【私的録-MY PRIVATE SIDE】 GOOD TIMESのSHUJIさんが案内する、長居公園〜西田辺のピースな場所。そして、この地で守り続けていきたいこと。

スケーターのSHUJIさんを取材させてもらったのは、今から3年半ほどの前の2022年2月。それからもスケーターとして勢力的に活動しつつ、昨年には自身のスケートショップ『GOOD TIMES』が地元の平野区から長居公園へ移転。そしてSHUJIさん自身も今年の6月頃にご近所に引っ越してきました。最近この界隈は素敵なお店も増えていて、長居公園ではフェスが開催されたり、園内がどんどんアップデートされてるのをご存知でしたか?「昔からよく遊んでたけど、改めて良い場所やなって思うんです」と語るSHUJIさんに、長居公園とその界隈を案内してもらいました。街と人と公園にあふれるピースな雰囲気、きっと感じられると思います。そして、ショップ移転の経緯やこの先の目標などもじっくりインタビュー。変化の中にあるSHUJIさんの強い想いが、これからのスケートシーンをいろんな側面からおもしろくしてくれるはずです!

まずは花と自然に癒されて、行きつけの“ダビ”で腹ごしらえにハンバーガーを。

「植物園の入口に集合でお願いします!」とSHUJIさんから連絡を受けて向かったのは、大阪が誇るBIGパークの長居公園。豊かな自然があるのはもちろんですが、セレッソ大阪のホームスタジアムや以前MARZELでも取材したタイガーラックスケートボードパーク長居があったり、少し前には長居音楽祭も開催されるなど、いろんな取り組みを通じて地域と強く繋がっている公園です。SHUJIさんのスケートショップ『GOOD TIMES』も、お隣の平野区から2024年4月に長居公園へ移転。自身も近所に引っ越してきて、この場所はまさにテリトリーってことで、まずは長居植物園から案内してもらいました。

長居植物園を歩きながらおすすめの理由を聞いてみると、「海外の友だちが来た時によく案内するんですが、季節ごとにいろんな花が咲いてるし、夜はチームラボによるライトアップもあるからめちゃキレイなんですよ。自然を求めてるスケーターも多いから、みんなすごく喜びますね」とSHUJIさん。ショップが平野区にあった時は、周囲も工場地帯で紹介できる場所も少なかったため、「案内できる場所が増えたのは嬉しい!」とのこと。

SHUJIさんおすすめのひまわり畑は、取材日だった8月下旬では見頃を終えてたものの、一部咲いているところも。そしてこの時期は、さるすべりが見頃とのことで、のんびりと園内を歩いていきます。

「いろんな花や植物があるけど、それぞれにコメント付きのプレートが貼ってあるから、新しいことを知るきっかけにもなるんですよ。海外の友だちからすると馴染みのない言葉ですが、英語とかで通訳して伝えると、みんな「へぇ~!」って感じで興味を持ってくれますね」

長居植物園には大きな池があり、その奥まったエリアもおすすめスポット。「鳥たちがめちゃ鳴いてるから、その辺を歩いてるおっちゃんに聞いてみたら、「あれは縄張り争いしてんねん!」って教えてくれたんですよ」とSHUJIさん。人が介入せずにそのままの生態系を保つようにしているらしく、それを見るのも楽しみだとか。

長居植物園の中には自然史博物館もあり、入口にはおよそ19メートルもある鯨の標本が吊られています。「LAから来た友だちは特にテンション上がってましたね。大人になって改めてじっくり見るのも、楽しいなと。植物園とセットで巡るなら、最低でも2時間は必要だと思うけど、おすすめです!」と教えてくれました。



ちょっと小腹も空いてきたので、お次に向かったのは西田辺の『W&B Delicious Service』。つい先日にMARZELでも紹介させていただいた、小島亮介さんが店主(取材日は残念ながら不在)のグッドフィーリングなお店です。

取材に訪れたこの日は、3名のアーティストが自由な視点でクルマを描いた個展『ぼくたちのオートサロン』が開催中でした。写真左は、SHUJIさんの友だちでもあるTAKESHI WADAさんのもの。写真右は、VANさんの作品。

「オーナーの亮介くんは、COZY Coffee Spot時代から仲良くさせてもらってて、共通の知り合いもたくさん!僕らは通称“ダビ”って呼んでるんですが、ダビのオープンと僕のショップの移転オープンの時期も近くて、公私共にお世話になってます。イベントさせてもらうことも多いし、ほんまに楽しい場所ですね」と、この日もカウンターのお客さんたちといつもの感じでグータッチしていました。

「カレーもめちゃ旨いんですよー」と教えてくれつつオーダーしたのは、W&B Burger(¥1,000)にハラペーニョ(¥100)をトッピングした、お気に入りのカスタムスタイル。バーガーを包む紙はあえて使わず、そのまま豪快に食べるのがSHUJIさん流です。

亮介さんやスタッフを通じていろんな人を紹介してもらったおかげで、繋がりもさらに広がったそう。ちなみにサインペインターの理子さんと『GOOD TIMES』の元メンバーでもある昴さんが出会ったのも、このお店だとか。「亮介くんがめちゃくちゃピースだから、そういう出会いもあるんだなって思います」と、SHUJIさんもなんだか微笑ましい様子でした。

お腹も満たされたってことで長居公園に戻り、SHUJIさんのスケートショップ『GOOD TIMES』へ向かいます。


W&B Delicious Service
@wandb_delicious_service

スケートでコミュニケーション!ローカルの子たちと滑って話して遊んだ後は、ビールとカツオのたたきで。
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Profile

SHUJI KAWAGUCHI

1997年、大阪市平野区生まれ。2020年9月に地元でスケートショップ『GOOD TIMES』をスタートし、2024年9月に長居公園に移転リニューアルオープン。ショップオーナーとしての顔を持ちつつ、ビデオ制作やイラスト制作を通じたアーティスト活動も行う。VERDYプロデュースによるWasted Youthのライダーという一面も。

Shop Data

GOOD TIMES

住所: 大阪市東住吉区長居公園1-1 スケートボードパーク横
営業: 12:00〜21:00(土曜・日曜・祝日は10:00〜21:00)
休み: 月曜

https://goodtimessb.theshop.jp/

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