2026.02.06

京都の小さな出版社、烽火書房を主宰する編集者、嶋田翔伍による初のエッセイ集が届きました。タイトルは『住まなくても都』。著者は自らのルーツである堀川通を北から南へ実際に歩きながら、街の光景やサブカル体験、本屋めぐり、友人との日常、そして家族との別れまでを静かに綴ります。単なる街歩きの記録にとどまらず、編集者として街と向き合ってきた視点が随所で顔を出す随筆集です。
本書は観光ガイドに載らない「生活者の京都」を伝える力があって、「このまちにしかない」「自分にしかない出来事」が読者の自分のまちの記憶を呼び起こします。造本にもこだわりがあり、手触りのいい用紙やロゴ、物体感のある判型で、小さくても存在感のある一冊に仕上がっています。京都の人だけでなく、京都以外の人にも手にとってほしい、街への愛着を静かに伝えるリトルプレスです。
著者の嶋田翔伍は烽火書房を2019年に立ち上げた後、2021年には堀川五条近くに新刊書店、hoka booksを開業。烽火は“のろし”を意味しており、「必要な時に、必要な人に必ず届くのろしのように」という想いで本に携わります。



書籍情報
書名: 住まなくても都
著者: 嶋田翔伍
発行: 烽火書房(嶋田翔伍)
判型: A6サイズ変形
装丁: 小林誠太(Seee)
定価: 1,760円(税込)
烽火書房 公式サイト: https://houkashobo.com/
Instagram: @houkashobo
X: @shimadasho5