多くの人の想いを代弁する音楽が作りたい。Z世代を中心に絶大な支持を集める大阪出身のアーティスト・YRD Leoが活動を通して届けたいもの。

TikTokのフォロワーは4.6万人以上、SNSに投稿したMVをきっかけに火が付き、Z世代から絶大な支持を集めているラッパー/シンガー・YRD Leoさんをご存知ですか?切なさと優しさを併せ持つ唯一無二の歌声とメロディセンスで、多くの人の心を掴んでいる注目のアーティストです。大阪の中心地で生まれ育った彼は、高校時代にヒップホップと出合ったことをきっかけに音楽にのめり込み、現在は大阪を拠点に音楽活動をしています。「音楽を通して想いの代弁者になりたい」と語るLeoさんが生み出すのは、多くの人が抱える言葉にならない感情に優しく寄り添う楽曲。憂いを含んだ声も美しく、ついつい聴き惚れてしまいます。来たる2月11日(日)、大阪のバナナホールで初のワンマンライブを開催するに当たって、MARZEL編集部が未だ謎に包まれた彼の素性を探ってきました。写真やライブで見せるミステリアスな表情とは裏腹に、気さくに取材に応じてくれたLeoさん。一体どんな人物なのか、ぜひご覧ください!

今まで何かに熱中した経験がなくて、唯一本気で向き合えたのが音楽。自分にしかできない形を模索した結果、現在のスタイルになりました。

Leoさんは大阪出身なんですよね。

地元が天満橋なんです。今は実家を離れて1人暮らしをしていますが、ずっと大阪に住んでいます。あんまりアクティブなタイプではないので、普段は自分の家とスタジオを往復しながら生活しています。

失礼かもしれませんが、めちゃくちゃ色の白い方だなぁというのが第一印象でした。

色んな人に言われますね(笑)。普段スタジオ以外の場所に出かけることもほとんどないので。今まで色んなことをやってきたけど熱中できなくて、一生懸命やっても結果に繋がらないことが多かったんです。そんな時、唯一のめり込めたのが音楽でした。

子どもの頃から音楽が好きだったんですか?

親が音楽好きだったので、幼い頃から身近な存在ではありました。みんながあまり聴かないような音楽を聴きたいと思い始めたのは高校生の頃です。

高校時代はどんな音楽を聴いていたんですか?

周りにバンドをしている子が多かったので、最初はそういう子たちが聴いてる邦ロックやインディーズバンドが中心でした。それくらいの時期に、偶然ヒップホップに触れる機会があったんです。自分の生まれ育った街や境遇、自分の生き様を丸ごと歌詞に落とし込むヒップホップの音楽性にどんどん惹かれて、いつの間にかどっぷりのめり込んでいました。

具体的なきっかけになった出来事があれば教えてください。

僕が好きだったバンドのフィーチャリングでラッパーが入っていて、「この音楽は一体何だろう」と思ったのがきっかけです。言い回しやリズムが特徴的で、自分が知ってる音楽とは異なっていたので気になってどんどん聴くうちにハマっていきました。

なるほど。音楽の世界に飛び込んだのはどうしてですか?

20歳の時、高校時代の友達が「一緒に音楽やらない?」と誘ってくれて。当時、僕は周りの子より色んな音楽を聴いている自信もあって、家でDJの練習なんかもしていたんです。ちょうど音楽をやりたい熱が高まっていたので、そこに乗っかってみようかなとスタートしました。

最初はどんなジャンルの音楽を?

ラップですね。YouTubeに上がっている音源を友達が送ってきて、「これを使ってやってみない?」と言われました。遊びで作った曲をスタジオでレコーディングして、MVを撮って世の中に発信する。その一連の行為が僕にとっては全部初めてで、すごく新鮮な体験だったんです。ゼロをイチにして新しく生み出すことってこんなにワクワクするんだ、僕がやるならこれしかないぞと。それが20歳の4月のことでした。そこから色々作っていくうちに、自分の中で何が正解なのかを深く考えるようになって、現在の形に辿り着きました。

最初はSoundCloudにアップしてらっしゃったんですよね。

SoundCloudが流行っていた4年ほど前から、デモ音源や宅録の音源を数曲アップロードしていました。最初は遊びのつもりだったけど、1度本気で音楽と向き合ってみようと。今までは聴く側がメインで、カッコいいかどうか、イケてるかイケてないかの判断だけで聴いてたけど、音楽を作るうちにもっと奥の部分が気になるようになって。音楽って一体何なんだろう、自分は音楽で何ができるんだろうと。自分にしかできないオリジナルの形を探し始めました。

現在はTikTokなどのSNSを活用して、若い世代の方から絶大な支持を得ています。多くの人に知れ渡るきっかけとなった曲について教えてください。

3、4曲目の『Model』を制作していた頃、どうせ音楽をやるなら自分にしかできないことをやりたいと考えるようになって。ありのままの自分を投影しようと、3ヶ月くらいかけてようやく完成したのがこの曲でした。良いものができたという自信もあって、大阪を拠点に活動している動画クリエイターチーム・Dex Filmzに依頼してMVを制作し、それをYouTubeにアップしたところ大きな反響をいただいたんです。その曲を通して知ってくれる人も増えましたし、本格的に音楽活動をスタートする後押しにもなりました。

僕にとって音楽は、自分の気持ちを代弁してくれるもの。僕自身が作る曲も、みんなの思いを代言する存在でありたい。
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Profile

YRD Leo

大阪市中央区出身のラッパー/シンガー。2020年にリリースした『Model』をきっかけに音楽活動を本格的にスタート。コンスタントにデジタルリリースを続け、2021年9月にリリースした『Bye』がSNS を中心に拡散されストリーミング1000万回再生を突破。2023年10月には2nd EP『IMAGE』をリリースし、楽曲全体のストリーミング累計1億回を突破。現在は全国各地でライブを行っており、今年2月に地元・大阪でワンマンライブを開催。

YouTube:@YRDLeo_Official
TikTok: @yrdleo

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