あの「貞子」が再びスクリーンに帰ってくる!映画『貞子DX』公開直前、大阪出身コンビ 小芝風花さん・川村壱馬さんにインタビュー!


現場の雰囲気はすごく楽しくて。「これ、ほんまにホラー撮ってるんやんな?」っていう話はよくしてました(川村)

『貞子DX』はホラーでありながら、謎解きサスペンスの要素もあり、文華と王司の掛け合いはコメディのようでもありました。お2人は、演じる上でどのように意識しておられましたか?

小芝:王司はすごく感情が上下するけど、文華はずっと冷静で、そのアンバランス感が面白い部分だよねっていうのはお互いに話していて。でも現場の演出で、台本以上に文華の感情があらわになったり、親しみやすい部分が追加されたときに、王司とのバランスをどう取るかっていうのは悩みどころではありました。

お芝居をされる中で、こういう掛け合いにしようとかお話されたりはするんですか?

川村:わざわざ打ち合わせたりはしてないですね。

小芝:でもお互い関西人同士だからか、この間で返すと気持ちいいとか、こういうセリフのテンポがちょうどいいっていう感覚は、なんとなく合ってたんだと思います。ただ、掛け合いが楽しくなりすぎると、呪いの緊張感がなくなってしまいそうで、そこのさじ加減が難しいねっていう話はよくしてました。

喫茶店のシーンのお2人の掛け合いは、面白いけどハラハラさせられて、本当に絶妙でした。

小芝:タイムリミットがあと数時間に迫っているシーンなので、緊張感は無くさないように、でも緊張感を出しすぎると会話の面白さがなくなってしまうので、その間をどう上手に表現できるかっていうのはすごく意識しました。

作品の中で、文華は「呪いなんてあり得ない」と断言しているのに対し、王司は呪いの存在を信じていますが、お2人はいかがですか?

小芝:私はめっちゃ信じています。ぜったい解明しようと思わない、「ああもうだめだ、死んじゃうんだ!」って絶望しちゃいます。文華と真逆で、王司タイプですね。

呪いの方程式には挑戦されないんですか?

小芝:「方程式なんて解けない!だって貞子そこに来てるもん!」ってなります(笑)

川村さんはいかがですか?

川村:僕は何か見えたこともないし、そんなに怖いとかも思わないんですけど、死んだ後はどうなるんだろうって興味はありますね。だから一概に信じていないわけでもなくて。例えば今まで生きてきた中でも、「あれ、今じいちゃんが守ってくれてたのかな」って思った瞬間もあったし、目には見えてないけど、じいちゃんがいるようなあたたかさを感じたことはあったので。霊感があるとかっていうわけではないけど、そういう経験はありますね。

不思議な力とか、そういうものに守られているのを感じたご経験があるんですね。ちなみに、撮影の現場では、何か起こったりはしませんでしたか?

小芝:怪奇現象が起きることもなく、普通に楽しい現場でしたね。廃病院などで撮影してたらまた違ったのかもしれないですけど、今作はそういう場所での撮影がなかったので。むしろ和気あいあいとしすぎて、ホラーを撮っている感覚もないくらいでした。

川村:そうそう、「これ、ほんまにホラー撮ってるんやんな?」っていう話はよくしてました。

ということは、現場はわりと賑やかな感じだったんですか?

川村:休憩中は走りまわって、2人で鬼ごっことかしてましたね。ストーブのあるところと、撮影している現場の間だけしか動けない鬼ごっこ。現場の立ち位置に立ったらもうタッチできなくなるっていう謎ルールを作って。

小芝:全然かわいくない、本気の鬼ごっこでしたね(笑)。全力で走ってフェイントをかけて逃げたりしてたら、マネージャーさんに怒られました。

すごい、わいわい楽しそうな現場ですね。

小芝:まわりの大人たちは疲れてたかもしれないですね(笑)。撮影自体はとてもハードだったので。ここ2人だけ小学生に戻ってました。

思い出の場所は、大和川。飼っていたワンちゃんの散歩によく行きました(小芝)
僕は、天王寺のアポロビルとかルシアスとか、あの辺はよく遊びに行ってましたね(川村)

お2人は生まれ年が同じで、出身地も大阪という共通点がありますが、撮影中は地元トークで盛り上がったりされましたか?

川村:地元トークというより、ゲームの話で盛り上がりましたね。

小芝:同世代すぎて、子供の頃にやっていたポケモンのゲームが同じだったんです。ちょうどリメイク版が出たところで、図鑑を埋めるのを手伝ってもらったり(笑)。最終的には、寝転がってスイッチをやったりしていたので、メイクさんには、小学生の休み時間か!って言われました。

もう地元の友達みたいな感じですね。お2人は今回が初めての共演ですよね?

川村:そうですね、初対面で。

小芝:撮影前のお祓いで初めて会ったんですよね。そのときは帽子を深くかぶって1人でいらっしゃったので、すごい人見知りなんだろうなっていう印象がありました。でも、お祓いでいろんな面白ハプニングがあったおかげでいろいろ話すようになって、次に撮影で会ったときは割とスムーズに入れましたね。

お2人でお話になるときは、関西弁になったりしますか?

川村:なりますね。休憩中とかはずっと関西弁だった気がします。

大阪に住んでおられたときの思い出の場所や、エピソードなどがあれば、お聞かせいただけますか?

小芝:思い出の場所は、大和川かな。堺市堺区の出身なんですけど、実家にいるときにワンちゃんをずっと飼ってたので、その散歩によく行ってました。でも小学校3年生でフィギュアスケートを始めてからは、どこかに遊びに行くということがあまりなくて。朝リンクに行って練習して、そのまま学校に行って、放課後はまたリンクに戻って……っていう生活だったので、ほぼ家とリンクの往復でした。

川村:僕は阿倍野区出身なので、天王寺のアポロビルとかルシアスとか、あの辺はよく遊びに行ってましたね。ゲーセンに行ったり、映画を観に行ったり。あとは、難波とか千日前とか、心斎橋にもよく行きましたね。

川村さんが大阪にいらっしゃった頃は、ちょうど阿倍野の再開発の頃ですか?

川村:あべのハルカスとか、あべのキューズモールができたぐらいですね。地元に久しぶりに帰ったら風景が変わってて、友達に聞いたら「あの店もうないで」って言われてマジか!みたいなことはありました。

今でも地元に帰られることはありますか?

川村:僕は今日帰ります。明日の昼過ぎには東京に戻るので、一瞬ですけど。

小芝:いいなあ。私はお仕事で帰ってきた時に祖父母の家に顔を出したりとかはありますが、プライベートでゆっくり帰れることはあまりないですね。

ホラー映画ですが、家族や友達同士で楽しく見てもらえると思います(川村)この作品はぜひ劇場で、絶対にエンドロールの最後まで見てほしいです!(小芝)
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