《After the winter》和紙、アクリル、膠、金箔、木製パネル / 750×875×50mm / 2025

品川亮は大学院在学中より、ホテル客室(翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都)の襖絵を依頼され、制作するなど早くから脚光を浴び、国内外からも高い注目を集め続けるアーティストです。高校卒業後、早くからイタリアやスイスに渡り、西洋美術に触れることで絵画史への理解と考察を深めた品川は帰国後、「日本の絵画」についての探求を始めます。岩絵具や箔といった伝統的な日本画の素材を用いて、やまと絵、琳派、狩野派などの様式を引用しつつも、そこに近代美術の技法や現代性を取り入れることで、いまを生きる日本人の自分にしか描くことのできない作品を作り出すことを試みています。現在は、掛け軸や襖絵などの伝統的な様式から現代の建築空間まで、幅広い表現をつくり出すことに積極的に取り組んでおり、国内外での展示発表のほか、京都の寺院への所蔵や、企業のコミッションワークも幅広く行っています。

今回の展示では、厳しい冬を乗り越えて訪れた春を祝うような、華やかで豊潤な作品を展示されます。絵画と素材への深い見識と情熱から生み出される品川亮の表現の挑戦に注目です。

《つばめ、たんぽぽ / Swallow,Dandelion》和紙、岩絵の具、墨、アクリル、膠、木製パネル / 857×750×50㎜ / 2024
《白椿 / White camellia》和紙、岩絵の具、墨、アクリル、膠、金箔、金泥、木製パネル / 375×500×40㎜ / 2024

作品販売について

作品は、4月5日(土)11:00より店頭にてエントリー受付を開始します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

本展に寄せて

絵を描く時、紙をパネルに張り込んだ時点で、そこには空間がもう描かれていて、僕はそこに絵の具を使って演出を加えている、という感覚があります。無限に広がる絵画という箱の中で自分はどんなことができるのか。それは金箔でも紙のままでも同じです。
そして常に、絵の具を置く心地よさ、思索する快楽があります。とても楽しく、うまくいかないこともまたわくわくします。 描きすすめていくと、早く完成が見たいという気持ちと同時に、完成しないでほしい、完成しなければいつまでも頭の中の理想の絵画のままなのに、と思いながら制作しています。 たくさんの人に見ていただけると嬉しいです。
品川亮

品川 亮
画家

京都を拠点に活動。現代における新しい絵画の可能性に挑戦し、掛け軸や襖絵などの伝統的な様式から現代の建築空間まで、幅広い表現をつくり出すことに積極的に取り組んでいる。
 
個展
2024年「影のない絵」 GALLERY CURU(タイ、バンコク)
2024年「山紫水明」WINWIN ART 未藝術(台湾、高雄)
2023年「Re: Action」福田美術館 パノラマギャラリー(京都)
2023年「RYO SHINAGAWA」Eslite Gallery(台湾、台北)
2021年「LANDSCAPE」OIL by 美術手帖 ギャラリー(東京)
など
 
グループ展/フェア
2024年「Art Rhizome KYOTO 2024『逆旅京都』」ホテルリングス京都(京都)
2023年「伝統のメタボリズム~様式の変容~」SHUTL(東京)
2023年「young okazaki vol.3」MtK Contemporary Art(京都)
2017年「刓、婉、完 」uJung gallery(韓国、ソウル)
2017年「Tipei Annual」Taipei Expo(台湾、台北)
2016年「Insecure tied land」Frees Art Space(台湾、台北)
2016年「Jitto」anne mosseri-marlio galerie(スイス、バーゼル)
2016年「International Art Exchange Exhibition」Hongik Museum of Art(韓国、ソウル)
など
 
所蔵
建仁寺塔頭 両足院(京都)、天霊山 松林院(京都)、福田美術館(京都)など
 
公式ウェブサイト:https://www.shinagawa-ryo.com
Instagram:@ryo__shinagawa
X:@shinagawa_ryo

INFORMATION

品川亮個展「And Life would all be Spring」

会期: 2025年4月5日(土)~4月29日(火)
時間: 11:00~20:00 ※最終日のみ18:00まで
オープニングレセプション: 2025年4月5日(土) 17:00~18:30
会場: 京都 蔦屋書店 6Fギャラリー(京都髙島屋S.C.[T8]内)
入場: 無料
主催: 京都 蔦屋書店
協力: SHINAGAWA STUDIO

特集ページ: https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46051-1432510305.html

京都 蔦屋書店 公式ウェブサイト: https://store.tsite.jp/kyoto/
Instagram: @kyoto_tsutayabooks
X: @KYOTO_TSUTAYA

MARZELでは関西の様々な情報や
プレスリリースを受け付けています。
情報のご提供はこちら

TWITTER
FACEBOOK
LINE