今年もいよいよ始まる心斎橋PARCO『カレー大作戦』! コラボカレーが登場した『MASHUP FESTIVAL kobe』のプレイベントに潜入し、先行レポート!


前代未聞、関西最大級のスペシャルコラボ! 『MASHUP FESTIVAL kobe』プレイベントの模様をプレイバック!!

『カレー大作戦』が店舗同士のマッシュアップなら、10月4日(土)・5日(日)に神戸ベイエリアで開催される『MASHUP FESTIVAL kobe』は、フェス同士のマッシュアップ。兵庫を代表する7つのフェスが一堂に会する、県内最大級のスペシャルコラボイベントです。
9月21日(日)のプレイベントでは、7つのフェスのオーガナイザーが集まり、ここでしか聞けないスペシャルトークセッションを実施。MARZEL編集長・前出の司会のもと、前代未聞のコラボフェスに込めた想いやビジョンが熱く語られました。

登壇者は、兵庫県内で個性豊かな7つのフェスを主催する7人。ITAMI GREENJAMの大原智さんを筆頭に、ブジウギ音楽祭の小林元気さん&ダイゴロウさん、爆発メルヘンCityの川村真純さん、六感音祭の増田智穂さん、PINEFIELDSの上田佑吏さん、ONE MUSIC CAMPとARIFUJI WEEKENDERSの佐藤大地さんが顔を揃えました。

前代未聞の企画がスタートしたきっかけは?

トークはまず、イベント立ち上げの経緯から。発起人の大原さんが語ります。
「2023年末ごろ、神戸ベイエリアにGLIONアリーナができるのにあわせて、行政がエリア一帯の賑わい創出事業を公募したんです。僕たちはMASHUPの原型となる企画で応募して2024年春に選定されたんですが、条件面で折り合いがつかず、結局見送りになって。でも自分の中ではこれは絶対に面白いという手応えがあったので、自分たちでやってみようとスタートしたのがきっかけです」

ステージ左から、ITAMI GREENJAMの大原智さん、ブジウギ音楽祭のダイゴロウさん&小林元気さん、爆発メルヘンCityの川村真純さん、六感音祭の増田智穂さん、PINEFIELDSの上田佑吏さん、ONE MUSIC CAMPとARIFUJI WEEKENDERSの佐藤大地さん

行政の公募事業からスタートしたというこの企画。7つのフェスをひとつにまとめて開催するというアイデアについては、「こと神戸においては、自分たちで相当な規模感でできるんじゃないかという思いがあった」と大原さんは言います。
「こういう事業ってだいたい大手のイベント会社や広告代理店が選ばれて、外からコンテンツを持ち込んで一発花火で終わることが多いんですよ。それがずっと悔しくて。今回は“ウォーターフロントのにぎわい創出”がテーマだったので、それなら地元にはすでに魅力的な活動をしてる人がたくさんいるし、自分たちでできるんじゃないか、やるべきじゃないかと思って皆さんに声を掛けました」

大原さんから声を掛けられたとき、佐藤さんは「やりますけど、お金もかかるし大変ですよって言いました(笑)。でもやるなら全力でやろうと思いましたし、今はすごく楽しい」と振り返ります。「僕が主催するONE MUSIC CAMPはもう16年前に始まったので、また立ち上げから関われるのは面白いですね」

ONE MUSIC CAMPとARIFUJI WEEKENDERSの佐藤大地さん

 

増田さんは「最初は規模が大きすぎてイメージがわかなかったです」と言いつつも、「大阪は万博をやってますけど、このイベントはフェス版の神戸万博のようで、すごくワクワクしています」と笑顔。

六感音祭の増田智穂さん

ダイゴロウさんは「ITAMI GREENJAMもONE MUSIC CAMPも昔から遊びに行かせてもらってたし、兵庫のまちを作ってきたフェス。僕らのブジウギ音楽祭もその完成度の高さを目指してたところなので、若輩者ではあるけど、認めてもらえたからお話いただけたのかなと。このビッグウェーブに乗っていくしかないなと思いました」

ブジウギ音楽祭でアーティストのブッキングを担当するダイゴロウさん

7つのフェスのオーガナイザーが集まれば、何がトラブルもあるのでは…と聞いてみたところ、意外と「ない」とのこと。アーティストのブッキングも会場の振り分けもスムーズに進み、小林さん曰く、「唯一もめた開催日は、ジャンケンで決めました」とのことでした。

ブジウギ音楽祭でフードを担当する小林元気さん

ただ、今回が初開催な上、7つのフェスが集結するという前代未聞のイベントなため、「お客さんにどういうフェスか伝わりにくいんじゃないか、っていう心配はありました」と上田さん。「フェスの意図とか規模感とか、解像度を高めてお客さんに発信できればと思っています」

PINEFIELDS主宰の上田佑吏さん

『MASHUP FESTIVAL kobe』にはコンテンツが満載。各エリアの見どころをチェック!

当日ライブ出演した澤部渡さん(スカート)は、10月4日(日) 「みなと公園波止場町緑地」に出演予定!

『MASHUP FESTIVAL kobe』は、神戸ベイエリアに7つのフェスティバルがそれぞれの特色を生かした独自のエリアを展開。来場者は1つのリストバンドで複数の会場を自由に巡ることができます。続いては、それぞれの担当エリアの魅力を紹介してもらいました。

「みなと公園波止場町緑地」を担当する川村さんの一押しは、トラクターステージ。「メインのステージのほかに、演者さんがトラクターに乗って歌います。KinKi Kidsのライブでトロッコの演出を見ていいなと思ってやろうとしたんですけど、芝生の上でトロッコは走らせられなくて。農業用運搬機、いわゆるトラクターをステージにすることが先週決まりました」

同じエリアを担当する増田さんは「トラクターが走ることでもわかるように、かなり特殊なステージ構成になります(笑)。自分にはないアイデアが出てくるのも、コラボならではだなと。新しいことに挑戦する楽しさがあります」
出演アーティストも、高野寛×澤部渡(スカート)、奇妙礼太郎×高井息吹など、つながりや信頼関係のあるアーティスト同士が1つのステージで共演。「儀間健太さんと林萌々子さんの夫婦ユニットなど、ほかでは見られないブッキングが実現できたので、私自身すごく楽しみです」

爆発メルヘンCityの川村真純さん

「新港第一突堤」を担当するダイゴロウさん。「これまでは民謡クルセイダーズやSATTU CREWなど、ごはんに合うような、土着的なにおいのするアーティストを呼ぶことが多かったんです。でも今回はせっかくの機会なので、ブジウギ単体だったら好きでも声をかけなかったかもしれないPARKGOLFやテレビ大陸音頭にも出演をお願いしました。この機会に、ほかのフェスのファンの方にもブジウギを知ってもらえたらと思っています」

同会場で飲食店のブッキングを担当する小林さんは、「ブジウギは、美味しいごはんを出せるのが強み。美味しいごはんとお酒と音楽を、思いきり楽しみたいですね、僕が(笑)。自分が楽しいということは、お客さんにも楽しんでもらえるということ。だから僕が一番先頭で楽しみたいと思います!」と意気込みを語ってくれました。

「メリケンパーク」を担当する大原さん。「ITAMI GREENJAMとしては“ボーダレス文化祭”とうたっている間口の広さはそのままに、皆さんご存知のPuffyやDef Techといったアーティストをブッキングしています。さらに、ITAMI GREENJAMでもやっている盆踊りや障がい者の方によるブレイクダンス大会も予定しています」

同じく「メリケンパーク」を担当する上田さん。「僕らがブッキングするアーティストは、ライブハウスを意識したロック寄りのラインナップです。他のフェスとはちょっと違うので合うのかなという不安もありましたけど、そこが逆に面白いのかなと。30~40代の方が若い頃に聴いていたHUSKING BEEや髭など、ちょっと懐かしいと思ってもらえるロックアーティストを中心にブッキングしています」

神戸ベイエリアに新たに誕生したスポット「TOTTEI PARK」を担当するのは佐藤さん。芝生の広場をステージに、ZAZEN BOYSや石野卓球の出演が予定されています。「せっかくのマッシュアップなので、音楽だけでなくいろんなカルチャーを入れたいと思ってて。例えば、ダブルダッチやなわとびの世界大会に出ている人に来てもらって、DJの音に合わせてパフォーマンスしてもらう企画など、いろいろ考えてます」

どのエリアもそれぞれに個性的で見どころが満載。そして、アーティストのラインナップがとにかく豪華なんです。関西のフェスでもここまでのメンツが揃うのはなかなかないので、ぜひしっかりタイムスケジュールをチェックして臨んでください!

10月4日(土)&5日(日)は、神戸で歴史に残る特別な一日を体感して!

xiangyuさんは10月4日(日) 「みなと公園波止場町緑地」トラクターステージに出演予定!

最後は、皆さんから意気込み&メッセージをひとことずついただきました!

この日の座談会で生まれたMUSHUPポーズ。フェス当日は、皆さんもぜひこのポーズをキメてもらえればと思います!

 
ONE MUSIC CAMPとARIFUJI WEEKENDERSの佐藤さん
「本当にすごいことになりますから、とにかく来てほしい。ここから関西の新しいカルチャーが生まれると思っています。1回目は1回しかないし、フジロックやサマソニでも“1回目に行った”って自慢になりますよね。そういうものになると思ってるので。1回目に来てくれる人は、新しいカルチャーを切り拓いていく一人になると思います」

 
PINEFIELDS主宰の上田さん
「7つのフェスが集まってるから全体像がわかりにくいと言ったんですけど、でもそこが面白いところで。個性豊かなフェスの集合体なので、見て、体感して、楽しんでほしいです!」

 
六感音祭の増田さん
「とてもファニーできっととんでもない2日間になると思います。2日間でこれだけたくさんのアーティストを見られることはなかなかないと思うので、ここにしかない景色を皆さんと一緒に見たいですね!」

 
爆発メルヘンCityの川村さん
「個性的な皆さんとご一緒するということで、取っ組み合いのケンカのひとつやふたつあるかなと期待してたんですけど(笑)。そんなことはなく、お互いをリスペクトしながら、掛け算以上の掛け算、マッシュアップになっていると思います」

 
ブジウギ音楽祭のアーティストブッキング担当のダイゴロウさん
「今回1回目で、全力を尽くすんですけど、至らないところもあるかもしれない。でも僕らはお客さんと一緒に2回目3回目と成長していきたいと思ってます。前日まではここにいるメンバーとマッシュアップして、当日は目の前にいるあなたとマッシュアップしたいです!」

 
ブジウギ音楽祭のフード担当の小林さん
「石窯を持って来るピザ屋さんとか、藁焼きしてくれるカツオ屋さんとか、本当に多種多様な美味しいものがいっぱいあります!無料で楽しめるエリアもあるので、ぜひこの2日間は神戸に遊びに来てください」!

 
ITAMI GREENJAMの大原さん
「今ってけっこうフェスが飽和状態ですが、飽きている人にも刺激的に感じてもらえるし、フェス初心者の方でも7つのうちどれかには必ず刺さると思います。7人のオーガナイザーが集まって1つのフェスにしようとしていると誤解されがちですが、そうじゃなくて。それぞれの個性的なフェスが7つ集まっている感じす。僕らみたいな半分素人・半分セミプロが集まってインディペンデント版のサマソニのようなことができるっていうのは、それは新しいカルチャーのチャンネルを作ることになるでしょう。その誕生の瞬間を、ぜひ現場で体感してください。一緒にこの先のカルチャーを作っていきましょう!」

 

情報が解禁された時から「これは前代未聞!」と関西のイベント関係者の中でも口々に騒がれ、いろんな壁や苦労を熱い想いで乗り越えてきて、いよいよ10月4日(日)&5日(日)に神戸ベイエリアで開催される『MASHUP FESTIVAL kobe』。「新しいカルチャーのチャンネルを作ることになる」と大原さんが話していたように、とんでもない衝動が得られるフェスになるはずだから、ぜひ現地で思いきり体感してみてください!そして、この7人のオーガナイザーの顔も、しっかりと覚えておいてくださいね!!


<INFORMATION>

MASHUP FESTIVAL kobe

日程: 2025年10月4日(土)&10月5日(日)
場所: 神戸メリケンパーク含むベイエリア一帯

参加フェス: ARIFUJI WEEKENDERS / ONE MUSIC CAMP / PINEFIELDS / ITAMI GREENJAM / ブジウギ音楽祭 / 六感音祭 / 爆発メルヘンシティ
主催・企画制作: 株式会社DONUTS ENTERTAINMENT / 一般社団法人GREENJAM / MASHUP FESTIVAL kobe実行委員会

チケット: 1日券 一般¥8,800 高校生¥5,000 / 2日通し券 一般¥16,600 高校生¥9,000 / 初開催限定プラチナチケット(数量限定) ¥48,000 / 家族でフェス行こうぜ!チケット(中学生以下入場無料、要保護者同伴)

チケットはこちらから

Instagram: @mashupfeskobe
X: @Mashupfes_Kobe

https://mashup-fes.com/

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