実は生粋の大阪人!? 関西のおしゃれなコはみんな持ってるあのバッグ、“メケアリバッグ”で知られる『MEKEARISA』の松尾愛理紗さんってどんな人?


帰国資金を稼ぐために雑貨を買い付けて、ポップアップをスタート。私、実はめちゃくちゃ現実的で冷静なんです(笑)。

『MEKEARISA』はもともとポップアップからスタートしたお店ですよね? スタートしたきっかけを教えてください。

愛理紗:シンガポールでは、仕事面でストレスフルな生活を送っていたから、休日はリフレッシュのために東南アジアのいろいろな場所へ旅行をするようにしていました。仕事では思い通りにもの作りができないから、休日を使って自分の好きなものを集めた書籍をつくっていたんです。フリーマガジンではできない企画や、私の目線から見た“可愛い”を盛り込んだ一冊。この取材を通して、ローカルに触れる機会が多くなってからは地元の人がよく行く場所や、その土地ならではの暮らしに興味を持つようになりました。インドネシアはさほど興味がなかったのですが、ブライアンの兄弟が仕事をしているということで、「挨拶がてら会いに行こか〜」と足を運んでみたんです。そのときに、『MEKEARISA』の看板商品になっているバッグを市場で見つけて。当時はこんな未来が待っているなんて、思ってもなかったです(笑)。

当時シンガポールと日本の往復で、飛行機代だけで15万円くらいかかってたんかな。私は独り身の現地採用やったから、めちゃくちゃお金にシビアだったんです。往復15万円って、帰国するだけなのにすごい金額だと思いません?(笑)。有給も貯金も使って一時帰国するわけだから、15万円を単に使うだけではなくて、何かを得たいと考えたんですよね。もちろん一時帰国することで、家族や友人とかけがえのない時間が過ごせたり美味しい日本食を食べたりできるわけですが、それでもやっぱりもったいないなと。

それで、日本でポップアップストアというかフリーマーケットのような規模の小さなイベントを始めることにしたんです。そこから旅行に行くたび雑貨やバッグを買い溜めて、一時帰国のときに小さなポップアップストアをするというルーティーンが出来上がりました。

これが『MEKEARISA』の看板でもあるメケアリバッグ。カラフルな色味だけど、派手すぎずお洋服に馴染んでくれるところがポイントです。
愛理紗さんが手がけた「POCHI BOOK」。シンガポールのローカルの魅力がたっぷり詰まっています。

そういうことなんですか! まさに大阪人ならではの商人魂……(笑)。

愛理紗:当時はマーケティングなんて考えてもなかったけれど、振り返ってみると実際に店頭に立つので、お客さんの反応が見えるのも良かったんです。私はこれがいいと思うけど、みんなはこっちの方がいいんやとか。現地に住んでいると、日本の“可愛い”という感覚が鈍ってきちゃうんですよね。だけど日本で定期的にポップアップをするうちに、日本のおしゃれやかわいいに対するスタンダードがすごく高いことに気付きました。現地の空気感が伝わる良いものをと思って買い付けても、やっぱり日本の生活やファッションに馴染むものの方が好いてもらえる。自分の感性に刺さるものにこだわることも大事だけど、それが必ずしも売り上げに繋がるわけじゃないんやなと。結果、シンガポールに滞在した3年間で、現地の日本人向けに2回、日本で3回のポップアップを開催しました。

徐々に期限の3年が近づいて、帰国後もう一度就職するのかフリーランスの編集をするのか真剣に悩んだんです。だけどポップアップでの手応えを信じて、帰国後に自分のブランド『MEKEARISA』を立ち上げることに。日本を選んだのは、シンガポールよりビジネスチャンスが多いと思ったから。ブライアンには生活拠点を日本に移してもらうことになるので、私が生活の基盤を作らなあかんと思って腹を括りました。

最近はオンライン通販だけのお店も増えていますよね。そのような流れの中で、実店舗を構えたのはどうしてですか?

愛理紗:地元が枚方で今も住んでるんですけど、ここに引っ越したばかりの頃、バッグの在庫が家の2部屋分を占領していたんですよ(笑)。ベッドもカバンに占領されて、私は床で寝ていました。床から天井までバッグが山積みになってたから、これでは人間らしい生活ができないと思ったんです。商品を保管することを考えるとなかなか良い倉庫が見つからず、それならば店舗を借りて販売をしつつ、きちんと管理できた方がいいじゃないかなと。私の地元も枚方やし、以前から店舗を持つならこの場所でと考えていました。私、実はめちゃくちゃ現実的で冷静なんですよ(笑)。その時々の流れもあるけど、大事な決断をするときは、しっかりと見極めて物事を選択しています。

お話を聞いているとよく分かりました(笑)。夫のブライアンさんから見た愛理紗さんってどんな方ですか?

ブライアン:すごく情熱的で、やりたいことがあると真っ直ぐに突き進める強さがあって、決して後ろを振り返らない人。3歳年上だから人生経験も豊富だし、いつも僕のサポートをしてくれることにも感謝しています。彼女を見ていて学べることはとても多いですね。

自由に生きてるように見えるけど芯の強さを持っていて、惹かれるのも納得です。私もなんだか憧れちゃいます。

枚方といえば『MEKEARISA』と言われるようなショップに。来年春の再オープンに向けて、楽しい仕掛けを計画中!
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Profile

松尾 愛理紗

大学卒業後、大手企業に務めたのちファッション誌の編集に転身。フリーランスエディター、デザイン会社のライターなどを経験したのちシンガポールへ移住。日本人向けフリーマガジンを手がける会社に就職し、仕事をしながらセレクト雑貨のポップアップを不定期で開催。3年後に帰国して自身のブランドを立ち上げ、枚方に実店舗『MEKEARISA』をオープン。現在は、シンガポール人の夫・ブライアンとともに『MEKEARISA』の運営に奮闘中。

Shop Data

MEKEARISA

大阪府枚方市堤町5-25
※実店舗は休業中。2022年春営業再開予定。

https://mekearisa.com/

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