国内外の新鋭カルチャーを発信する『STUDIO KUSHIKATSU』が神戸・元町にリニューアルオープン!感度の高いローカル達からも注目を集める新たなコミュニティスポットの魅力とは。


『誰が、どこで、何をするのか。ということを認識してもらうためにまず名前を持ったほうがいい』と言われて考えた屋号が、『STUDIO KUSHIKATSU』

こんな後になってから聞くの遅すぎると思いますけど、そもそも『KUSHIKATSU』という名前の由来は?

Yohei:自分の個人的な記憶だと…確かシェル地下で初めて展覧会をやるとなった時に、フェイスブックやインスタのSNS上での告知だけいいかな?って思っていたんですけど、オーナーの入塩さんから『フライヤーを作ったほうがいい』と言われて。確かに、自分たちがデザインした紙モノを直接手に取ってもらえるのっていいなと思って。それから『何か名前ないの?』『グループ名みたいな』って聞かれて。『誰が/どこで/何をするのか/ということをしっかり認識してもらうために、まず名前を持ったほうがいい』と言われて『確かに』と。それで色々と考えた結果、その当時、仲間と串カツ食べ放題によく行っていたんで『じゃあ『KUSHIKATSU』で良くない?』て(笑)

Ray:そうそう、それからスケボーのデッキテープに『KUSHIKATSU』って描き始めて(笑)。あとは、俺がオーストラリアから日本に帰ってくるときに『なに食べたい?』って聞いてくれてたんやけど、そのときしょっちゅう『KUSHIKATSUが食べたい』って答えてたのもあるかも(笑)

Yohei:外国の人の感覚でいう『SUSHI』とか『RAMEN』みたいなノリっていうか(笑)

Ray:あとさ、15歳くらいの時に仲間6人で東京行ったやん?みんなでスケボーしてビデオを撮影したりして、その経験が初めての『KUSHIKATSU』としての活動っていうか、仲間とのツアーみたいな感じで。

ビルの入り口にはスケボーが立て掛けられている。山から街、海までプッシュで移動できるサイズ感が神戸の魅力。

そういう時間を仲間で過ごしたことで、さらに『WE ARE KUSHIKATSU!』ていう結束が固まった感じ?

Ray:そう、そんな感じかな(笑)

Yohei:冗談みたいなスタート(笑)

でも、そういう良い思い出とか、みんなと共有した気持ちがベースになってるのっていいですね。

Yohei:うん、そう思います。

日本とオーストラリア、アメリカというそれぞれのカルチャーを経験してきた二人にとって、神戸ってどんな街?

Ray:神戸は街のサイズがちょうどいいっていうか、それこそスケボーでどこにでも行けるし、街も山とか海とか自然も近くにあって動きやすいのがいいですね。

Yohei:自分はアメリカとか大阪とか、神戸以外の街に移り住んでみて、改めて『やっぱり神戸がいいな』て思えるようになったかな。神戸に住んでいたときは外の世界を求めていたけど、23歳くらいのときにまた神戸に戻ってきたら、やっとここが『自分のホーム』という感覚になれたっていうか。海外に居た親友みんなが同じタイミングで神戸に戻ろうかなってなったこともあって、自分としては『KUSHIKATSU』のメンバーが居る場所が自分のホームだという気持ちがあるから。中学の時に自分もまたアメリカに戻ったり、みんな一旦バラバラになったけど、大人になってまた仲間で再集結した場所が神戸やから。

『STUDIO KUSHIKATSU』には特別なカルチャーがあって、それが神戸という街に新しい空気を流してくれている気がします。

Yohei:『カルチャー』って、それぞれジャンルは違っていても、たぶんベースにあるマインドって同じだと思っていて。絵も、料理も、アパレルも、形として出てくる形が違うだけで、それもすべて『表現』だと思うし。そういういろんなジャンルから出てくる新しいカルチャーは、自分たちにとっても面白いことだから。

昔から、意識的には社会的な安定よりもクリエイティブな世界で生きていきたかったんですか?

Ray:それは昔からずっとありました(笑)。会社に入って、ボスに言われたことをひたすらこなして生活していくっていう人生のプランだけは避けたいなっていうか…自分にはそういうライフスタイルは無理かなって(笑)。そう思ってたから、それなら自分の力で自分のライフワークをちゃんと作って頑張ろうって決めてた。

Yohei:俺はわりと大きなカンパニーで働いたり正社員雇用も経験してきたし、安定した生活を保証してくれることの安心感もいいなって思ってた時期もありました。ボーナスとかね。そのお金でキャンプとか好きなことも楽しめるし、ボスも尊敬していたし、キャリアも積める。でも、何故なのか気持ちが上がり切らないっていう思いはずっとあって。100%の気持ちが出せない自分が常にどこかにいる感じ。安心を与えてもらっているけど、契約以上の時間や労働力を差し出すほどの気持ちが向けられなかったっていうか。今は、やっぱり好きなことだし、その好きなことで支える生活が自分の力量にかかっているからこそ、全力投球できている感じ。自己中なのかもと思うけど(笑)、やっぱり多少のリスクがあったほうが気持ちやマインドはあがるんだと思います。

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Profile

STUDIO KUSHIKATSU(スタジオ クシカツ)

海岸通りエリアから、2025年5月31日に元町の鯉川筋沿いにリニューアルオープン。立ち飲みスタイルのダイニングバーを入り口に、ショップ、ギャラリー/ポップアップスペースの3フロア構成で多角的なカルチャーを発信する神戸の新たなコミュニティスポット。国内外の新鋭アーティストの展覧会やアーティストとのプロダクト展開も人気。営業日やイベント情報はInstagramをチェック!

Instagram:@studio_kushikatsu
Instagram:@lolas_hardware

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