国内外の新鋭カルチャーを発信する『STUDIO KUSHIKATSU』が神戸・元町にリニューアルオープン!感度の高いローカル達からも注目を集める新たなコミュニティスポットの魅力とは。


貰ったチャンスはきちんと『現実化』する。相手は『チャンスは投げたからな』『そこからどうするかは、そっち次第』というスタンスだと思うから。

国内だと、最近では『whimsy socks(ウィムジー ソックス)』とのコラボレーションが面白かったです!あれはどういうきっかけで?

Ray:すごくナチュラルな会話の流れでそうなったような記憶があります。自分はこういう自然な流れでチャンスをもらえることが多くて、それに『やろう!』って乗っかるだけっていう(笑)。そこからは自分が本気になってデザインを起こして、それを相手に渡すという『現実化』するための行動が取れるかどうかだと思ってる。それが出来れば、相手もこちら側の本気が伝わって『やろう!』って協力体制になれるから。

その『現実化』を取れるかどうかが運の分岐点ですよね。これは何に対してもそう感じます。チャンスはたぶん、そこら中にあるはずなのに。

Ray:ほんとにそう。例えばあの時の『やろう!』が、その瞬間だけのテンションだけだったらデザインを描くこともなく、そのテンションがただ消えていくだけだったと思う(笑)。言葉だけで終わらせずに実際に作って、それを相手に送って、そこからディスカッションを重ねて、現実になっていくプロセスにちゃんと乗ればいいと思う。言葉はあくまでも言葉だけだから。その言葉のやりとりのあとに『ちゃんと動ける』ということが大事だよね。

本当にそう思います。

Ray:しかも、こういう『面白そうな話』てさ、だいたいお酒飲んでるときのテンションで出てきたりするから(笑)

それも本当にそう(笑)

Ray:ね(笑)。だからこそ『ちゃんと現実化する』のが本当に大事。相手は『チャンスは投げたからな』『そこからどうするかは、そっち次第』というスタンスだと思うから。それに『whimsy socks』は自分自身もすごくリスペクトしているブランドだから、SOTA君からこういう展開をもらえたことが本当に嬉しかったです。だから『絶対にがんばろう』て、100パーのモチベーションを入れてやりました。

『STUDIO KUSHIKATSU』という場所もだけど、二人のスタンス自体もすごくフリーマインドのように感じているけど、リニューアルしてから何かコンセプトとかマインドで変わってきたことはある?

Yohei:いまはそれが二人の課題でもあるかも。今までは単純に、自分たちが仲間と一緒にやりたいことをやってきただけだったから。今は場所もさらにメインエリアに動かしたこともあるし、いろんな世代や今までは接点があまりなかったような人たちも遊びに来てくれるような場所になっていけたらとは考えています。SNSでのプロモーションもだし、今まであまり得意としてこなかった、いわゆる『ビジネスプロモーション』もやっていかないとな、と(笑)

ビジネスターゲットとか?

Yohei:例えば、よくある『20代から30代くらいの、会社務めの女性のアフターファイブに…』とか、大きな企業だとそういう細かく分析されたビジネスプランあるじゃないですか(笑)。さすがにそこまで細かくは考えてはいないけど(笑)、でも、新しい層に注目してもらうための意識努力も必要なのかな?と思ったり…

意外なこと考えてた!むしろ『STUDIO KUSHIKATSU』は二人の好きなもの、偏愛しているもので構成された場所だからこそ魅力的だと思いますし、それを同じように愛してくれる人たちが集まるスポットなのがいいじゃないですか。

Yohei:それはもちろん嬉しいです。でもここから、自分たちの年齢とか時代の移り変わりとかもあるから、どんなふうにこの場所がそれに馴染んでいくのかな?とかも考えたりしますね。リニューアルしたことでサイズも仕事も大きくなったから、やっぱり多少のプレッシャーはありましたよ。でも、いざオープンしてみたら、わりとあっさりと今のスタイルが自分の”日常”になってきましたね(笑)。朝起きてから仕込みして、お昼の12時にオープンして、夜中までキッチンで過ごして…というルーティンが。

オープン間もないけど、すでにローカルの仲間たちが通うスポットになっていますし、年齢の壁も越えているのが面白いですよね。

Yohei:嬉しい。確かに、10代から50代くらいまでのスケーターが同じ空間で一緒に飲み喰いしながらゆっくり喋ったりしながら過ごしてくれているのって、他の居酒屋とかではあまり見ない光景かも知れない(笑)。そんな感じで興味持ってくれた人が気軽に遊びに来てくれたら嬉しい。どんな環境の、どんな人が来てくれてもいいって思うから。

そうなっていくと思います!二人の間で『STUDIO KUSHIKATSU』と『LOLA’S HARDWARE』での活動意識に棲み分けってあったりしますか?

Yohei:『LOLA’S HARDWARE』はRayがやっているプロダクトだから、そこはそれぞれの世界観や活動で分かれている感じですね。

Ray:うん。『STUDIO KUSHIKATSU』のほうは屋号というか、コミュニティを象徴する名前だから。『STUDIO KUSHIKATSU』のオリジナルグッズも作っているけど、それはこの場所に遊びに来てくれた人たちに向けての『お土産もの』みたいなイメ−ジ。

Yohei:うん。『STUDIO KUSHIKATSU』自体のプロダクトとしては、自分たちで作ったお土産みたいなものとか、過去に展示会をやった仲間の作品とかがあるけど、あくまでも、この場所が『ここから何かが発展していく場所』として認識されて、広がってくれるのが一番嬉しいです。

昼夜問わず、ふらっとチルタイムを過ごしに来る仲間でテーブルが賑わう。
『誰が、どこで、何をするのか。ということを認識してもらうためにまず名前を持ったほうがいい』と言われて考えた屋号が、『STUDIO KUSHIKATSU』
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Profile

STUDIO KUSHIKATSU(スタジオ クシカツ)

海岸通りエリアから、2025年5月31日に元町の鯉川筋沿いにリニューアルオープン。立ち飲みスタイルのダイニングバーを入り口に、ショップ、ギャラリー/ポップアップスペースの3フロア構成で多角的なカルチャーを発信する神戸の新たなコミュニティスポット。国内外の新鋭アーティストの展覧会やアーティストとのプロダクト展開も人気。営業日やイベント情報はInstagramをチェック!

Instagram:@studio_kushikatsu
Instagram:@lolas_hardware

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