ラジオの制作費を稼ぐためにビキニ写真集をリリース?!知るほどに愛おしくなるお笑いコンビ<マユリカ>にインタビュー!

(左):ボケ担当の阪本匠伍・(右)ツッコミ担当の中谷祐太

阪本さんの妹“マユ”と中谷さんの妹“ユリカ”の名前をくっつけたのがコンビ名の由来、というちょっと変わった同級生コンビ<マユリカ>。神戸出身の彼らは3歳からの幼馴染で、人間味溢れる絶妙なダメっぷりと遠慮のない掛け合いが、なんだかクセになるんです。度重なる遅刻での謹慎処分や賞レースの棄権など、数々の困難を乗り越えてメディアの出演も徐々に増えているお2人。昨年9月には、パーソナリティーを務めるラジオ関西のポッドキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!』より、男性芸人史上初となるビキニ写真集「Perfect!!」をリリース。なんと2700部を売り上げる快挙を果たし、SNS上で密かに話題となりました。神戸市内のプライベートビーチで撮影された表紙には、フリルの付いたビキニをまとってかわいらしい表情でこちらを見つめる彼らの姿が……。今回はそんな<マユリカ>に、写真集を作ったきっかけから過去の恋愛事情、地元の魅力まで、いろいろ聞いてきました!2人のことを知ってる人も知らない人も、これを読んで興味を持ってもらえたら嬉しいです。そして『マユリカのうなげろりん!!』もぜひ聴いてみてください!!

あれよあれよと言う間に2700部突破!運よく色んなタイミングが重なって、むっちゃキモいバブルが来てる感じがします。

まずは、ラジオ関西のポッドキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!』から昨年リリースしたファースト写真集「Perfect!!」のことを聞かせてください。男性芸人初のビキニ写真集を発売されたということで、お笑いファンの間でかなり話題になっていました。

阪本:ポッドキャストの制作費集めという名目で、何かグッズを出してお金を稼ごうとしていた時、ビキニ写真集はどうかとラジオで話していたのがきっかけです。

中谷:最初は作家さんにiPhoneで撮ってもらって、自費出版でやろうという話だったんです。

阪本:いつも聴いてくださっているリスナーさんの中に、たまたま大手の出版社で写真集を作っている方がいて、「一緒にやりませんか」と声かけてくれたんです。プロのカメラマンさんにもお願いして、とてもクオリティの高いものになりました。

中谷:めっちゃラッキーです。こんなことになるなんてとびっくりしています。

私も『うなげろりん!!』は毎週聴いていて、写真集のこともポロッと言われていた印象でした。

阪本:ほんまポロッとというか冗談半分で、「それいいやん!」みたいな感じだったんです。そしたらあれよあれよと……。

こちらが全84ページのマユリカファースト写真集「Perfect!!」¥3,300+送料。残念ながら再販の予定はなしとのこと。

中谷:実際にお金になるなんて微塵も思わんかったよな。

阪本:マジで何十冊とかで終わってた可能性もありますからね。それでお金がなくなって、番組潰されてた可能性も全然あります。結果『うなげろりん!!』も隔週から毎週配信になって、やってみて良かったです。

中谷:ほんまにそうやなぁ。めっちゃラッキーです。

阪本:こんなに当たるとは思ってなかったです。

ラジオ関西さんとしては、これまで写真集を出版したことあったんですかね?

中谷:初めてだったみたいですよ。

ラジオ局ですもんね(笑)。撮影中に印象的だったことはありますか?

中谷:プロとはまさにこのことというか。カメラマンの方もそうですし、編集の方も、「じゃあ次これ持って、ここに立ってください」とか、その場で言うことを聞いてたら進んでいく、みたいな感じでした。

阪本:こんなにタイムスケジュール組んでやるんやってなりましたね。

中谷:言われた通りにするだけなんで、こっちに全然ストレスがないんですよ。

阪本:最初から全部決まっていて、カットも見えてはる感じで。でもお金の関係でその方のスケジュールを撮影の中盤までしか押さえられなくて、途中で帰っちゃったんです。そこからは、もともと言ってた作家さんたちと撮影したんですけど、こんなにちゃうんやっていう。

中谷:ほんまにエラい差でしたね。

阪本:やっぱりプロのカメラマンさんってすごいんやなと思いました。

中谷:誌面で見てもらったらよりわかるんですけど、明らかに途中でクオリティが下がっているんです。

阪本:別の本みたいになってます。

「かわいい!」ってたくさん言ってもらえて、すごいテンションが上がったっていう話も耳にしました。

阪本:そうですね。ビキニのショットをその方に撮っていただいて、とてもテンションが上がりました。

中谷:やっぱり一線で活躍されているプロは違いますね。思わずノせられるというか。

結局2700部売れたんですよね。写真集をきっかけに、何か仕事に変化はありましたか?

阪本:写真集がきっかけで増えた仕事って、なんかあるんかなぁ。

中谷:タイミングがちょうど良かったのかもしれないですね。僕らのことは<見取り図>さんのYouTubeで知ってくださった方も多いみたいで、去年『うなげろりん!!』も始まって、年末にはM-1の敗者復活もありましたし。色んなことが重なってちょっとずつ知ってもらえてるんじゃないのかなと。

コロナの関係でytv漫才新人賞を棄権したりとか、これまで少し不運なイメージがあったんですが、そこの運が今ドバッと来てるんじゃないかと個人的に思っていて。TVの出演も増えたように感じるんですが、お2人の体感的にはいかがですか?

阪本:そうですね。むっちゃキモいバブルが来てる気はします。ビキニ写真集がめっちゃ売れたりとか。

中谷:TVに関しては『ラヴィット!(TBSテレビ)』さんとか『ザ・ベストワン(TBSテレビ)』さんとか、特定のところにちょこちょこ呼んでいただいてるだけで、そんなにババっと増えたりはしてないですよ。昔は数ヶ月に1回あるかないかくらいだったんで、その頃に比べたら増えてきたなって感じです。

お2人は『うなげろりん!!』で、特に印象に残っている回はありますか?

中谷:単純に嬉しかった話なんですけど、僕の大学時代のショウタっていう同級生が『うなげろりん!!』のグッズをデザインしてくれてて。そいつがブースの見学に来てくれたことがあって、ゲストとしてラジオに出演してくれたんです。阪本とショウタと3人で喋って、それはちょっと嬉しかったですね。友人がこういう形で関わってくれて、今もこうやって喋っているっていうのは、とても印象深いですし嬉しかったです。

『マユリカのうなげろりん!!』 #11:種子島

阪本:僕は罰ゲームをかけた対決回で、ほんまに接戦、接戦で盛り上がっていた時、この問題を外したら中谷が負けてしまうってところで、中谷が威嚇のオナラをしたことです。で、そのまま負けていったっていう。

『マユリカのうなげろりん!!』 #29:のろし

中谷:威嚇ちゃうねん。別に死に際の最後っ屁じゃないで。

阪本:屁こいて負けていったんです。

中谷:力みすぎてちょっと出てしまったんです。「のろし」っていうタイトルは、僕がちょっとでもマイルドにまとめようと思って、咄嗟に言ってしまったフレーズですね。

その回は歩きながら聴いてて、思わずマスクの中で笑ってしまいました(笑)。『うなげろりん!!』ではあまりお便りとかも読まないですよね。ずっと2人で喋っているイメージがあって、それがこの番組のスタイルなんですか?

中谷:そういうわけでもないんですけど、読みたいお便りがあれば読むって感じです。リスナーの参加回も、またあったらいいなと思いますね。

収録中、声を抑えようとして「ぐふふふふ」と笑う中谷さんに対し、「ドラえもんぶるなよ」とツッコむ阪本さん。
「芸人になろう」という誘いに乗ってくれる自信はありました。小学生の頃の中谷は、しっかりしていてリーダー的な存在だったんですが……。
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Profile

マユリカ

NSC 33期生。2011年結成、大阪よしもとの劇場を中心に活動する同級生コンビ。ともに神戸出身で、3歳からの幼馴染。ラジオ関西のポットキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!(毎週土曜23:00頃配信)』のパーソナリティーを務め、21年秋にオリジナルグッズとしてファースト写真集「Perfect!!」をリリース。今年春に完成した<マユリカ>公式サイトも必見。

https://mayurika-official.wixsite.com/site

Profile

中谷 祐太(ツッコミ担当)

絵を描くことを得意とし、お絵かき芸人として活躍する。学生時代「小僧解体新書」というイラストサイトを運営しており、大手出版社のコンテストに応募するなど漫画家を目指していたものの、阪本さんに誘われて芸人の道へ。最近健康のためにダイエットに取り組んでいたが痛風を発症。漫才で女性役を演じる際の、語尾上がりの口調が特徴的。

Profile

阪本 匠伍(ボケ担当)

ネタ作りを担当。特技はセキセイインコのモノマネで、<モーニング娘。>とハイボールが好き。バンド<ジュースごくごく倶楽部>のメンバーでもあり、「ジンジャーエール阪本」という名前でボーカルを務める。最近は『千原ジュニアの座王(関西テレビ)』で王者に輝くなど、優れた大喜利センスも話題に。電車に乗るのを極度に嫌がる。

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