この瞬間だけはワーキャー上等!よしもと漫才劇場発・6人組イケオジアイドルグループ<漫烈>の、芸人とアイドルの境界線。
普段のお笑いライブではできない“ワーキャー”を漫烈で発散してほしい。このメンバーだからこそ、面白そうだと思って参加しました。

プロデューサーのてちさんに、漫烈結成のきっかけとメンバーを選んだ経緯を教えていただきたいです。
てち:先輩のシゲカズさん(シゲカズです)が、ひらかたパークで「クセひらパー」というイベントを企画していて。園内全体を使って芸人がネタやゲームをする人気イベントなんですが、さっくんが出演した時、客席がワーッと湧いたんです。それを見て、結婚していてもまだアイドル的な要素があるなと思って。ほかにもワーキャーでいけるメンバーを探すと、のりのんやHEROも改めて見たら普通にカッコいい。この人たちを集めたら盛り上がるんちゃうかと思ったのが、スタートのきっかけです。
ハマー:『クセひらパー』がきっかけやったんですね。
さっくん:そうなんや、知らんかった。
てち:お笑いを観に来るお客さんって、推しがいても普段はキャーキャー言えないじゃないですか。そこで、観客が公認で「キャーキャー」言える、純烈のようなおじさんアイドルを作りたいと思って結成しました。これはお金の匂いがするぞ、という思いもありました。

HERO:ほらすぐ金にいく。
ハマー:お金なんや。
てち:漫烈は、純烈のようなイケオジアイドル要素とSMAPの国民的アイドル要素を掛け合わせてます。SMAPをやるなら若手に慎吾ちゃん役をやってもらいたくて、思いついたのがヒガシティーでした。
さっくん:ヒガシティーはまだ若いからなぁ。
ヒガシティー:どこが若いねん。もう33歳やで。
てち:SMAPとなると森くん枠が必要やと思って、ハマーはバイクも乗るしぴったりやと思ったんです。冗談のつもりで「やってもらうかも」ってハマーに声を掛けていて、最初は嫌がってる風だったんですが、ちょいちょい「あれどうなったんですか?」って確認しにきていて。ちょっとやりたそうやし押せばいけるか、みたいな算段もあったし、ハマーが入ったらもっと盛り上がるんじゃないかと思って、途中から加入していただきました。

ハマー:そんな風に見えてたんや(笑)。僕はやりたい、やりたくないは別にして、普通に興味を持ってはいましたね。純烈やったらマジでやりたかったんですよ。温泉を回るおっさんアイドルってめっちゃいいじゃないですか。でも蓋を開けたら目指すところはSMAPやったので、一回身を引きました。
なるほどです。他の皆さんは、てちさんからの指名に対してどんな風に思いましたか?
さっくん:てちに言われたのは森ノ宮の楽屋でしたね。僕はハマーみたいに「これどうかな?」って聞かれることもなく、「6月にこういうライブが入るんでお願いします」って確定事項として伝えられました。やけどメンバーがすごくすてきやったので、面白そうやなって。『THE SECOND』を獲る前ののりのんとか。てちの見る目はすごくあるんじゃないですかね。
HERO:僕もさっくんと全く一緒です。すでに決まっている状態で、「こんなことするのでよろしくお願いします」って伝えられて。僕、恥ずかしくて10年以上歌をNGにしてたんです。そんな確認もなくいつの間にか話が進んでいってて、おお、やんのかっていう感じでしたね。
ヒガシティー:僕はどちらかというとハマーと同じ感じでした。「こんなんやるねんけど、もし良かったら出てくれへん?嫌やったら全然断ってくれてもいいから」って。確定事項ではなかったです。でもメンバー聞いたら面白そうやったんで、それなら僕もやりますと。
さっくん:てち、めっちゃ人見てるやん。
てち:それぞれの忙しさとかも考慮して、ちょっとだけ伝え方を変えました(笑)

若干有無を言わさずなところもありますが、皆さんこのメンバーだからこそ参加したというのがあるんですね。それぞれ芸人さんとアイドルを両立されていますが、スイッチの切り替え方やスタンスの違いがあれば教えていただきたいです。
ハマー:僕は恥ずかしいので、生き別れた双子の体でいこうかなって迷い中です。今日は竹内涼真さんをイメージして顔にホクロを足したんですが、こんな風に別人格としてアイドルをやれたら恥ずかしさもなくなるかなって。例えば、カベポスターの浜田はお客さんと絶対に目を合わせないけど、ハマーは絶対に目を合わせるとか。今日はお客さんの顔を見てたら途中で照れちゃって、キャラを降りてしまったという反省点はありますね。もっとハマーという別人格に入り込めたら、パフォーマンスも上がるのかなと思います。
てち:僕はみんなと立場が違うというか。他のメンバーは僕に“やらされてる”体でも成り立つから、照れる場面があってもいいんですね。ただ、発起人の僕が照れたらぐちゃぐちゃになってしまう。常にノリノリでアイドルをやらないといけないので、「よし、今から俺はアイドル」って気合いを入れて舞台に立っています。僕だけはちゃんとせなあかんぞって気持ちを奮い立たせていますね。
プロデューサー兼リーダーとしての覚悟を感じますね。
ヒガシティー:さすが僕らのリーダーであり社長。これからもついていきます。
ダンスや歌の練習など、メンバーで集まる機会も増えたと思うのですが、新たに気付いた一面や印象的な事件とかってありましたか?
さっくん:ハマーのLINEがめっちゃマメでした。
てち:確かになぁ。
さっくん:「わかりました」「よろしくお願いします」とかを一つひとつにちゃんと言いはるんです。これが社会人経験なんかなって思いました。
ハマー:後から入らせてもらったっていうのももちろんありますよ。
てち:年長者が「ダンスの練習しよ」って率先して言ってくれるのもありがたいです。のりのんが「やろうぜ」って言ってくれるので、やりやすいのはありますね。
ハマー:てちとかのりのんと一緒に練習してたら、「笑顔で」とかっていつも声かけしてくれます。
あと、のりのんがZiDol(※)さんのライブ写真を漫烈のLINEグループに送ってきて、一言「負けてられへん」って。これは意味わからんかったですね。
(※)「誰でも会える、お金にならないアイドル」をコンセプトにした、kento fukayaのプロデュースによる芸人アイドルグループ。
一同:(笑)
HERO:言うてたなぁ。
ハマー:それには返信しなかったです。何を言ってるんやと思って。

昨年末に発表したデビュー曲「A-11」(※)で、それぞれアピールしたいポイントはありますか?
(※)マンゲキを舞台に、芸人とお客さんの恋物語を綴ったオリジナルソング。タイトルの「A-11」は、よしもと漫才劇場の最前センターの席番号で、「どの席に座っていても、君は僕たちにとって特別だよ」という意味が込められています。
HERO:やっぱり1人で歌う「ブレイクダウン」ですね。
ヒガシティー:僕は「ねぇ笑って」のところです。
てち:僕は歌詞とかも書いてるんで、結構こだわりがたくさんあって。例えば、ヒガシティーとハマーはNSC36期の同期やから、2人で歌うパートを作ってみたりとか。そういうこだわりは結構ありますね。「ドンキから始まるラブストーリー」とか、「今日は絶対帰らない」「時間通りに終われない」っていう歌詞とか。お笑いファンにささる要素をふんだんに盛り込んでいます。これをラストイヤーの『M-1』前の1番忙しい時に考えていました。
HERO:それすごいなぁ。
ハマー:よういったわ、準決。マジで。
さっくんはいかがですか?
さっくん:曲の2番に振り付け自由のところがあって。意識はしてなかったんですが、担当カラーの青いペンライトを持ってる人のところに自然と目がいっちゃって、手を振ったりとかしてたみたいです。それをサイン会の時にファンの方に教えてもらって、こんな風に想いって届くんだなと思いました。やっぱり無意識に青を探しちゃうもんなんですね。

ハマー:僕も同じく、振り付け自由のタイミングで絶対に紫のペンライトの子を指差そうと思ってたんですが、後から「ピンクを差してました」と言われてしまって。確かに、紫の子を見つけて手を振ったら、全然俺の方を向いてなくておかしいなと思ったんですが、なるほどピンクやったからかと。そんなちょっとお茶目なところにも注目してほしいです。
あと、いない時に言うと欠席裁判みたいになっちゃうんですが、のりのんがめちゃくちゃフリを間違えるんですよ。たぶん覚える気がないんだと思います。

さっくん:歌も全パート歌ってるもんな。でもグループLINEでは1番アツい。
ハマー:のりのんにつられてフリを間違えることもあるんですが、本番は引っ張られずに頑張りました。
HERO:そういえば、あいつ全パート歌ってるけど、俺と2人で歌うところは歌ってなかったな。
ハマー:僕と2人のところも歌ってなかったです。
ヒガシティー:意味がわからん。どのタイミングで歌ってるん?


漫烈
「公認でキャーキャー言えるライブ」をコンセプトに立ち上がった、大阪よしもと漫才劇場発・おじさん芸人6人組のアイドルグループ。2025年8月に結成。メンバーは、プロデューサー兼リーダーのてち(黒帯・てらうち)、のりのん(ツートライブ・たかのり)、さっくん(祇園・櫻井健一朗)、HERO(デルマパンゲ・広木英介)、ヒガシティー(ダブルヒガシ・東良介)、ハマー(カベポスター・浜田順平)。「全国の温泉を回りたい」という野望のもと、SMAPをイメージしたアイドルとして活動する。
てち: Instagram / X
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