《scramble》h1303×w1940mm、dye, used clothes on Styrofoam、2025年

ひな人形に使われる伝統技法「木目込み」を、まったく新しいスタイルで現代アートに昇華させるアーティスト・谷敷謙(やしき けん)の個展「FLOW&CONNECT」が、6月28日(土)から京都 蔦屋書店にてスタートします。谷敷は、実際に誰かが着ていた服を使って作品を制作するアーティスト。使い込まれた衣類を「誰かの人生の抜け殻」としてとらえ、染みや匂い、その質感から見知らぬ誰かの記憶や存在を想像し、それを“絵画”として形にしていきます。

今回の展示では、そんな谷敷の新作35点を一挙公開。さらに注目したいのが、木目込み発祥の地とされている京都・上賀茂神社に奉納予定の作品も特別に展示されること。伝統と現代が交差する、貴重なアートの場となりそうです。アート好きはもちろん、ちょっと刺激的な文化体験を探している人にもおすすめの展示。ぜひ立ち寄ってみてください。

《-PLACE- yokohama》h1940×w2606mm、dye, used clothes on Styrofoam、2024年
《ARE》h410×w318mm、dye, used clothes on Styrofoam、2025年

アーティストステートメント

時代(ERA)
流れ(FLOW)
繋がり(CONNECT)
大きな時代の畝りの中、プカプカと浮かび流れて行きながらも、80億分の1の奇跡のようなこの日常の出会いと繋がりの連鎖が生み出すこの時代の瞬間(今)を後世の人たちへ伝えたく制作しました。
谷敷謙

販売について

展示作品は、会場にて6月28日(土)10:00より販売します。

アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、2025年6月 28日(土)11:00~7月22日(火)18:00の期間に販売します。 プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

谷敷謙
やしき けん

1983年、東京都出身。幼少期をアメリカのサンディエゴで過ごし、服飾関係の仕事を経た後、アーティストとして活動をスタート。木目込みと呼ばれる日本固有のテキスタイルを独自に再解釈・再定義し、使用するメディウムを古着や廃材に絞りながら、その素材が持っているブランドコンセプト、元々の持ち主に由来する身体性、生の感覚や時間、また技法そのものに宿る文脈を語り継ぎ、その存在証明としてのペインティングを制作する。
これまでの個展に「touch point」(京都ワコールスタディーホール, 2021)、「Boundary Laundry」(銀座 蔦屋書店FOAM CONTEMPORARY, 2023)、「only holy story」(日動画廊, 2023)があり、また主なグループ展に「KINDA MOOD RIGHT NOW」(YOD TOKYO, 2022)、「BLOOMING OF A HERITAGE」(Paris, 2025)など、主な参加アートフェアに「Meet Your Art Festival 2022」、「RT BUSAN 2022」、「Art Central 2025」などがある。

INFORMATION

谷敷謙「FLOW&CONNECT」

会期: 2025年6月28日(土)~7月22日(火)
時間: 11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
オープニングレセプション: 6月28日(土)17:00~20:00 ※作家在廊予定
会場: 京都 蔦屋書店 6F ギャラリースペース(京都髙島屋 S.C.[T8]内)
主催: 京都 蔦屋書店
協力: HIRO OKAMOTO
入場: 無料
お問い合わせ: 075-606-4525(営業時間内)

特集ページ:https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/47448-1741510521.html

京都 蔦屋書店 公式ウェブサイト: https://store.tsite.jp/kyoto/
Instagram: @kyoto_tsutayabooks
X: @KYOTO_TSUTAYA

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