『JAPAN WALLS』が10月24日から白浜で開催!アーティストが自由に表現するミューラルで、今年も地域が一体となって盛り上がる。岡本さんと小畑さんが描く、その青写真とは。

日本では今年で7回目を迎えるミューラルイベント『JAPAN WALLS』が、10月24日(月)から10月29日(土)に渡って和歌山県の白浜で開催されます!白浜では2年連続の開催となり、旧『POW ! WOW ! JAPAN』から名称変更して挑む今回は、内容もさらにパワーアップということで、ディレクターの岡本さんとプロデュースサポートを務める小畑さんに、このイベントの楽しさ、醍醐味、意義などをたっぷりと聞いてきました。アーティストさんたちが自由に描き、地域一体となって盛り上がりながらミューラルが町に新たな景色をもたらしていく。日毎に生まれるストーリーと深まっていく一体感は、絶対に現地で感じるべきもの!最終日にはミューラルの完成お披露目とともに、クロージングパーティーも行われるから、ぜひぜひ白浜へ。アートの力、人の力、町の力が重なり合ったすごいエネルギーを思いっきり受け取ってください!!

ハワイで初めて見た時、アットホームな空気の中でみんなが一緒に取り組んでたから、まるでアート合宿みたいだった。その雰囲気も含めて、日本に持って来たかったんです。

『POW ! WOW ! WORLDWIDE(現WORLDWIDE WALLS)』はハワイで生まれたストリートアートのイベントですが、まずは日本で開催するまでの経緯を教えていただければ!

岡本:2012年にハワイへ行った時に初めて見たんです。アーティストがすごく自由にライブペイントしてる姿が衝撃的でしたし、地域一体となってサポートしてるのも素敵だなと。当時は規模も今ほど大きくなくて、倉庫の中で展示したり、インスターレーションしたりで、ミューラル(壁)も一つしかない状態。そこに何人ものアーティストが描いてたんですが、解き放たれるエネルギーとみんなのイキイキとした顔を見て、「こんなイベントは日本にないからやりたい!」って、直感的にココロを動かされたんです。

商業的なものではないのからこそ生まれる自由さ、エネルギーを思いきり感じたわけですね。

岡本:そこから毎年イベントに合わせて旅行を計画して、ボランティアで手伝ってましたね。私としてはこのイベントはもちろん、雰囲気も含めて丸ごと日本に持って来たかったので、創設者のジャスパーに「日本でも開催させてほしい!」と、ずっと話してたんです。プロポーザルも出して、いろんなことができると伝えてたら、ジャスパーも「日本でもぜひ作ってほしい!」と言ってくれて。それが、『POW ! WOW ! JAPAN(現JAPAN WALLS)』が生まれた経緯ですね。

ハワイに描かれているミューラルの数々。街の至るところにあるので、文化が根付いてるのもよく分かります。

岡本さんの熱意が伝わったと。日本での初開催は2015年に行われた天王洲アイルですが、どんな心境でしたか?

岡本:正直、プレッシャーしかなかったです。初開催だから絶対に成功させないといけないし、大きなインパクトも必要。これまで現地で手伝ってはいましたが、自分がオーガナイザーで動くのは初めてなので、とにかく毎日がいっぱいいっぱいでした。

日本初上陸ということで大きな話題にもなってましたよね!次年度は神戸で行われましたが、その理由は?

岡本:初開催のイベントとしては確かに成功しましたが、規模を大きくしすぎたのが自分の反省点でもあったんです。ハワイではアットホームな空気が流れて、みんなが一緒に取り組んでたから、まるでアート合宿みたいな雰囲気でした。でも、東京ではみんなバラバラ状態で合宿的な雰囲気もなかなか出せなくて、ちょっと商業的な感じになってしまったなと。

ディレクターを務める岡本さん。今回は仕事の都合によりオンラインで参加してもらいました。

インパクトを出すにはそれなりの規模感も必要ですし、難しいところですよね。でも、現地の雰囲気を知ってて、そこを求めてるからこそ課題も明確。

岡本:だから、2016年と2017年は私の地元である神戸にしたんです。規模は少し小さくしましたが、地元なので私自身が街のいろんな場所を紹介できる。すごく動きやすかったし、アーティストみんなが常に集まってる状態だったので、やっぱりそれが1番だと思いました。

昨年開催された白浜でも、岡本さんが描くアート合宿的な雰囲気が。

地元だからこそ、より一体感を高めることができたと。

岡本:そうですね。2016年の時には私の母校にも協力してもらい、壁に描かせてもらったので、それもいい思い出です。

自分の地元にアーティストさんたちを招き、街に絵が増えていく。それ、めちゃ素敵ですよね。

岡本:神戸には19のミューラルがありますからね、どれもが感慨深いです。

神戸の街で描かれたミューラル。

海外ではミューアルが根付いてますが、これまでの日本ではグラフィティのイメージも強く、なんとなくアングラ感もありました。でも、『POW ! WOW ! JAPAN(現JAPAN WALLS)』やアーティストさんたちの活動で、少しずつミューラルへの理解も深まりつつあるのかなと。そういった中で、小畑さんは昨年からプロデュースサポートされてますが、どんな経緯で参加することになったんですか?

小畑:前回から和歌山県の白浜町で開催してますが、イベントのスポンサー企業の方と以前から仕事をしていたんです。白浜町の白良浜とハワイのワイキキビーチは姉妹浜のフレンドシップ協定を結んでおり、実は2020年に20周年を迎えることになっていて、両方の街のアイデンティティを打ち出すプロジェクトを企画したのですが、コロナ禍で白紙になってしまって…。

昨年度の白浜で初開催のタイミングからプロデュースサポートとして参加している小畑さん。

そうだったんですね!それはツライ…。

小畑:白浜町のために新たなきっかけが作れないか考えてた時に、今回もクロージングパーティーをプロデュースする『WE WANT』のRODYさんと出会っていろいろ話してたんです。で、「ハワイ繋がりならPOW ! WOW !がいいんじゃない!?」ってことで、絵美里さんを紹介してもらいました。元々はハワイがルーツのイベントですし、日本で行うなら繋がりのある白浜町が最適じゃないかと絵美里さんに提案して、昨年度からプロデュースサポートとして参加させてもらうことになったんです。

何もない壁にゼロからアーティストさんが描き上げていく光景は、想像以上の迫力。日が経つにつれて絵の状況や街の景色も変わっていく流れを見れるのが、すごくおもしろい。
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Profile

岡本 絵美里

『JAPAN WALLS』のディレクターとして、2015年に同プロジェクト(旧POW ! WOW ! JAPAN)を立ち上げ、日本国内でのミューラルカルチャーの普及を目的に活動。ミューラルを軸に、多彩なアーティストとタッグを組んだプロジェクトも仕掛けている。また、神戸のインターナショナルスクールの教員も務めている。

Profile

小畑 菜月

マーケティングやプランニングを行う株式会社AIDAMAの代表。『JAPAN WALLS』には2021年からプロデュースサポートとして参加し、地域のコミュニティやスポンサー企業、自治体とのマネジメント業務などを行う。AIDAMAでは、ミレニアル世代に向けたオンラインのメンタルケアサービス『Being-Home』なども立ち上げている。

https://aidama.co.jp/

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