【私的録-MY PRIVATE SIDE】 お茶しながら愚痴ったり、MBIT診断で盛り上がったり。『週間マガリ』小西亮さんと歩く、天神橋筋商店街。


気の合う店主さんと地元トークのあとは、中之島散歩。

豆香を出て、再び天神橋筋商店街へ。次のおすすめのお店は、これまた喫茶店『LONG WALK COFFEE』。小西さんが珍しく仲良くなった店主さんがいるお店とのことで、そちらにお邪魔することに。

店主のアンディーさんとは、同じ豊中市の出身。10年ほど前にたまたま立ち寄ったことから付き合いが続いています。「小西くんが初めてモーニングで来たのをめっちゃ覚えてる」とアンディーさん。「女の子と来ることもあったけど、彼女なのかマッチングアプリの子なのか、わからんかった(笑)」

同じ豊中市出身でも育ったエリアは別。「豊中ってええとこですよねって言われるんですけど、僕の地元はヤンキーが多くて。大学生ぐらいまでカツアゲされてました」と小西さん。

カウンター越しの会話は、小西さんがつい最近、小学校の同窓会の幹事を務めたという話題に。母校が廃校になることが決まり、「この機会を逃したら、もうやらないなと思って」と自ら同窓会を企画。名簿を見ながら、全員に律儀にハガキで案内を出したそうです。「同窓会って仲良い人だけで集まりがちじゃないですか。でも、そうはさせないぞと思って」

同窓会当日は約40人が集まり、ヤンキーから「お前ほんまにありがとうな」と感謝されたとのこと。一方で小西さん本人は、特に誰かと旧交を温めることもなく、二次会にも行かず早々に帰宅。さすが、友達になる気がないのに高校・大学時代に学年全員と喋った小西さんらしいエピソードでした。

レコードから流れる音楽が心地いい、落ち着いた雰囲気の店内。「コーヒーもめっちゃ美味しいです」

話題は次第に、最近の大阪における「良いサブカル・悪いサブカル」という方向へ。かつてバンド活動をしていたこともあり、ジャズをはじめ音楽への造詣が深いアンディーさんと、「雑誌『Meets Regional』で見るような街の一軍にはどうしても入れてもらえない」という小西さんによる、なかなかにディープな会話が繰り広げられました。

「オーディオは立派やのに選曲があんまりな店って、有線のジャズチャンネルかけてるほうがまだ良くない?」というアンディーさんに、「こういう話ができるのが楽しいんです」と小西さん。

ほぼ書けないトークでひとしきり盛り上がったアンディーさんのお店を後にして、再び街へ。喫茶店を2軒はしごしたので、次は散歩がてら中之島へ向かいます。

天神橋のたもとから降りる川沿いの遊歩道が、おなじみの散歩コース。「真ん中の中之島は人気あるんですけど、こっちはあんまり人いないんで。コーヒー片手にぼーっとしてます」

特にこれといった趣味はないという小西さん。休日の過ごし方も、本を読んだり近所を散歩したり、喫茶店で作業をしたり、一人で飲みに出たりと、いたってシンプルです。最近は小説を手に取ることが増え、その中でも印象に残ったのが朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』だったそう。「読書が趣味とか言って、こういうベストセラーをジュンク堂書店で買ってしまうっていうところがアレですよね(笑)」

イルミネーションを輝かせた船が行きかう大川を眺める小西さん。後ろに見える橋が「天神橋」

そろそろ夕闇も濃くなってきたので、開店準備のためマガリへ向かうことに。少し歩くと、小西さんの行きつけのセブンイレブンがありました。「ここが、僕がいちばんよく行く店です。確定申告の主な仕入先はぜんぶセブンイレブン。生活費と経費が全部かかってるから、1,000万円ぐらい落としてると思います」

ほどなく、『週間マガリ』に到着。「準備って言っても、看板出して電気つけるだけなんですけどね」という言葉どおり、看板を出して電気をつけて、開店準備は完了しました。お店は19時オープンで、いつも19時に来るそうです。

もはやコンテンツすら不要。2026年のマガリは「概念」がテーマ。
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Profile

小西 亮

『週間マガリ』オーナー。大阪府豊中市出身。甲南大学卒業。2013年に24歳で、一日店長が日ごとに店を「間借り」するカフェバー『週間マガリ』を立ち上げる。“ヘンな出会いがきっとある”のコンセプトどおり、日々さまざまな変な出会いを提供。日常営業から味園ユニバース、グランドサロン十三などでの大規模イベントまでを横断しながら、大阪のカルチャーシーンに独特の距離感で関わり続けている。

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