Podcast番組史上初?!新しいスポーツを作った『ぎょうぶのラジオ参観』とは?パーソナリティーを務める若手コンビ<ぎょうぶ>を取材しました!!
ダドリーのルールを決めるに当たって2人で揉めてしまったことも。無事に開催できて本当に良かったし、何よりめちゃくちゃ楽しかったです。
今日はダドリーの初開催、本当にお疲れ様でした!毎回『ラジオ参観』を楽しく聴いていて、どうしてもダドリーの様子を取材したいと思い、このような場を設けさせていただきました。
澤畑:ありがとうございます。先週の収録で「ダドリーを取材したい方がいる」とお聞きして、全員で「ダドリーを取材?どういうこと?」ってなってました。
為国:スポーツ界の重鎮というか、スポーツ系のメディアをやってるスーツ着た偉いおじちゃんが来るんかなと思ってたんで、ラフな感じで安心しました。わけわからん脳みそボールを作ったりフラッグをデコったり、何をしとるんやってなりそうやなって。
それは良かったです。今日はダドリーをプレイした感想や裏話をお伺いできたらなと。実際にやってみていかがでしたか?
為国:三角形のフィールド内にいる2人を外の3人がタッチする、めっちゃシンプルなルールのスポーツではあるんですよ。正直最初は成立するんかなって不安やったけど、ゲストの2人にもお褒めの言葉をいただいて案外いけるもんやと思いました。
澤畑:もしかしたら1回誰かが考えたことあるのかもしれないですね。もともと江戸時代とかにもあって、おもんなくて無くなったスポーツなんじゃないかと思います。ベースはシンプルやけどダドリーらしいルールがいっぱいあったんで、めちゃくちゃ楽しくできました。
近くで観ていてすごく楽しそうでした。
為国:最初はめっちゃ不安でしたよ(笑)
澤畑:あんな不安なことないよな。
始める前、全員がうっすら大丈夫かなっていう表情してましたもんね。
澤畑:改めて、現存するスポーツって全部すごいんやと思いました。
ダドリーのルールを決める際、2人が結構揉めたっていう話も聞きました。
為国:フラッグをデコるとか、僕が細かいルールをいっぱい増やそうとしてたんで。
澤畑:まだ得点方法も決まってない状態で、為国がフラッグの素材は何にするかとかみたいな話を始めちゃって。
為国:フラッグの素材を何するかっていう話しかしなかった回も2回くらいあって、さすがにそれはマズイやろっていうので。収録中はそんなにですけど、収録後にどうすんねんって揉めたりとかしてました。
澤畑:ゲストを呼んでるのもあって、「こっちの方がええんちゃうか」「いや、こっちの方がええやろ」って2人で真剣に揉めてて。家に帰って次の日会った時、「てかダドリーで揉めるってどういうこと?」ってなりました。でも真剣に考えたおかげで本当に楽しくできました。
為国:リスナーさんからルールを募集してたんですが、それを「ええやんええやん」って全部組み込んでいったらガバガバになってきて。「試合前に対戦相手の家に行ってシンクの皿を洗っているか確認が行われ、洗ってない食器×フラッグ1本が失われる。相手チームが皿を洗ったら1点」とか「相手チームのお腹を先に満たすことは“餌付け”としマナー違反とする」とか。僕は入れようと思ってたんですけど、澤畑に止められました。
澤畑:最後の方は、“為国&リスナー軍vs澤畑”みたいになってましたね。
為国:お便りは基本僕が確認してるんですけど、リスナーさんはダドリーが大成功するって思ってるから、「打ち上げの場所ってどうするんですか?」とか言ってきてて(笑)
澤畑:それ俺知らんて。そんなんあったん?
為国:そう、さすがに読まへんかったけどな。
澤畑:まだルールも固まってない段階で、早いてほんま……。
「ハーフタイムショーでけん玉しましょうか」っていうリスナーさんもいましたね。
澤畑:いつもお便りをくれる“俺だよ俺”さんが、「最近覚えたけん玉をハーフタイムショーでやりましょうか?」って送ってきてました。ABCのスタッフさんに聞いたら、「ギリいけます」って言われて怖なりました。
手作りのデコフラッグと脳みそボールの話もお伺いしたいです。澤畑さんは、美術とか結構得意なタイプですか?
澤畑:そうですね。絵を描いたりするの好きなんで、やる前からどうやってデコろうか考えてました。『ラジオ参観』のステッカーになってるロゴとダドリーの表紙のロゴデザインは絶対やりたくて。もう1つは“ぎょうぶ”にしようと思ってたんですが、カベポスターの浜田さんの家にお邪魔する機会があって、そのタイミングで浜田さんにご協力をお願いしました。これは浜田さんが僕の代わりに作ってくれたフラッグです。
浜田さんもデコるのお上手ですね。
澤畑:僕はネイル用のキラキラパウダーを使って作っています。ネイルやと思って2時間半くらい掛けて作りました。女性のギャルみたいな人が送ってくれたんかなって思ったんで、ネイルくらいデコらなあかんなと思って。
私が想像してたのは、澤畑さんが作ってきていたようなキラキラのデザイン。澤畑さんは想像以上にかわいくてギャルやなぁと思いました。それに対する為国さんのフラッグが個性的すぎて。
為国:作家の津村さんとも言ってたんですが、そもそもデコるって何なんやろうって。まずその概念がよくわからなかったです。
澤畑:これゴミやで?
為国:そんなん言ったらおしまいやわ。
澤畑:とりあえずムズかったよな。100均に材料を買いに行く時、たまたまポートワシントンの伊藤さんに会って、「こういう事情でデコれるものを買いに行くんです」って言ったら付いてきてくれて。普通に僕が選んだんですけど、坊主のおじさんと僕でパーツを色々選んでて、誰と何を探しに来てんねんって心の中で思ってました。
為国:せめて相方の笠谷さんやろ。伊藤さんほぼ坊主の俺やで。顔似てるって言われるもん。
澤畑:皆さんに協力いただいて、それがあったからこそ完成した感じです。
じゃあ為国さんのフラッグのお話も……。
為国:これの話……、何ですか。何を言ったらいいんですか。
澤畑:これはDとDでダドリーを表現してるんですよね。
為国:そうです。表面が真っ赤なキラキラのハートで、裏にはパールを使っています。
赤のハートに2粒だけバラが混じっているのがアクセントですね。脳みそボールの話も聞きたいです。
為国:ビニール袋から出す時にボールの匂い嗅いでみたけど、めっちゃドブみたいな匂いしてた。めちゃくちゃ臭い。
一同:(笑)
澤畑:嗅いだことないからわからんけど、ほんまに脳みそみたいな匂いしてんちゃう?
為国:昨日作ってた時から結構匂ってて、今朝起きたら僕の6畳の部屋が全部この匂いになってました。ワームってもともとそういう匂いをさせる仕様にはなってると思うんですが、それにしても臭すぎます。
澤畑:脳みそボール作るのに8時間くらいかかったって聞いたから、そこまで手間かかってるんやったら動くんちゃうかと思ったな。
為国:めっちゃ細かいこだわりでいくと、ぐるぐる巻いてるところは結構上手くいきました。
ちょっとサッカーボール感がありますね。
為国:そうなんです。サッカーボールをイメージして作ってて。
澤畑:僕が1回投げただけで砂が付いてジャリジャリになってる。2回目からは不利かもしれないです。
為国:ポイントとしては、あえてアロンアルファでしっかりつけずにビロビロさせてる部分を作ったところですね。丸くなりすぎないよう所々盛り上げて凸凹をつけたり、内側がちょっと透けるようにピンクのボールを買ってたり。ワームも、ミミズだけじゃなくてサソリとかゴキブリみたいなやつも混じってるんすよ。しかもこのボール、見えないですけど実はウサギがプリントされてるんです。
澤畑:ウサギの面影無さすぎるな。こんな感じやからいびつな飛び方するんかなって思ってたけど、投げたらめっちゃボールの軌道でびっくりしました。
ちなみにワームは何匹くらい使ってるんですか?
為国:正直わからないっすね。1匹ずつ貼り付けて、人生で初めてアロンアルファを5本使いました。
澤畑:結論、ダドリーは準備が大変ってことです。
為国:脳みそボールはまた次の試合でも使えそうやな。フラッグは変わってたら毎回気付かないといけないっていうルールがあるんで、また作るかもですけど。
澤畑:そうや。ちゃんと気付いて、そのかわいさを誉めなあかんもんな。次やる時はもちろん違うの作ってきますんで。
次のフラッグも楽しみにしています。今日呼んだゲストとの関係性は?
澤畑:バッテリィズのエースさんは、昔からライブとかで良くしていただいてます。
為国:僕はエースさんが1番仲の良い先輩なんです。劇場メンバーになる前から銭湯とか連れて行ってくれてて、めちゃくちゃ慕ってる先輩です。
澤畑:「劇場上がれたらええなぁ」ってずっと言っていただいてて。明るいしスポーツもやってるから、絶対一緒にダドリーをやりたいって思ってました。りえちゃんさんはどちらかというと僕の方が喋るんですが、めちゃくちゃおもしろくて良い方で。ダドリーには女性目線が足りてなかったんで、劇場イチのギャルであるりえちゃんさんを呼ばせてもらいました。
ぎょうぶ
2018年結成、共にNSC大阪校39期生。ぎょうぶ、三遊間、空前メテオの3組からなるユニットライブ『漫才参観』から派生したABCラジオのPodcast番組『ぎょうぶのラジオ参観』(毎週木曜18:00頃〜配信)』のパーソナリティーを務めるコンビ。大阪よしもとの劇場を中心に活動しており、昨年のM-1グランプリは準決勝、今年の『ytv漫才新人賞』では決勝に進出するなど注目を集めている。シーズン2 で目標に掲げていた総再生回数2万回を達成し、2月初旬にシーズン3がスタートしたばかり。
ぎょうぶのラジオ参観
ラジオ参観Twitter:@radiosankan
澤畑 健二
1992年生まれ、京都府出身。学生時代はバスケットボール部に所属。“どこにでもいる顔”と称され、保健体育の教科書やパパを描いた幼稚園児のお絵かき、グーグルアースでハトに餌をあげているなど、様々な場所で目撃情報が絶えない。睡眠をあまり取らずにたくさん食べることから、「逆禰󠄀豆子」という異名を持つ。近々扁桃腺を取る予定。
為国
1997年生まれ、兵庫県出身。学生時代はサッカー部に所属しており、高校最後の大会では、点差をつけて勝っているにも関わらず、相手を邪魔するプレイを連発し退場になったという“ダーティー”な過去も。かなりの偏食で、最近は駄菓子を大量に購入して食べることにハマっている。歯の神経を複数取っており、味覚が無くなってきているそう。