いい風呂、いい店があって、いい仲間がいる。<THE UNION>の牧田耕平さんと巡った、地元・東住吉&平野界隈の話とこれからのこと。

大阪を拠点に、メイドインジャパンにこだわったファッションブランドを展開する<THE UNION>の牧田耕平さん。MARZELで最初に取材させていただいたのは2020年12月で、その時はデニムの話をいろいろと聞かせていただきました。それから5年が経ち、<THE UNION>もブランド設立から16年目を迎え、服好きを感心させるモノづくりがますます深まっています。そんな牧田さんに今とこれからのこと、そしてプライベートな話を聞きたくて、じっくり取材してきました。ということで、今回はその人の別の一面も掘り下げる【私的録-MY PRIVATE SIDE】の牧田さん編をお届け!生まれ育った地元・東住吉&平野界隈の銭湯や名店、仲間のもとを巡りながら、いろんな顔を見せてくれた牧田さんの言葉と想いを読み込んでもらえればと思います!

まずは『末広温泉』で、しっかり温冷浴をキメてから。

牧田さんと待ち合わせしたのは、大阪市平野区にある『末広温泉』。「大阪一熱い風呂」を称し、西式温冷浴という入浴法を推奨している銭湯で、風呂好きの方々からは聖地として崇められている場所です。「ここは生まれ育った地元エリアにある銭湯で、いわば氏風呂(うじぶろ)みたいなもの。小学生の頃も何度か行ってたんですよ」と牧田さんは言います。

今日は撮影ということで、一番風呂に入らせてもらいました!先に述べた西式温冷浴とは、昭和時代の医学博士・西勝造さんが推奨した西式健康法の中にある入浴法で、熱い湯と水風呂を1分ずつ交互に繰り返して入るもの。『末広温泉』の先代社長・井上さんが感銘を受け、湯温を45度、天然地下水による水風呂の水温を20度に設定し、独自の健康法として推奨&伝承しています。

「この時間から末広に入れるなんて、ほんまたまらんわ」と顔も体も心もほころばせながら、いつもの如く温冷浴をキメていく牧田さん。聞けば、小学生の頃から銭湯には毎日通っていたそうですが、昔は熱い湯がそんなに好みではなかったそう。

「14年前くらいかなぁ。桶美と知り合って仲良くなり、そこから風呂を“掘る”ようになったんですよ。レコードを“掘る”ような感覚で、ナニワ工務店(※)が施工した銭湯に片っ端から行って、その中で再会したのが『末広温泉』やった。それで温冷浴をしたら気持ち良すぎて、取り憑かれてしまったんですよ(笑)」

※ナニワ工務店…大阪に拠点を置く、公衆浴場を専門的に手がける工務店。

『末広温泉』の魅力は「やっぱり湯の温度と天然地下水の水風呂のバランスが最高!この温度管理が完璧なんよ。いろんな友だちを連れてきたけど、熱い湯や水風呂が苦手だったヤツらも、最後には「マジで最高っすね」って言うてるから(笑)。しかも水風呂も2箇所あるのがエエねん」とのこと。浴場内の壁面には入浴法やたくさんのメッセージが描かれており、読んで実践するのはもちろん、読んで心を洗えるのも『末広温泉』らしさだと教えてくれました。

最後は女将の小松恵子さんとパシャリ。
末広温泉
住所:大阪市平野区背戸口2-1-19 営業:14:00〜24:00 定休日:金曜
https://suehiro-onsen.net/

 
しっかり温冷浴を行い、完全に仕上がった状態の牧田さん。湯上がりの気持ち良さを味わいながら続いて向かったのは、風呂友だち&自転車師匠でもある桶美さんの元へ。

MARZELに以前も登場していただいた桶美さんは、会社経営をしながら温浴施設愛好家として365日皆勤で銭湯に通い、全国の温冷浴情報を発信する『フルタイム風呂タイム』や風呂をテーマにした音楽レーベル<桶 MUSIC FACTORY>も主宰。2024年2月6日には、牧田さんたちと共に『一般社団法人日本温冷浴協会』も立ち上げ、代表理事に就任ました。

そんな桶美さんは、42mmのアルミのディープリムを世界で最初に作ったり、オリジナル自転車<FLAT1>を製造したりと、自転車好きでもあるんです。牧田さんも自転車が大好きで、ピストやBMX、26インチに24インチも所持し、「今はマウンテンバイクを組み始めてて、自転車のことはよく桶美に相談してるんですよ」と言います。

会社の一部を改装して作られた桶美さんの『cycroc cycle works』では、日々のメンテナンスもOKで、kuwaharaのBMXなどもズラリ。コロナの影響で生産を止めていたオリジナルの<FLAT1>は問い合わせが多く、「また違う感じで生産しようと思ってるんですわ」と桶美さん。

博物館級の自転車が倉庫に眠ってるそうですが、「それを飾ってお客さんに欲しいと言われても売りたくないから」とこだわりを話しながら、「あのハンドルってあるん?」「あれは取り寄せてセットできるで」という感じで、牧田さんとスタッフのトミーさんと3人での自転車談義が続きました。

cycroc cycle works
住所:大阪市東住吉区桑津3-13-14 営業:10:00〜17:00 定休日:水曜・日曜
https://www.cycroc.jp/

 
そして、ひとしきり自転車の話と風呂に行く約束を交わし、次のおすすめスポット『蓬莱温泉』へと向かいます。

キーワードは、天然地下水とコブクロギャング。
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Profile

牧田 耕平

1975年大阪市生まれ。製菓専門学校を卒業後、パティシエとして働くものの、ファッション業界にシフト。デニムブランド<FULL COUNT>での企画・デザインを経て上京し、東京のアパレルメーカーに勤め、1999年に<MOTIVE>を立ち上げる。その後、2009年12月に大阪へ戻り、<THE UNION>を始動。ワークやアメカジをベースに、メイドインジャパンにこだわった永く愛せる日常着が人気を博している。

Instagram: @blueclass
Instagram: @the_union_official
https://theunion.jp/

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