書道アーティストにDJ、モデル……6つの顔を持つ男の娘 義朗くんが、こんなにも美しいワケって?
「人間力を見極める基準になった」自分のセクシャリティをさらけ出すことのメリット
自分らしく、というところだと、義朗さんのセクシャリティが気になっている読者は多いと思いますが……。
好きになった人が好き、ですね。結婚願望もありますし、将来は子供も欲しいと思ってます。
今のセクシャリティをオープンにしようと思ったのはいつ頃ですか?
大学のあった京都から大阪に出てきた頃なので、ほんの2年前くらいからです。京都にいたときは同じセクシャリティの友達がいなかったんですが、大阪に来るとそういう人がたくさんいて、自分も自由に生きたいなって思ったんです。なんでいちいち人の目を気にして生きてるんやろって。
そう思ってからは「じゃあもう振り切っていこう~!」って思って、世間一般のセクシャリティの枠組みに囚われるのはやめました。
なかなか勇気のいる決断ですよね。
でも逆に良かったのが、自分のセクシャリティを言うことで相手の人間力を見極める基準になったんです。セクシャリティの話をしても、なんの抵抗もなく受け入れてくれる人もいて。そういう時は「あ、この人、めちゃくちゃキャパシティの大きな人なんだな」って思いますね。
逆に関わりたくない人はどんどん離れていくので、周りには居心地のいい、大好きな人ばっかりになりました。自分らしくいられるので、すごく生きやすくなりましたね。
セクシャリティに限らず、自分をさらけ出すのが怖い人も多いと思いますが、そういう人へのアドバイスはありますか?
ある程度仲の良い友達なら「さらけ出しちゃえばいいやん」って言いますね。そっちの方が絶対にセンスや才能が開花すると思うので。世間体を気にして言えない、怖いって子もいますけど、そういう時は「なんか言われたら言うといで!わたしが守ったるわ!」って言います。
自分らしく生きる人が増えていって、いろんな人がもっと生きやすい世の中になるように、自分がちょっとでも力になれたらなって思いますね。仲の良い友達ならなおさらです。彼らはわたしのFAM(家族)なので。
アツいんですね!
アツいんです(笑)。そこはわたしの軸ですね。
では最後に、そんなアツい義朗さんに会いたいという人はどうすればいいですか?
「DMして!」って書いといてください(笑)。DMをくれたらどこにいても繋がれますから。それにDMで「会いたいです」って送るのって、けっこうマインド強くないとできないですよ。そういう人の方が面白いですよね。
田中 義朗
ヴィンテージ・セレクトのアパレルショップ「Chikashitsu +(plus)」マネージャー/バイヤーにして、カリグラファーやDJ、モデル、YouTuber「YUNITY (ユニティ)」としても活動する男の娘。なにものにも囚われない自由な表現者。