ラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』全国7ヶ所のイオンモールを巡る展覧会を開催!大阪会場を訪れていたお2人に話を聞きました。

以前MARZELでも取材したビキニ写真集「Perfect!!」は発行部数7,500部以上、ラジオイベントを打てば配信チケット枚数2万枚超え、最近ではORANGE RANGEの「イケナイ太陽」の令和版MVに平成の女子高生に扮して出演……と、事あるごとに世間をザワつかせているマユリカ。彼らの名を全国に知らしめるきっかけにもなったラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』初の展覧会が、全国7ヶ所のイオンモールを巡回する形で開催中です!過去200回の配信を振り返る「うなげろりん年表」や中谷さんが中学時代から更新していたブログ「小僧解体新書」の紹介、ひょんなことから女性の魂が入ってしまったラブドール・さゆりの展示など、リスナーはたまらない濃すぎる内容。今回は、イオンモール堺北花田で開催されていた大阪会場にお邪魔して、来場していたお2人に展覧会や上京後のお話を聞いてきました!取材前後には、マユリカが出演するお笑いライブが館内の特設ステージで実施され、お客さんの中には観覧席の整理券をゲットするため早朝から並んだという強者も。大阪会場はすでに終わってしまいましたが、広島、福岡、茨城、愛知と続き、来年2月7日(土)~23日(祝)にはイオンモール神戸南で開催予定。これを読んで気分を高めて、ぜひ足を運んでください!
※展覧会のネタバレもあるので、楽しみにしている方はご注意ください。
東京、大阪共に来場数は1万人超え。自分たちの想像を超える反響に正直びっくりしています。

今日はマユリカさんが出演するお笑いライブもあり、たくさんのお客さんが集まっていましたね。
中谷:想像以上に人が集まって、正直現実味がなかったです。
阪本:ライブステージが吹き抜けだったのですが、見上げると4階までみっちり人が入っていて。観覧席を確保するために5時から並んだという方もいました。僕らが出て行ったらギャー!と言っていただいて、マイケル・ジャクソンさんもこういう気持ちやったんかなって。
中谷:思い上がりすぎや。マジの大スターやんけ。まぁでも勘違いしそうになるイベントでしたね。
最初に『うなげろりん!!』の展覧会をすると聞いた時、どのように感じましたか?
阪本:あんまり規模感が分かってなくて、イオンモールさんが協力してくださるというので、それならぜひくらいのテンションでした。ちょっとパネルを貼って展示するくらいで、ここまで力を入れて作り込んでくれるとは思ってなかったです。
中谷:何をやるんかとかも分かってなくて、スタッフさんたちに任せてしまってたというか。僕らは「こうします」っていう提案に対して「OKです」って言っただけで。それがこんなことになるとは。
スタッフさんの本気を感じたポイントはありましたか?
阪本:まず「こんなん考えてます」と渡された資料の数ですね。20個くらいアイデアがありました。年表を作るために200回ほどの過去回を全部聞いて内容をまとめてくださったのもありがたかったです。中谷のブログ(※)を全部チェックするスタッフさんもいらっしゃって。あ、残念ながらその方は亡くなってしまったんですけれども……。
※中谷さんが中学時代から芸人を始める前まで書いていた「小僧解体新書」という名のブログ。ブログを読み返している#2「小僧解体新書」は伝説的な面白さ。
全員:(笑)
中谷:いや致死量とかじゃないねん、ピンピンしてるから。文元さんっていうディレクターさんがブログを全部読んでくれて内容を抜き出してくれたんですが、2周読んでくださったらしくて。あれはほんまに申し訳なかったです。

阪本さんは、中谷さんのブログに対してコメントを入れてらっしゃいましたよね。
阪本:正直、別ギャラがほしいくらいしんどかったです。むっちゃ読みにくいすからね、あの文章。
中谷:そんなん言うなよ。20年前くらいに書いた文章やねんから。
阪本:しかもあれ書いたやつが芸人になるっていう。
中谷:それもヒストリーです。人生ってすごいなというのを感じられると思います。
阪本さんは、番組内のコーナーの罰ゲームで絵を描いて展示されていましたね。
阪本:“自分の人生において大事なもの”をテーマに描きました。最初はめんどくさかったんですけど、いいちこの瓶を描いた時に上手に描けたなと思って。その後に赤ちゃんを描いたのもむっちゃ上手やんってなりました。
中谷:赤ちゃんな、ほんまにちょっと似てるんですよ。
阪本:でも猫のウニを描いたあたりで、あっちゃーってなってもうて。でもトータル気に入ってます。
中谷:結構うまく描けてるよなぁ。確かにいいちこ上手かったです。
阪本:グッときたって人もいっぱいいたみたいで。
中谷:まぁな。阪本がストレートを投げてる感じが良かったのかもしれないですね。変に濁さずまっすぐに描いてる感じが。
阪本:そばで見てた奥さんに、「中谷さんの顔も描いたら?」って言われて。それはさすがにキモすぎるやろと。
中谷:いい提案ではあるけどな。テーマがテーマやし、さすがに俺も顔が真っ赤かになったかもしれん。サンパチマイクを横にして隙間を埋めてる感じとか、もうちょっと何とかならんかったんかなとかは思いますけどね。
阪本:でも非常におしゃれで。枠は『うなげろりん!!』のサムネ画像をオマージュしました。
中谷:「非常におしゃれで」とか自分で言うなよ。
あのサイズ感の絵を描くのって大変じゃなかったですか?
阪本:経験がなかったんで。下書きが終わった段階で、今から色塗るんやっていうのでだいぶしんどかったですね。
どれくらい時間がかかったんですか?
阪本:6時間くらいですかね。
中谷:だいぶ早いけどな。 結構時短でできてんちゃう。
中谷さんは「たまご王国」(※)のイメージって沸きましたか?
※中谷さんが出店を検討していた飲食店「たまご王国」が、本人書き下ろしのイラストを元にフォトスポットとして登場。
中谷:店内のイメージやマスコットキャラクターを描いてくれっていう依頼があって。もし本当にお店ができたらっていうのでもちろんイメージして描いたんですけど、あれがTシャツとかグッズになるのは聞いてなくて。あのTシャツほんまにいるんかな?

阪本:前は無地なんです。後ろに落書きみたいなのがこちょこちょっと入ってて。
中谷:ラフスケッチのつもりで描いたもんがグッズになってるからな。
阪本:「たまご王国」の従業員が着るTシャツとかにすれば良かったのにな。
中谷:ほんまにそうやで。あれだけちょっと引っかかっています。グッズになるなら言うといてほしかったなっていう。
お気に入りのグッズはありますか?
阪本:僕はナイロンの半ズボンが気に入ってて、水色のやつを結構穿いてますね。むっちゃ楽やし普通にかわいいですよ。
もしかしたらお揃いにしたい人もいるかもしれないですね。
阪本:まぁそうなりますね。
中谷さんが笑った時に出る音を聞けるヘッドホンのコーナーがあったじゃないですか。あれを聞いて、「うわっ」って言ってる女性がいました。
中谷:そうやと思いますよ。あれに関しては。
阪本:エチケット袋置いとかんと。
中谷:嘔吐はせんやろ。

東京会場の来場者数は何人くらいだったんですか?
阪本:約1万人とお聞きしました。会場のイオンモールむさし村山は、僕の家からタクシーで1時間半くらいかかる場所で。都内からそこまでアクセスがいいわけでもないのに、たくさん来てくださってびっくりしました。マイケル・ジャクソンでもこんなに集まらんかったんちゃうかな。
中谷:大阪の来場数も1万人を超えるみたいで。ちょっと理解が及ばない、変な感じがします。

阪本:仮に僕がリスナーやったとして、ライブやったらわかるけど、ラジオの展覧会に行くんかなっていう。
中谷:そうやなぁ。年に1度のラジオのイベントとかだったらわかるんですけど、展覧会にわざわざ足を運んでくれるっていうのが嬉しいです。
阪本:本当にありがたいですね。

今は中谷さんが一緒に暮らしているラブドールのさゆりさん(※)が展覧会を巡回していて、家にいない状態じゃないですか。おうちに変化はないですか?
※中谷さんの誕生日に阪本さんが贈ったラブドール。番組内で陰陽師の橋本京明先生にみてもらったところ、女性の魂が入っていることが判明。
中谷:特にないですね。ほんまにすっきりしたという感じで。会場に展示している排泄発信灯(※)もかなり邪魔なサイズ感で、部屋の景観をかなり乱していたので、巡回してくれて逆にありがたいです。
※昨年11月の中谷さんの誕生日に、番組内で阪本さんが贈った誕生日プレゼント。赤=うんこ、黄色=おしっこ、緑=オナラという風に、排泄をするたびに中谷さんはランプを自ら点灯させ、排泄報告のライブ配信を行っていました。
阪本:こんなスタンス取ってますけど、「(さゆりの)腕にホコリが溜まってるので、ちゃんと拭いてもらってもいいですか」ってさっきスタッフさんに注意してて。やっぱりそこはそうなんやと思いましたね。
中谷:愛してるから、とかじゃなくて単純に怖いんです。雑に扱うと僕に返ってくる可能性があるんで、ちゃんとしてあげてくださいっていう。雑に扱わんといてっていうことです。
阪本:やっぱり愛ですね。

『うなげろりん!!』のYouTubeの冒頭で中谷さんが毎回鼻くそをほじってるじゃないですか。今回はその写真の展示もありましたが、どんな風に始まったんですか?
阪本:動画を撮り始めた時、僕が相方に「鼻ほじって」って意地悪心でお願いしたんです。カメラ回ってるのに気抜いて鼻ほじってるやんって映ればいいなと思ってたんですけど、それがずっと続いて変なことになってます。
毎回いろんなパターンでほじられてますもんね。
中谷:勝手に追い込まれてしまって、やらな気持ち悪いところまで来ちゃいました。
阪本:僕からしたらもうええでって思うんですけど、今年2月にやった番組イベントで「楽しみにしてる人?」って会場で質問してみたら全員が手を挙げて。意外とこれみんな見たいんやっていう。
中谷:今だにブースに入ってからこのこと思い出して、何も考えてないって焦る時もありますね。
阪本:パネルを見てもらったらわかるんですけど、何個か被ってるんですよ。そこはプロとしてちょっとどうなのか……。
中谷:あれにプロとかないねん。何回やってんねんって話やから、そりゃ発想も被ってくるわ。でもたまにいいやつが出たりするんですよ。ついこの前の「鼻くそ引退」とか、気に入ってるものもありますね。
阪本:たまにこっちに投げてくるんで、パクって食べなあかんみたいなパターンもあって。あれほんまに腹立つんですよね。
でも阪本さんもちゃんとやってるんですね。
阪本:やらなしゃあないですからね。
いつもほじった手ってどうしてるんですか?
阪本:洗うわけないやん。
中谷:そのまんまにしてますね。それは仕方ないです。


マユリカ
NSC大阪33期生。共に神戸出身で3歳からの幼馴染。ボケ担当の阪本匠伍(上)とツッコミ担当の中谷祐太(下)によるお笑いコンビ。2023年、2024年と2年連続M-1グランプリ決勝戦進出。2023年に大阪から東京に拠点を移して活動中。パーソナリティーを務めるPodcast番組『マユリカのうなげろりん!!』は国内のPodcastランキングで常に上位を誇り、リアルイベントは即完売、展示会も大盛況と、熱狂的なファンを獲得している。
Instagram: 阪本 @saka8241 / 中谷 @mayurika.nakatani
X: 阪本 @sakasaka_ss / 中谷 @YutaNakatani