ここが芸人としてのスタートライン。飾らない空気感が心地いい、ブレイク必至の同級生コンビ<ダブルヒガシ>の現在地。


あんまり内容をセーブせず、男性にもささるラジオを目指しています。パンティーに俺らの未来を懸けてみたい。

ここからは、『はちくちダブルヒガシ』の番組ディレクターを務める狩森さんも含めて「はちくちダブルヒガシ」についてお伺いしたいと思います。最初に、この番組は2人にとってどういうプラットフォームなんでしょうか?

:やっぱりポッドキャストで聴けるんはデカいなと。発信力がありますし、聴きやすいんだと思います。

以前は2週に一度だったところ、9月から週に一度配信されるようになって、とにかく情報がめちゃくちゃ旬だから、ファンには堪らないんじゃないかなと思います。M-1準々決勝の話(#29)と敗退後のトーク(#31)もとびきり新鮮で、まさにホヤホヤな感じでした。いつも前回の収録からのことを振り返っているんですか?

:そうですね。ここ1週間、2週間を振り返って、どうだったかしゃべっています。

大東:最近ありがたいことに毎日仕事があって、ずっと一緒におるんで、おもろいことが起きてたら基本ふたりで見てるんです。だから振り返ることがメインになってきますね。コロナもだいぶ落ち着いてきたんで、今後は旅行の話とかもできるんちゃうかな。ほんま親より一緒におると思う。
 

「#29 準々翌日、発表前日」

「#31 芸人やめへんでぇ!」

ちなみに、別番組の収録があるマユリカさんはラジオ関西まで一緒に電車で来られているとのことですが、ダブルヒガシのお2人はいかがですか?

大東:んなわけないやん。あいつらほんまにおかしいから。

:変やから。

大東:どんなけ仲良くてもその時だけはな。仕事以外は絶対別々の方がええのに。

:あれはキモいな。おかしいで。

大東:千鳥さんでも新幹線と飛行機は分けてるって聞いた時、「千鳥さんでも分けんねや。なるほどな」と思ったんですよ。それがマユリカのせいで破綻すんねん。俺らも仲良いけどあそこまでじゃないから、どんどん水準を上げていってんねん。

『はちくちダブルヒガシ』は、『マユリカのうなげろりん!!』の弟番組的な位置付けになるそうですが、それについてはいかがですか?

:むっちゃ嫌です(即答)。あれの弟は嫌や。

大東:血縁関係結びたないもん。

:まぁでもマジでありがたいっすけどね。たぶんあの人らのおかげで聴いてる人が増えてるんで。

大東:それは間違いないっすね。

:キモいとこだけやめてほしいですけど。

お2人がそんな印象を持ってるとは(笑)。次に、この番組のディレクターであり、ふたりのトークにもたびたび登場する狩森さんとの関係性についてお聞きしたいです。先ほど作家さんと少しお話したんですが、絶対相性がいいから!というのでダブルヒガシさんと狩森さんをブッキングされたみたいです。

:それは始めて聞きました。狩森さんおもしろいからなぁ。

狩森:僕も始めて聞きました。

大東:キモさとかがぴったりですね。顔合わせの時に狩森さんと作家のバンク北川さんが企画を考えてきてくれて、あれ?もしかしてちょっとキモいんか?と思いましたもん。

:企画に自分の性癖を全面に押し出してな(笑)

大東:そんなんもおもろいなとは思ってましたけど。

ダブルヒガシに挟まれた番組ディレクターの狩森さん。「眼鏡が曇っちゃいます」と気にされていました。

最近トーク中の下ネタが加速しているように思うんですが、それは狩森さんの嗜好によるものなんでしょうか?

狩森:お2人が下ネタをちょっと入れてきてたんで、これはいける、付け込める隙ができたぞ!よしっという感じで。助かりました。

大東:何が助かってんねん。わけわからん。

個人的に『マユリカのうなげろりん!!』もクリーンではないなと思っていたんですが、最近はそれを超える勢いがあるように感じていて。

大東:そうですか。それは不名誉なことですね。

一同:(笑)

大東:でもね、やっぱ昔のラジオってそれがおもろかったっていうのはあるんで、あんまりセーブしたくはないのはあるっすね。確かに今って女性のリスナーが多いかもしれんけど、男が聞いてもおもろいラジオでありたい。そこは周りの芸人も言ってくれるし、やからまぁセーブせんでもいいかなとは思ってます。……ただ、マユリカのラジオを超えてきてるっていうのは不名誉やけど。僕らのはクリーンな下ネタやからね。

マユリカさんを超えたと言われるのは不名誉と(笑)。以前、世界のパンティーを紹介する「パンティー in the world」というお試しのコーナーで、ブラジリアンショーツを紹介されてましたよね(#28)。あれはどなたの発案だったんですか?

狩森:僕が提案しました。

大東:即決でしたね。

:おもしろそうやなぁ言うて。でもあれは下ネタじゃないですし、パンティーってカルチャーやから。
 

「#28 ブラジリアンショーツ」

あの時は、東さんがブラジリアンショーツを穿いて、実際の穿き心地をレポートされていました。ショーツを穿いたりブースで肛門を見せたり、抵抗を感じなくなってきてるんでしょうか?

:抵抗は全然ないっすね。

大東:異性に見られるわけでもないし。

:おっさんしかいないんやから、何を見られたって全然いい。それを笑ってくれる環境なんでね。

狩森:ほんと涙して笑いました。むちゃくちゃおもしろかったです。

大東:マジでどこも隠れてなかったからな(笑)。後ろがTバックみたいになってて、左からちんちん出て、右からキンタマ出てる。意味わからんかったすから。

東さんにお願いして、特別に穿いていただきました。

:それがブラジリアンショーツやっていう情報をお届けできて、僕は嬉しかったです。誰かが穿かなわからへんし、もちろん女性に穿かせるわけにはいかへん。やったら僕しかおらんからね。

(実物を触らせていただきながら)思ったより面積がちっちゃくてびっくりしました。

大東:よう触れるなぁ。そこケツに食い込んでるところですよ。

:だいぶブラジリアンでした。

見たところ、ほんとに何も隠れなさそうです。ダブルヒガシさんから狩森さんに、狩森さんからダブルヒガシさんに、伝えたいことはありますか?

:別にないなぁ。モミアゲやばいっすよとか、半袖やのに汗ようかいてますねえとか。
(※狩森さんは先日散髪に行かれたようで、絶妙なモミアゲの長さを収録後にいじられていました)

大東:このままでおってほしいっていうくらいかな。

:仕事の面はほんとに信頼してますけど……、彼女とか作ったらどうなるんかな。

大東:何年いないんすか?

狩森:もう10年くらいいないっす。もっといてないかもしれない。

大東:どういうデートすんのかとかめっちゃ気になる。

狩森:そらもうちゃんとしますよ。

大東:デートはどこ行くんすか。

狩森:一番行きたいのはUSJです。

大東:いや待ち時間とかやばいっすよ(笑)。話繋げる?

狩森:そりゃがんばりますよ。汗をかきながらね。

:そこは持ち前の明るさでなんとか。かわいいってなる人がおるんかもしれへん。

狩森:ずっと彼女ができたら行こうと思ってて、まだ行ったことないから行きたいんすよ。

:取っといてんねや。それは素晴らしい。

大東:でも絶対あたふたしますよ。行ったことなかったら。

狩森: ちゃんとガイド本も買ってますし、どこ行くかは目星付けられると思います。

大東:それいつのやねん。めっちゃ変わってんちゃん。

狩森:確かにまだETとかが載ってますけど……。

大東:僕も含めてやけど、恋愛してないとやっぱ人間が薄っぺらいんすよ。人としての厚みがない。だから、恋愛することによって厚みが出るかもしれないですね。

:狩森さんの新たな魅力が出てくるかもしれへんな。

大東:なのでぜひ交際していただきたいです。

狩森:めちゃくちゃ難しいですね。普段出会いとかもないですし。

:でもいろんなテレビ局とか行きはるじゃないすか。

狩森:この業界って何かしら影のある人が多いんです。だからちょっと怖いというか。

大東:だから別の業界の人がいいと。

:どんな人がタイプなんですか?

狩森:えっと、まぁドSの……。

大東:そんなん一発目にいうやつムリムリ。気が強いって言えへんのやったらムリやで。

狩森:そうですかねぇ。僕より年上でドSな人がいいです。

大東:何歳までOKなんすか?

狩森:親からは一応59歳までって言われてるんですが、僕は60歳ちょっと超えてもまだいいかなって思ってて。

:その条件だけやったらいそうやけどな。

大東:そんなんなんぼでもおるで。お見合いとかしたらええんちゃいます?

狩森:そうなんですが、なかなか機会がなくて。

大東さんのバトルコロシアムの話(#21)を聞いて、十三にある風俗店にも行かれてますもんね。

狩森:そうです。あれは大東さんの話に触発されて。

:「#21」の収録が終わってその足で行きましたもんね。

大東:ルポライターの側面もあるから、食いっぱぐれないんですよ狩森さんは。
 

※大東さん編「#21 バトルコロシアム」

狩森さんレポート編「#24 身近な警察」

東さん編「#27 バトルコロシアム(東編)」

ダブルヒガシさんからは、狩森さんに彼女を作ってほしいと。逆に、狩森さんからダブルヒガシの2人に伝えたいことはありますか?

狩森:誰かが売れていくところを見るっていうのが、この業界で一番やりたかったことで。ずっと若手芸人さんとラジオをしたいと思ってたから、お話をもらってめちゃくちゃ嬉しかったです。番組が1月にスタートして、『せやねん!』のレギュラーも決まって、ほんまここ数ヶ月でウワーっといってはって。その様子を見ているのが楽しいです。これからもずっとそばで見ていたいなぁと思います。

:嬉しいっすね。狩森さんのためにもがんばらなあかんな。

はちくちリスナーにはお馴染みですが、“ひし形”のタイルを見つけたので記念に撮影。詳しくは「#5 エグゼクティブK(ゲスト:マユリカ)」を聴いてみて!

「#5 エグゼクティブK(ゲスト:マユリカ)」

今後の『はちくちダブルヒガシ』に関して、挑戦したいコーナーや作ってみたいグッズはありますか?

:この前ちらっとラジオで言うたけど、大東の笑い袋を作る話があって。笑い声がとっても魅力的やから、グッズになったらええなって言ってたんすよ。

大東さんの笑い声って聞いてるだけでハッピーになりますもんね。ぜひ作ってほしいです。

:でもブラジリアンショーツもありやな。はちくちブラジリアンショーツ。

狩森:それいいですね。

大東:いや、穿かないでしょ!穿いてくれるんならええけど。

:買ったら穿くやろ。一回は穿くと思う。

大東:サイン会みたいなんやって、一回東の股を通してから渡していけば?

:なんのサイン会やねん。

大東:もちろんバスタオル巻いてやで。一回穿いて、脱いで。直渡し会とか。

:そんなんみんな嫌がるて。

大東:ただパンティーのコーナーは次回もあるんで、ブラジリアンショーツじゃなくてもパンティー自体はアリかもしれないですね。

狩森:むっちゃありっすね。

:だってグッズでパンティーみたことないもん。

大東:キモすぎるからな。

:でもそれで言うとマユリカさんも写真集出して、キモすぎるけどむっちゃバズったでしょ?キモすぎる方がええんかもな。

大東:どっちかやな、笑い袋かパンティーか。

:笑い袋は人気出んのわかってるから、やっぱパンティーに俺らの未来を懸けてみたい。

大東:パンティーに何懸けてんねん(笑)

:正直、笑い袋は絶対ええのわかってるから。どっちかというとパンティーには懸けてみたいよね、俺らの未来を。

大東:『はちくちダブルヒガシ』のロゴも入ってんねやろ。穿かれへんてそんなん。まぁでも候補にしてもいいかもね。

絶対買うのでぜひ作ってほしいです。今後やってみたいコーナーはあったりしますか?

:スタッフが全力で「ココロオドル」を歌って、それを2人に審査してもらうコーナーです。あれやりたかったよなぁ。

大東:おっさんが歌った「ココロオドル」を俺らが審査するやつな。狩森さんとか神吉さんにも歌ってもらって。

狩森さん:やりたかったです。でも権利の関係でできないんでね。

:せっかくやったら今まで見たことないコーナーがやりたいです。

特に下ネタをたくさん言う方向に振っていく訳ではないんですか?

:それは絶対にないです。

狩森:ちょこちょこ企画を小出しにして、OKだったらやらせてもらうっていう。

大東:下品なラジオにしたいわけじゃなくて、下ネタを止めないっていうだけなんで。溢れてきたものは止めないっていう感じです。

なるほど。あと狩森さんは、東さんと一緒にお揃いのパンツも買いに行かれてますよね(#15)。

:大東が全く自分で服を買わないので、穿くズボンがないと。なんか知らんけど、俺に「お金出すから買ってきてくれ」と言い出して、全く意味がわかんないですよね。なんで俺が買いに行かなあかんねん。まぁでも買ってくるわ言うて、狩森さんと朝11時くらいになんばパークス集合して。その日はオフやったし、最初は1人で買いに行くつもりだったんですよ。でもなんか狩森さんがおって。

狩森:買ってるところを見たくてね、付いていきたかったんですよ。

:おっさん2人で朝11時になんばパークス。おしゃれな服屋さんを4軒くらい回りました。

大東:ほんまにありがたいです。ここまでは全然まだありがたい。

※「#15 出来高ズボン」

:大東が持ってなさそうで、着てる服にも合いそうやったから、このスボンええやんってなって。店員さんにお願いしますって言ったら、なんか狩森さんが「東さんも買いますか?」って。

大東:それがいらん。穿く意欲を失せさせてんねん。

:「いや、俺は買わないです」って言うたら狩森さんが、「僕買います。東さんも買ってユニフォームにしましょう」って言うてきて。

大東:何してんねん。

:わかんないんですけど、狩森さんもテンション上がってもうて。俺も自分用に買わされて。

狩森:でもそれがきっかけで、取材の機会もいただいたわけですし。

お揃いで購入したユニフォーム(?)のパンツ。狩森さんは番組オリジナルのTシャツも着用されていて、ダブルヒガシさんへの深い愛を感じました。

今日はみなさんトップスも黒で合わされたんですね。

:僕だけ色違いなんですよ。狩森さんと大東はマジで一緒です。

大東:ほんまに嫌やわ。このズボン穿こかな思た時にそれがよぎんねん。万が一、劇場で東と被ったら嫌やなとか、狩森さんこれ持ってるやんとか。ってなったらもう、棚の奥へ奥へ入ってもうて。

次はお揃いのアウターを買いに行くという話になっているんですよね。

大東:それをいつにしようか話してたら、狩森さんが「クリスマスにしてください」と。なんでクリスマスやねん。

:クリスマスにおデブふたりでなんばパークス(笑)

大東:ナチュラルにゲイやと思われるで。

狩森:僕は暇やから、大東さんと行きたいなぁと。

:お揃いの服買って、それ着てメシ行って。

狩森:僕、店予約しますわ。

:狩森さんむっちゃ食うんやろなぁ。

クリスマスが楽しみですね。ぜひその様子もレポートしてほしいです。

収録を見守る狩森さんをパシャリ。終始2人のトークに爆笑されていました。
『せやねん!』のレギュラーも決まって、ようやく芸人としてのスタートラインに立った感じ。来年は若手の賞レースがラストイヤーなので気合い入ってます。
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Profile

ダブルヒガシ

2014年結成、NSC大阪校36期生。ラジオ関西のポットキャスト番組『はちくちダブルヒガシ(毎週日曜23:00頃配信)』のパーソナリティーを務める高校の同級生コンビ。大阪よしもとの劇場を中心に活動しており、今年の『ytv漫才新人賞』は準優勝、10月には『せやねん!』のレギュラーに抜擢されるなど、その注目度はピカイチ。

Youtube:ダブルヒガシの列伝チャンネル

Profile

東 良介(ひがし りょうすけ)

1992年生まれ、大阪府出身。幼い頃から熱狂的なセレッソサポーターで、ガンバサポに対し辛口のコメントを残す場面も。変顔を得意とし、舌を3つに折ることもお手のもの。世にも珍しいひし形の肛門を持ち、マユリカをゲストに迎えて行われた肛門チェックは一聴の価値あり。

Profile

大東 翔生(おおひがし しょうい)

1993年生まれ、大阪府出身。世界ランク5位という元プロボクサーの父を持ち、自身もボクシング経験あり。炭酸飲料を好み、お気に入りはウィルキンソン。愛嬌たっぷりのキャラクターで芸人仲間から愛されており、先輩に気に入られる秘訣をコーナーで語った「#11 太れい」は必聴。

Youtube:ダブヒガ大東の無限ゲーム場

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