ワンダフルボーイズに奇妙礼太郎、bonobos、neco眠る…、よくばりなメンツが揃った『Love sofa』のスペシャルライブレポートをお届け!
bonobosにneco眠る、ベベチオ…、大阪に縁のあるメンツが奏でる素晴らしき音の世界!
2023年の春に解散を発表しているbonobosが登場すると、「待ってました!」とばかりにオーディエンスのテンションも1段階アップ。大阪での思い出話も披露しつつ、『Not LOVE』や『THANK YOU FOR THE MUSIC(Nui!)』、『Cruisin’ Cruisin’』など、グッドミュージックのオンパレードなステージに誰もがクギづけに。
さまざまな音楽表現を昇華させ、多彩なアレンジを織り交ぜるbonobosサウンドは、やっぱり最高!バンド活動をスタートして20年以上が経つ今もなお、進化を続けているこのハイブリッド感はたまりません!!
そんなbonobosの興奮が冷めやらぬままサブステージに登場したのは、ハーモニカとギターの弾き語りで魅了する松井洋介。ほっこりする歌声と沁み入るメロディーは、暑いアツい夏の日にエモさというノスタルジーな感情を届けてくれました!
そして、メインステージにはneco眠るが登場!盆踊り系インストダブバンドな彼ららしく、踊らにゃ損々とばかりにのっけから『ENGAWA DE DANCEHALL』で会場をブチ上げていきます。
そこから『すごく安い肉』や『お茶』、『一緒に帰ろう』など、ゆるいのに猛烈に激しくて懐かしいダンスサウンドを披露し、オーディエンスもさらにノリノリ!結成20周年を迎えた彼らの動向は、改めて要チェックです。
続いてサブステージに登場したのは、べべチオ。日本を代表する音楽デュオと言っても過言じゃないほどの沁みるサウンドを奏でる2人がステージに上がると、会場は一度静けさに包まれ、みんなが聴き込む準備に。
懐かしいのに新しいメロディーと伸びやかで透明感のある歌声は、「やっぱりええなぁ」のオンパレード。外はまだまだ暑いのに、なぜだか心地いい風に吹かれているような気がするのは、べべチオのチカラなのかもしれません。
奇妙礼太郎の圧倒的かつ自由な歌声が、オーディエンスを一瞬にして飲み込んでいく。
夏の日差しも少し落ち着き、美しい夕焼けが広がりつつある頃、そこに登場したのが奇妙礼太郎。『愛の讃歌』から始まったステージは、その圧倒的すぎる歌唱力と自由闊達なスタイルで、オーディエンスは一瞬にして彼の世界に引き込まれていきます。
そこから『たまらない予感』や『思い出の店』、『穴』などを披露し、時にユーモラスに、時にエモーショナルに歌を体現する姿は、まさに唯一無二。奇妙礼太郎にしかできない、音楽の在り方を誰もが感じられたんじゃないかと思います。歌い込みすぎて時間が足らず、1曲カットになったのもご愛嬌。奇妙礼太郎という果てしない存在感に、会場のボルテージはさらに上がっていくのでした!
そして、サブステージのトリを飾るのは、シンガーソングライターとして活躍するKeishi Tanaka。エモさとセンチメンタル感が交錯する歌声は、夕暮れの雰囲気とグッドマッチで、しっとりと聴き入りながらカラダを揺らすオーディエンスの姿が印象的でした。