イーグル野村という漢が挑む、嵐を呼ぶ32時間営業。【後編:感謝感激 と完全燃焼】
昨年の12⽉5⽇〜6⽇に渡って開催された“イーグル野村の32時間営業”。前編ではイベント概要とイーグル野村という漢について紹介してきましたが、後編となる今回はイベント当⽇の模様と後⽇談をお届け。こんなご時世に32時間ぶっ通し営業という無謀なチャレンジではありましたが、たくさんのイーグル野村ラバーズ&<THEモンゴリアンチョップス>のファンたちが訪れ、彼との時間を楽しんでいたのでした。リアルに会わなくても繋がれる時代ですが、やっぱりリアルはいいなと。このイベントに集まった⼈たちみんな、そう思ったんじゃないでしょうか。では、嵐を呼ぶ32時間営業のリポート、スタートです!
イベントは中⽌って聞いてたんですが、インスタのストーリーで知りました(笑)。
どうしてもイベントを開催したくて、直談判したと聞きましたが。
え! 今回はコロナ禍ということもあって、中⽌って聞いてたんですよ…。
え! 安藤さんと⼭本さんは、イーグルさんが直談判したって⾔ってましたけど。
いえ、僕からは何も⾔ってないです。<THEモンゴリアンチョップス>のインスタのストーリーで知りましたから(笑)。しかも、タグ付けもされてなかったので、完全にお客さんと⼀緒の感覚で知ったんです。「あ、今回やるんだ」って。
マジですか…。なんか、お2⼈らしいですね。イーグル野村として挑む32時間営業は今回で3回⽬ですが、意気込みは?
過酷な挑戦ですが、毎回思うことが違うんです。初回の時はお客さんが全然来なくて、焦りしかない状況で、眠気なんかありませんでしたね。とにかく何もしないまま終われなかったので、ずっと事務作業などをしてました(笑)。
そんな時代もあったんですね。
2回⽬の時はかなりのお客さんに来ていただいたんですが、「さらに頑張らないと!」と改めて覚悟を持てたというか。今回はこんなご時世なのでどんな結果になるか分かりませんが、32時間という時間をお客さんと⼀緒に楽しめたらなと思ってます。時間は⾃分でコントロールできないし、ホント、何が起きるか分かりませんから(笑)。
今までも何かスゴイことが起きたんですか?
イベントではないんですが、⾃分の中にはトラウマがあって…。
トラウマ?
2018年の話なんですが、お2⼈がアメリカへ買い付けに⾏った時の店番が⾃分だけだったんです。1⽇8時間営業×6⽇間店頭に⽴って、その時のトータル売り上げが5400円。48時間で5400円しか売れないという、伝説を作ってしまって…。僕はそういう⼈間なんで、前回たくさん来ていただきましたが、不安は尽きないんですよ。だから今回も、何が起きたとしてもまずは楽しむしかない!そんな気持ちで挑みたいと思ってます。
伝説ですね(笑)。では、いよいよ始まりますが、楽しんでくださいね!
座って寝るような器⽤なことができないから、結局、⼀睡もしてない。
ではここからは、写真とともに“イーグル野村の32時間営業”当⽇の模様を振り返っていきたいと思います。イベントが開催されたのは、2020年12⽉5⽇の12時〜6⽇の20時まで。32時間も営業するのでスロースタートかと思いきや、オープン前から3⼈のコアなお客さんが並んでいる状態。ナチョスJr.(惜しまれつつも現在は退職)がシャッターと扉を開け、イーグル野村の果敢な挑戦がついにスタートしたのです。
店内にはこの⽇のために⽤意されたイーグル別注アイテムがズラリ!イーグル野村ロゴが胸や両袖、背中にプリントされた「E.Nomura ロンTee」、デッドストックの⽣地をクレイジーパターンで組んだすべて1点モノの「TMCジャック-Crazy-イーグル別注」など、アイテムも万全のラインナップです。
そして、安藤さんと⼭本さんが前⽇の深夜まで仕込んでいたという、ディスプレイも⾒もの。 <THEモンゴリアンチョップス>ファンなら納得と⾔うか、独特の世界観と⾔うか、思わず笑っちゃうネタが⾄る所に仕込まれていました。実際に⾜を運んだお客さんのみんなは、このネタをしっかり⾒つけましたか?
12時のオープン以降、お客さんはひっきりなしに訪れる状態。皆さん、“お客さんからの差し⼊れしか⼝にできない”というルールをしっかり把握しているようで、差し⼊れにも抜かりはありません。使命感を持ったイーグル野村の接客にも、俄然⼒が⼊ります。
⼀⽅、安藤さんと⼭本さんは、事務所でモニターを⾒ながら作業中。「こんなご時世やのに、イーグル野村のために来てくれるなんて、ホンマありがたいわー」と。感謝の⾔葉を⾔ってますが、前編でもお話ししていた通り、今⽇はしれっと帰るそうです(笑)。
通常の営業終了時間となる20時を過ぎても、お客さんの来店が⽌まることはなし。イーグル野村の⼈気ぶりも改めて感じました。本⼈はまだ何も⼝にしていないようですが、差し⼊れはどんどん増加。「もう感謝しかないです。来てもらえるだけでもうれしいのに、皆さん差し⼊れまでしていただいて…。マジで頑張れます!」と、イーグル野村の⽬はまだまだ死んでません。それどころか、強すぎる使命感がにじみ出てる感じでした。
その後、深夜になるとイーグル野村の友達たちが続々と来店。今のご時世的な対策もしっかりと取った中で買い物したり、トークしたりとみんな楽しんでいました。そんな時間が朝⽅まで続き、お客さんが⼀旦いなくなって仮眠するかと思いきや、イーグル野村は働きます。今回は遠⽅のために来れなかったお客さんがたくさんいましたが、代わりにオンラインショップで商品を購⼊しくれたそうで、その発送準備をしたり、インスタのストーリーで現状を発信したりと、無駄な時間を作らないのも彼ならでは。やっぱり真⾯⽬でひたむき、ホントいい漢です。そして、夜が明けて14時くらいまではのんびりとした時間が続き、タイミングを⾒計らって差し⼊れのもぐもぐタイム。気になる仮眠はと⾔うと、⼀切ナシ!「座って寝るような器⽤なことができないので、結局、⼀睡もしませんでした」ということです。さぁ、残り数時間、⾛り切れるのかイーグル野村!
最終⽇の営業も終わりに近づくにつれて、駆け込んでやって来るお客さんもいっぱい。イーグル野村⾃⾝も体⼒的にはかなり疲弊していましたが、32時間営業ズ・ハイな状態で、最後の最後まで全⼒で挑んでいました。本⼈が掲げた⽬標には及ばなかったものの、最終的には前年と同じくらいの結果を残し、こんなご時世であることも考えればスゴイことなんじゃないでしょうか。それでは続いて、32時間営業を終えたイーグル野村の⾚裸々インタビューをお届けします。
僕にお弁当だけを届けてくれる⼈もいて、こんなにうれしいことって当たり前じゃないなと。
まずは、32時間営業お疲れ様でした!イベントを終えて、どんな⼼境ですか?
こんなご時世にこんな企画をして、どれだけ来ていただけるかも分からない中でたくさんのお客さんに来ていただけて、もう感謝しかないですね。この場を借りて⾔わせてください。ホントにありがとうございました!!
2⽇⽬の早朝から昼くらいを除いて、お客さんが途切れるタイミングはなかったんじゃないですか?
いえいえ、僕1⼈の時間帯もありましたけどね。ただ、「あー、もう来ないかな」って思ってる時に来ていただけたり、最終⽇の終盤も「もうダメかな」って思ったら⽴て続けに来ていただけて。めちゃくちゃ⼼強かったですね。
イーグルさん⾃⾝から友達に声かけたりはしなかったんですか?
⾃分のインスタで発信はしてましたけど、助け船を⾃分から呼ばないって決めてたので。直接声をかけることはしてないんです。だから、お客さんや友達が来てくれることで、かなり元気をもらえました。
インスタのストーリーもけっこうUPしてましたね。
普段はめっちゃ考えてUPするタイプなんですが、ついつい勢いでやってました。寝てないしテンションも上がってるし、⾃分で⾃分の背中を押してるって感じですかね。こんなにもライトにできるんやって、⾃分でも思いましたが(笑)。
差し⼊れもかなりの数が届いてました。
皆さん⾊々持って来ていただけて、ビックリしました。お弁当だけを届けてくれるお客さんもいて、こんなにうれしいことって当たり前じゃないなと。
まさに、イーグル野村シフトですね!イベントを終えて帰宅した時は、どんな感じでした?
帰宅してからも、なんだか興奮状態は続いてて(笑)。⽬をつぶれば即寝できるけど、ずっと起きてもいられる、みたいな。翌⽇の⽉曜から⽔曜までお休みをいただきましたが、時差ぼけしてるような感覚でしたね。3⽇間ぼーっとしながら、疲れを癒してました。
お2⼈から何か⾔葉はありましたか?
いえ、特に何もないです(笑)。
そうなんですか(笑)。
はい。みんな32時間営業のことに触れることもなく、通常営業でした(笑)。でも、その⽅がいいかなと。過去のことを⾔われるとそこで時間が⽌まってしまう気がするし、⾃分としてもリスタートできますからね。
なるほど!そういう対応も、愛ですね。イーグル野村としては今回で3回⽬の挑戦でしたが、改めて何か実感したことは?
たくさんのお客さんや友達の想いを間近に感じて、普段の⾃分はみんなに何ができているのか。何を還せているのか。改めて⾃分⾃⾝の接客や対応などを⾒つめ直すことができました。このイベントは今回でトータル5回⽬ですが、いつ誰がやるかで意味も価値も変わると思うんです。だからこそ、<THEモンゴリアンチョップス>というブランドが持つ、“⾒ておもろい、着てハマる”という世界観や空気感を僕⾃⾝からも作っていきたい。もちろんイベントの⽇だけではなく、いつもそうありたいとより強く思えるようになりましたね。
垢抜けないスタッフだった野村翔がイーグル野村となり、今回の32時間営業でまた⼀⽪むけた感じです。次回は開催するのかと安藤さんと⼭本さんに聞きましたが、「予定は未定です。今回が最後かもしれない…」という返答が。これは本当なのか、もしくはイーグル野村への壮⼤なドッキリの布⽯なのか。その真意は分からないけど、もし次回もあれば、皆さんぜひ⾏ってみてください。イーグル野村という漢の、⽣き様が⾒れますから!
イーグル野村
⽯川県出⾝。⾼校時代はバスケに明け暮れ、県代表としてウィンターカップにも出場するほどの実⼒者。でも、中⾝は超がつくほど真⾯⽬な漢。<THEモンゴリアンチョップス>の看板スタッフ&ファッションミューズとして、今⽇も新世界からブランド愛を世界に発信中。
THEモンゴリアンチョップス
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