コロナ禍でオープンした立ち飲み屋『THE MUSEN IN SHOCK』。時短営業もなんのその、見ている方向は前。そう、前向きなんです。
飲食店がラジオ? 街のコミュニティでつくる新しいメディアが生まれる。
ようやく完成したお店なのに、夜営業が出来なくなるとは。
後ろ向いても仕方ないんで、前しか見てません(笑)
とりあえず僕がやりたかった飲食部門はスタートさせたので、次はメディアですね。
メディアとは?
『THE MUSEN IN SHOCK』=衝撃のラジオ、という意味なんですけど、YOUTUBEをメインのプラットフォームにして、ファッション・音楽に携わるひととか、それ以外の物作りをしているひととか、いろんな人にフィーチャーして、ていう。インスタグラムとポッドキャストでログに残して。
飲食店がラジオ。新しいですね。
予定では2月末~3月頭にスタートさせます。それと、いま後ろの壁はコンパネを貼ってるだけなんですけど、ここに手書きでキタからミナミの地図を描いて。で、「あそこの厚揚げが美味いんよ!」とか、「ここのお花屋さん、だいぶセンスいい」とか、お客さんがオススメする店をそれぞれ書いていってもらって。
というのも、自分は大分出身なんですけど、久々に帰ってもどこに行ったらいいか分からないんですよね。街の情報誌とかインターネットで調べたり、インスタグラムで、#大分B級グルメとかでハッシュタグ見て、実際に食べにいったりしたんですけど、そんなに美味しくなかったり…。
たしかに媒体に掲載されているお店ってお金が絡んでたりしますからね。
そうなんですよね。やっぱり、リアルな口コミがすべてだと思っていて。イケてるコミュニティや、イケてるひと、美味しいお店、変わったお店とかを紹介できるお店をしたかったんで。言わば、街の無料案内所って感じですよね(笑)
飲食店が発信するメディア、楽しみですね!!最後に、このコロナ禍で閉店と開店を経験されていますが、秋好さんとしては正直な所どういった心境ですか?
時短営業すればちゃんと協力金も出るんで、お店休んでいいんですよ。休んだ方が国のためにもなるでしょうし。でも、自粛自粛で、居場所がなくなっちゃうのがしんどいと思うんですよね。例えば奥さんや旦那さんがいて、彼氏彼女がいてってひとはまだ良いとしても、ひとりの人が家で寂しく過ごすのってしんどい日もあると思う。そういう人たちが寄れるお店として、僕は、自分のためというか、街とひとのために動きたいと思っているので。なので、昼だけでも開けときたいんですよね。
秋好 哲也
大分県別府市出身。大阪発の某バッグメーカーにて10年勤め、2015年よりアメ村の雑居ビルで『THE BAR』をスタート。2020年4月に閉店するものの、12月より南船場を舞台に『THE MUSEN IN SHOCK』を始動。おにぎりと銭湯をこよなく愛する36歳。
THE MUSEN IN SHOCK
住所:大阪市中央区南船場4-11-25
営業時間:17:00〜24:00
定休日:水曜
秋好 哲也
THE MUSEN IN SHOCK FUNS