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KOPERU
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依藤 寛人
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前出 明弘

みなさんお元気ですか?どうもKOPERUです。「KOPERUの自由帳」連載1回目は周りの人達からKOPERUはどんな人間かを答えてもらいましたが、今回は自分自身で書いていきます。テーマは【モノづくり】についてです。どのような感じで僕がモノづくりについて考えているか書いていきます。ゆっくり読んでください。

HIDADDYさんから「ラップしいや」と言っていただき、その日から歌詞をノートに書き始めた。

いきなりですが、僕は絵が壊滅的に下手なんです。昔キリンを書いてたら「病気で死にそうなダルメシアン?」って言われるほどに…。その悔しさで絵を描くのは大嫌いになりました。でも憧れはずっと持っています。自分だって卒なくこなしたい、普通ぐらいでいいから書いてる物を他人に理解してほしい。
なんやねん病気のダルメシアンって!

そんな芸術的なセンスは皆無なんだと確信していたKOPERU少年の実家は、元お花屋さん。母親はフラワーアレンジメントの先生をしていた。家の中では至る所に植物があって、友達が家に遊びにくれば「なにここ?ジャングル?」って言われるほどに…。

両親共働きで父親は花屋さんを営み、夜は母親のレッスンのアシスタントをしていた。なので夜遅くまで家には大体KOPERU少年と兄だけになる。兄も花屋でバイトしたり遊び惚けたりとよくわからない人だったので、またの機会に書かせていただきます(笑)

生まれた頃から家の中の切り花や植木鉢、フラワーアレンジの作品なんかはずっと見ているので、自分もやりたいなどはこの時には思ってもいませんでした。

KOPERU作のものがこちら。今でも時間がある時はフラワーアレンジの仕事も請けてます。

そして気がつけば僕は音楽に出会い、ラッパーとして活動を始めていた。きっかけは兄の一言「お前もこういうかっこいい音楽聴いとけよ」。その時にリップスライムの曲を聴いて、学校でも聴いてる人がいたので自然と中学の頃にはアメリカ村へ通うように。

誰かしら知り合いに遭遇するので、ゆっくりする事が多いアメ村の『スポーティーコーヒー』。

『一二三屋』に行って、HIDADDYさんから「ラップしいや」という一言を言っていただき、その日から歌詞をノートに書き始めました。聴けたもんじゃ無いラップだったのを今でも覚えていますね。

真剣に音楽を作ることに目覚めたのは、フリースタイルバトルで優勝してから。

そこから宅録に流れたり、サイファーに出会い、フリースタイルラップを毎週梅田の歩道橋でやり続けたり。この頃は、作るというより「知りたい」って気持ちが大きかったと思います。今まで何も続かない人間だったKOPERU青年は、「いいの見つけた」ってハマっていくんですよね。

真剣に音楽を作ることに目覚めたのは、フリースタイルバトルで優勝してからです。始めて自分の能力で掴み取ったお金。額はそこまで多くはないですが、それ以上の期待も掴んだのを覚えています。遊び程度で録音する機材などは揃えていたので、自然と曲制作してアルバムへと進めます。

初めて自分で作ったCDを買ってもらった嬉しさは、天にも登る気持ちでしたね。ラッパーとして生きていくのかな?と頭の中でふんわりと思い始めます。ここがターニングポイントだと思います。

曲を作っては、「前回のよりもっといいものを。もっといろんな人が共感できるものを作らなくては」と思い、色んな人の歌い方や歌詞の描写なんかを真似する形で盗んでいきました。これは完コピするのではなく、あくまで真似る事を意識して、○○○っぽいまでいけたら上出来って程度に抑える。それを心に留めながら制作もしました。

そこで自分のラップの型を作り始めます。ある程度構築できた頃には、もっとオリジナリティーを求め始め、KOPERUってアーティストはどのように考えるのか?どんなキャラクターなのか?全て現時点での考えをまとめてアルバムを完成させます。

KOPERUのファーストアルバム【大阪キッド】のジャケット。

【大阪キッド】このアルバムでは、KOPERUというキャラクターの別世界。言わばパラレルワールドにいる感覚で週刊少年ジャンプのように、一枚で色んな物語があるように作り、その一曲一曲が全て繋がりがあるように作っていたのを覚えています。

KOPERUは「なんの人なん?」ってなる人もいると思いますが、これは道に迷ってるのではなく僕の中にある道を進んでるって感じ。

常に「自分が面白そう」と思える方向に走れるようにしておこうと思っています。色々考え込んでもしかたなくて、できることをできる限りの全力で。なんならできてもないけど考えだけを人に言う時もあります。そうすることで自分に拍車をかけるのと、自分以外の人はどのように思ってくれるのか。そこを探ることも大事なんじゃないかなぁと思っています。

無限大にできることや、やれることはあるはずなので。

別に一本を突き詰めてもいいと思いますし、他の事にチャレンジして、息抜きや他の着眼点を見つけに行くことも重要だと考えてます。僕の場合は家業でもあったフラワーアレンジですよね。あと料理なんかも作るだけではなく、人に振る舞って料理屋さんとしてやってみるとか。

KOPERUが色んな事を学んだ場所でありコペルキッチンなどもやっていた『ガクヤバーガー』。
※撮影時のみマスクを外しています。

今ではKOPERUは「なんの人なん?」ってなる人もいると思いますが、これは道に迷ってるのではなく僕の中にある道を進んでるって感じなんです。一芸ならぬ何個もあるものから、その都度スキルを交換し合える状況。

これは僕の中では無敵で、学び続けて見える先を考えるだけでワクワクできますし、怖いと思ったり不安だったりも出てきますが、その都度周りの人たちなんかと話したり、自分自身を見つめ直したりを繰り返してアップデートしていくことが、KOPERUの【モノづくり】の基本かなと思います。

昔話とあまり整っていない制作や思考のお話ですが、まだまだ僕は挑戦と作っていくということをやめることはないと思います。楽しいんでね、簡単にやめられないしやめたくないしって感じです!

また興味あれば僕の昔の音源なんかも聴いてみてください!

Ps.それでも挑戦したりしますが、いまだに絵は抜群に下手なままです。きっと神様のいたずらですね。


<LIVE INFO>
梅田サイファーが「FM802 MINAMI WHEEL 2021」に登場!

2021/10/8(金) 20:00~
会場:BIGCAT(大阪市中央区西心斎橋1-6-14 BIGSTEP 4F)

FM802 MINAMI WHEEL 2021 公式サイト
https://minamiwheel.jp/


<LIVE INFO>
梅田サイファーツアー2 公演!

2021/10/13(水) 19:00 開演
会場:USEN STUDIO COAST(東京都)

2021/11/4(木) 19:00 開演
会場:味園 ユニバース (大阪府)

チケット購入フォーム
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=J6110031

Profile

KOPERU

大阪府出身。梅田サイファー、KOPERU & ISSEI、THE PORTIOにてラッパーとして活動中。2009年代々木公園野外音楽堂にて行われた「B-BOY PARK UNDER20 MCバトル」に出場し、17歳で優勝。以来、さまざまなグループやソロで活動を続け、現在はフラワーアーティストとしての一面も持つ。

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