SNSでバズを量産!誰よりも歌を愛する新世代のシンガーソングライター・asmiが、ステージで太陽のように輝くまで。
自分の歌と名前がどんどん知られていく。実感しきれなくて、プレッシャーに泣かされてばかりだった。

asmiというアーティストとして活動を始めたのは専門学校からですか?
そうです!けどその前に、高校の最後の方から友達とふたりで活動していた時期があったんです。その時は友達がピアノ担当で作曲をもしてて、私はボーカルでした。
そうだったんですね。ちなみに、解散の理由は?
よくある音楽性の違い的な感じです。それとほぼ同時期に、生まれて初めての失恋をしちゃって…。それをきっかけに自分で曲を作りはじめたんです。
解散と初めての失恋のダブルパンチ。辛いですね。
涙もボロボロ出るくらいやったし、初めての曲作りで右も左もわからへん。めっちゃ不安やったけど、あの時は不思議と「どうとでもなる!」みたいな無敵感があったなって、今振り返ってみて思いますね。

「ひとりでやっていくんだ!」という覚悟が決まったというか。
とにかく曲を作って、ソロでライブをしてましたね。いろんなライブも観に行ってて、その年のミナホ(※ミナミ・ホイール)には私の好きなアーティスト・クボタカイさんが出てたんです。会場は確か『パンゲア』やったかな。ウキウキして観に行ったんですが、ライブ後にご本人と事務所の方に自分の曲を入れた真っ白なCDを渡すことができたんです。
※FM802が主催で、アメ村周辺のライブハウスを会場にする日本最大級のオムニバス・サーキット・ライブイベント。今年は10月11日(土)から3日間開催予定。
その行動力、大事ですよね!
それからちょっと経った専門1年生の終わりに、『十代白書』っていう10代のバンドやアーティストが出演する大会で優勝することができました。その時に声をかけてくれたのが、ミナホでCDを渡した事務所の方やったんです!!
運命的ですね。でも、asmiさん自身から掴みに行かないとそうはならないですよね。
あの時、手渡しでCDを持って行けって後押ししてくれたのも、初めて歌声を褒めてくれた専門学校の先生なんです。先生がおらへんかったら、今のように音楽をしてなかったかもしれません。

レーベルに所属してからasmiさんの歌声は、SNSを中心にどんどん拡散されましたが、その時はどんな感覚でしたか?
めちゃくちゃ嬉しいことやなって思ってました!配信の再生回数やったりSNSで楽曲が使われたりして、asmiっていう名前が知らないところで広がっていくのは初めての感覚。でも、それがちょうどコロナ禍だったので、ライブも思うようにできないし、実感をしきれない感覚も同時にありました。歌声だけがいろんな場所に届いてるのは数字を見てなんとなくわかるけど、自分自身の心とか体は何にも成長してないっていうギャップがすごくあって…。
同じasmiさんだけど、歌声だけがすごく遠い場所に行ってしまった。
そうですね。みんなからこんなにも期待してもらえることは「すごくありがたい!」って思ってたんですけど、それがプレッシャーにもなって、だんだん苦しくなってきた。お仕事の移動中の新幹線で泣いてばっかり、みたいな。


そんなasmiさんが今は東京に拠点を移して活動してますよね。何か自分のなかで変化があって、そのモヤモヤが解消されてきたと思うんですよ。
確かにそうですね。いつから変わっていったんやろ……。あ、あれかも!2023年に、「Nice to meet you! 〜ご挨拶回り編〜」っていう全国のショッピングモールを周るツアーをしたんです。これまではコロナ禍でなかなか各地に足を運ぶのが難しかったんですけど、ずっとやりたいって思ってたことで。
ライブツアーで各地のお客さんと一人ひとりお話して。そこでasmiさんの歌がみんなのところに届いている実感が追いついてきた。
自分のなかで気持ちが整理できたんやと思います。あのツアーをやってなかったら、今こんな感じで生活できてないですね。
そう考えると、やっぱりコロナの影響ってすごく大きいですよね。asmiさんの場合、デビューしてこれからっていう時期と丸かぶりですし。
頑張って外に飛び出そうしてるのに、ギュッと無理やりフタをされてる感じでした。でも、あの時があったから、SNSで音楽が拡散されていく流れが世の中にできたのかなって思いますね。

asmi
気づけばそばにいる、あなたの毎日に寄り添う歌。24歳シンガーソングライター“asmi(アスミ)”
唯一無二の愛らしい歌声で、恋愛の悩みや日常で誰しもが抱える想いを歌う新世代のポップアイコン。自身の楽曲「memory」や、TikTok流行語大賞2021「ミュージック部門賞」を受賞した、MAISONdes「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi」で大きなバズを起こし、2022年3月にリリースした「PAKU」ではTikTok2022上半期トレンドチャレンジ部門賞も受賞し、“SNSで最も使われる歌声”と呼ばれた。MAISONdes「アイワナムチュー feat. asmi, すりぃ」でテレビアニメ「うる星やつら」オープニング・テーマを担当、asmi feat. Chinozoとしてテレビアニメ「ポケットモンスター」オープニングテーマを担当するなど、数々のアニメでもテーマソングを担当している。
2025年2月に公開の映画「大きな玉ねぎの下で」主題歌・挿入歌を担当し、同作では楽曲だけではなく映画初出演も果たす。4月からTVアニメ「日々は過ぎれど飯うまし」オープニングテーマを担当し、5月からは韓国を含む全6会場でのツアー「asmi special live tour 2025“ラブレター”」を開催。最終公演となった韓国公演もソールドアウトとなり大盛況に終えた。更に7月からはTVアニメ『カッコウの許嫁Season2』オープニングテーマを「君がくれたもの」で担当している。