春の風と海を感じるグッドロケーション。衣・食・音がひとつになったヒップなイベント、『六感音祭』のリポート&スナップをお届け!
てらBand Setにneco眠る、ゆうらん船、MIZ、Summer Eyeといった実力派バンドが揃ったライブは、第六感を刺激するステージの連続に。
実力派バンドが揃う中でオープニングを務めたのは、結成20周年を経てさらに進化し続けている青春ビザールディスコバンドのneco眠る。満員御礼状態の館内で、オーディエンスも待ってましたとばかり大盛り上がり。
彼らの奏でる独特だけどワクワクが加速する音に、みんなが一気に飲み込まれていくのでした。続いては、夏目知幸のソロプロジェクトであるSummer Eyeが登場。独創性豊かなポップソングをはじめ、ダンサブルなサウンド、そしてダブ・ソウル・チューンな楽曲を披露するステージに。
パフォーマンスも含めて“彼らしさ”がギッシリと詰まった濃密な時間は、まさに圧巻の一言!オーディエンスのノリもますます高まる中で次に登場したのが、てらBand Set。酩酊シンガーソングライターを自称するてらによるバンド形態でのライブは、会場の空気をさらに気持ちよくしていきます。
半径50センチの日常を歌う彼の声と歌詞、バンドセットならではの音が会場を包み込み、「音楽って、ええな」とオーディエンスみんなも実感できたはず。そして、日暮れとともに会場では、ヅカデン(宝塚電子倶楽部)によるエレクトロニックなライトアップもお目見え。ライブも終盤に差し掛かっかていき、続いてはMIZが登場します。
玉置周啓と加藤成順によるアコースティックユニットが奏でる、聞き手のある場所の思い出、匂い、音にリンクするような楽曲は、グッとくるグッドミュージック。オーディエンスも会場も、その優しさとオーセンティックな世界に引き込まれたんじゃないでしょうか。
『六感音祭』もいよいよラストステージ。トリを飾ったのは、ゆうらん船。シンガーソングライターの内村イタルを中心に結成されたこのバンドは、メンバーそれぞれの個性ある演奏が歌に寄り添い、いくつものグルーヴを生み出していきます。
懐かしいのに新しさを感じて、心地いいけどスリリングさも垣間見えるバンドサウンドに、オーディエンスの表情からは「聴き逃したくない!」って想いがあふれてました。独自の音楽性をもった5つのバンドが集まり、個性を奏で合った『六感音祭』のライブステージ。ロケーションも相まって、ホントに最高だったと思います。