おかげさまで20周年!ウンコちゃんの家具屋さん®️プレゼンツ、「お昼だよ!全員集合マーケット」&お笑いイベント「クレ4」をレポート!!


代表を務める大町さんに、20周年イベントへの想いを聞きました。

今回のイベントへの大町さんの想いを聞かせてください。

実は大掛かりなイベントを企画するのは初めてで。20周年にして初のリアルイベント、どうせならド派手にやりたいというのがあって、お笑い界のトップを走る4人に力を借りることにしました。最初はお笑いイベントだけで十分豪華やから、マーケットはやらなくてもいいかなと思ってたんですが、せっかくだから昼間も楽しいことをしようとMARZELの編集長が言ってくれて。いつもお世話になっている方を中心に集まってもらいました。
今はSNSなどですぐに繋がれる世の中になったけど、僕は1人ひとりときちんと向き合って関係性を築きたいんです。今回のようなイベントを行うことで、より人との絆が強まったり想いが伝わったりするのかなと。そんな考えもあり、イベントの実施を決意しました。

マーケット会場はどういった経緯で使えることになったんですか?

「クレ4」の会場となるクールジャパンパーク大阪の稲富さんが、「ぜひウチを使ってください」と言ってくださったんです。彼とは仕事を通じて繋がりましたが、時にはぶつかり、腹を割って話し合える大切な友人です。今日を迎えられたのは彼の協力があってこそ。本当に感謝でいっぱいです。

野性爆弾・くっきー!さんが描き下ろしたロンT。こちらは非売品だそうです。首に巻いてる手ぬぐいは、<手ぬぐいCHILL>とのコラボアイテム!

オリジナルのロンTも素敵ですね。

これはお笑いイベントにも出演する野性爆弾のくっきー!さんが今日のために描き下ろしてくれたロンTです。とってもかわいいですよね。残念ながら販売はしてなくて、ごく少量しか作っていません。抽選会でのプレゼントと僕らの分だけなので、すごく希少です

大町さんの明るさや関係性を築く力にはいつも驚かされます。そのパワフルさの原点を少しだけお伺いしていいでしょうか?

もともと英語が好きで、高校卒業後にアメリカの大学へ語学留学しました。そこで言葉の壁を越えられずに塞ぎ込んでしまい、ドロップアウトした経験があるんです。普段見ているお喋り好きの僕からは、そんなこと想像できないかもですが……(笑)。だからこそ、母国語である日本語を使ったコミュニケーションを大切にするようになったんです。
その後は帰国したものの、楽しそうに大学に通っていたりカッコいい仕事に就いたりしている友人を見て、僕は一体何をやってるんだと自分に対する焦りや劣等感に押し潰されそうになっていました。そんな時、吉本興業さんでライム・ライトという芸人をしていた叔父に「一緒に家具屋をやってみいひんか?」と誘われて、事業を手伝うことになったんです。僕の地元は堀江やアメ村が近く、当初は自分がおしゃれなインテリアショップで働くんだと思っていました。そんなイメージとは裏腹に、連れて行かれたのは八尾の真っ暗な倉庫街。アウトレットやディスカウントがメインの激安家具を扱っていて、10トン買いしたB級家具の段ボールをひたすら剥いていくのが日常でした。服も体も泥まみれで、自分の身なりなんて構っていられないくらい、毎日ヘトヘトになって働いていましたね。

大町さんにそんな時代があったなんて知りませんでした。当時から『ウンコちゃんの家具屋さん®』という屋号だったんですか?

僕も知らなかったんです。何も知らずに八尾の倉庫で働くようになって、「店名は何ですか?」と聞くと、「『ウンコちゃんの家具屋さん®』やで」という答えが返ってきて。最初に聞いた時はびっくりしましたよ。叔父も芸人やし、『あかん、もう助けて屋』とか色々考えたみたいです。その上で、「ここはB級の傷モノアウトレットを扱う店やし、俺も芸人崩れのB級や。圭司も大学をドロップアウトしてるわけやし、『ウンコちゃんの家具屋さん®』っていうB級軍団でええやないか」と。当時、大阪の業者がB級家具のことを“ウンコちゃん”って遊び心で呼んでいたっていうのもあって。そこから『ウンコちゃんの家具屋さん®』になったそうです。

そんな経緯があるんですね。ちなみに、いつもファッションに黄色を取り入れてるのはどうしてですか?

ウチのコーポレートカラーだからです。入社して10年ほど経った33歳くらいの頃、会社の業績が傾いてしまい、「このまま潰れるならお前がやってみたらどうや」と叔父が言ってくれて、僕が代表を務めることになりました。とにかくこのチームを解散させたくない一心で引き受けたんですが、そんな大役が自分に務まるか不安でいっぱいで、精神的に苦しい日々を送っていました。そんな時、叔父の師匠でもあった坂田利夫師匠が僕のことを気にかけてくれて、食事会の際に話を聞いてくださったんです。会社の先行きも不安やし、屋号もバカにされるし、経営者としての自信もないし……、一体これからどうしていけばいいんでしょうかと。そんな時、「お前も何か夢中になれるもの見つけなあかん。ワシにとってはそれが笑いやった。ワシはただ、笑いが好きやから、アホやバカや言われてもステージに立てる。夢中になれるからずっと続けていけるねん」と坂田師匠が言ってくださって。その言葉を聞いて、僕の体には雷に打たれたみたいな衝撃が走りました。僕もウンコちゃんでええんや、『ウンコちゃんの家具屋さん®』として生きていこうと。そこからは、少しでも人に覚えてもらえるよう、頭の上から足の先まで全身黄色をまとって出掛けています。黄色いファッションに身を包むことが僕のアイデンティティ。坂田利夫師匠の言葉のおかげで、今の僕があるんです。

黄色いファッションの裏には隠されたドラマがあったんですね。常に黄色を身に着けることは、会社の未来を背負う大町さんの決意の表れのようにも感じます。

いつもふわふわしているように見えるけど信念は持っているつもりです。「ラブアンドピース」という僕の口癖にも、1人ひとりをリスペクトしたうえでしっかり関係性を築いて、楽しい時間を一緒に過ごしたいという想いを込めています。これが大町圭司であり、『ウンコちゃんの家具屋さん®』のイベントを通して伝えたいことです。長くなりましたが、せっかくやから僕のことも知ってもらいたくて。色々聞いていただき、ありがとうございました!!

WWホール内のビッグビジョンには、『ウンコちゃんの家具屋さん®』の映像が流れていました。
右は、今回イベントの開催に協力してくれたクールジャパンパーク大阪・稲冨さん。
イベントに集まった、おしゃれな来場者をスナップ!
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Profile

ウンコちゃんの家具屋さん®️

日本一ユニークな屋号(?)と話題、大阪・八尾に本店を構える家具屋。2004年の創業以来、独自のスタイルで人気を集め、現在は新品のアウトレット家具とアメリカ雑貨を中心にスタンバイ。今回、20周年にして初のイベントを開催。

https://unkochan.com/

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