ポップアップスタイルを貫く期間限定ヴィンテージショップ『Delicious Store』。“美味しい”9日間が本日よりスタート。
自分の好きな物で、ちゃんと“説明”できるものを。
置いてるもん、見事にヴィンテージばっかりですよね。
70~80年代のスケート物とか、オールドのステューシー、パタゴニアだったり。古着、特にヴィンテージって背景を知れば知るほど面白いんですよね。それをちゃんと理解して説明して、っていう売り方をしたくて。
いまの空気感に合わせて「これやったら売れる」じゃなくて、「自分が売りたい物を置いてる」って感じですね。ヴィンテージを全く知らない人に対してもきちんと説明して、見た目だけじゃなくバックボーンに興味を持ってもらいたいっていうのもあるし。
ちゃんと説明して売るって、極端に言うといまっぽくないけど、現代に必要なことやと思います。
コレってこうやからいいんですよ、とか。古い男特有のウンチク気質なんで(笑)。そもそも自分が10代の時に、ヴィンテージってこんな歴史があるんや、だから格好いいんや、って本とか友達、先輩から教えてもらって。もちろん他人とカブりたくないからっていうのもあって古着が好きやし。
そういう思いを古着に馴染みの無いひとにも伝えていきたいな、と思ってますね。
そもそも、ポップアップスタイルにこだわるのはなぜですか?
仕入れと販売の時期を分けたいのが一番の理由です。さっきも言ったけど、お客さんにちゃんと説明できるものしか置いてないし、それ以外は置きたくない。ってなると、自分ひとりで動かないといけないですし。自分ひとりで店頭で販売しながら仕入れするのなんて絶対無理やしね。なので、良いものが集まったらポップアップして、っていうのが自分的には合ってるんかなー、って感じでやってたら、もう10回目ですね(笑)。ありがたいことに。
古いステューシーと、変なパタゴニア。置いてある物のほぼすべてがアメリカ製。
デリシャスストアといえば、なモノって?
ウチでは定番ブランドなんですけど、<ステューシー>ですね。ブランド設立された1980年〜90年代前半のオールド ステューシーから、2000年くらいまでのアメリカ製。自分的にそのあたりまでのステューシーが好きやったんで集めてますね。
ほかにオススメは?
パタゴニアの2000年くらいまでの変なやつ(笑)。モデル名も分からんようなのとか。変わったデザインで「なにこれ?」な珍品メインでピックしてます。
それ以外に多く集めてるのが1950〜80年代のデニムですね。レディースサイズも多いし。
今回のポップアップに対して意気込みをお願いします。
1回目から今までまったくスタイルは変わってなくて、回を重ねるごとに「デリシャスストアらしい」て言って頂けてて。自分の好きなものに反応してもらえるのが、嬉しい。今回も「満田っぽい」て言われるようなものばっかり集めてます。 ありがたいことに、WISM堀江店さんでは3回目のポップアップになりますが、面白いものに出会えるラインナップになっていると思いますね。
今回のポップアップにラインナップするアイテムの一部をご紹介します
(価格は店頭にてご確認ください)
満田 啓介
滋賀県・東近江市出身。アメ村を中心に堀江や東京にも展開していた古着屋で9年間経験を積み、独立。古着卸業などを経て2017年に『デリシャスストア』を初開催。また、こちらも隠れファンの多いスパイスカレーのポップアップ「世界カレー」も不定期で開催している。
2月6日(土)〜14日(日)
「Delicious Store VOL.10」 at WISM HORIE
大阪市西区南堀江1-9-7
営業時間/11:30〜20:00