会場となる源ヶ橋温泉は、かつて大阪市生野区にあった公衆浴場です。風呂屋および銭湯の建造物としては、初めて国の登録有形文化財に登録されました。ラインナップは、昨年10月に開催された「100万ガウス」からさらに充実。Katsunori Uenishi、白川大晃（Bagus!）のライブに加えて、食事や、古本、雑貨、アクセサリー、イラスト、写真展示、ZINE、ワークショップも楽しめるラインナップになっています。
3月末の開催ということで、源ヶ橋温泉の庭の大きな桜が開花しているかもしれませんね。

前回開催時の様子

ライブ出演者

Katsunori Uenishi

過去にLavender Pillowやann ihsaなどにギタリストとして参加し活動。現在はソロ活動を中心にギターを弾いている。
https://www.instagram.com/ka_uenishi

白川大晃（Bagus!）

和歌山市出身、大阪市在住。1989年1月生まれ。ラヴァーズロックバンド”Bagus!”のフロントマン兼メインソングライターとして活動しつつ、ラヴァーズロックのプロダクションチーム”Love Letter Revue”にソングライターとして参加。趣味は街歩き。好きな食べ物は、皿うどん。
https://www.instagram.com/shirakawakayama

出店

Akari Shimofuse（ZINE／雑貨）

蒐集物を使ったブリコラージュなどを中心に、あり合わせの物と手法で出鱈目なアイデアを形にしたりしなかったり
https://www.instagram.com/akr_s8

atosaki（レトロ雑貨）

ちょっと懐かしくて、キッチュで、どこか放っておけない物と出会える小さなお店
https://www.instagram.com/atosaki_shop

goodboyplanning/fujimotokougei

アクリルを使ってキーホルダーを作るワークショップ
https://www.instagram.com/goodboyplanning
https://www.instagram.com/fujimotokougei

marie（真鍮アクセサリー／一輪挿し）

主に真鍮を用いた身につけるものやドライフラワー用の一輪挿し
https://www.instagram.com/marie__0127

natural herb minato（ハーブグッズ）

関西最西端の兵庫県佐用町でハーブを栽培
https://www.instagram.com/3710herb

Saori Hosokawa（絵展示／ステッカー販売）

うどん県出身 AB型。絵描き兼昭和レトロ雑貨店の週末ヘルパー
https://www.instagram.com/zuzuno082

安藤慶（写真・ZINE販売）

普段から撮り溜めている写真でZINEなどを制作
https://www.instagram.com/kei_an_d

古書綺譚（古本）

淀川のほど近くにある、読書室みたいな古書店
https://www.instagram.com/kiiiiiiii.tan

日本ハラペーニョ協会/JJA（唐辛子ソース販売）

日本にメキシコ原産の唐辛子ハラペーニョを普及させるべく、ゆるーく発足された協会
https://www.instagram.com/jalapeno_jja

プレゼント・クリス（写真展示／販売）

アメリカ出身、関西在住15年目、関西と関東で活動しているファンキーモンキーベイビー
https://www.instagram.com/morethanplesent

フード

関根デッカオ（創作ケータリング）

取材執筆業、散歩愛好家、人の家の台所に立つことに無上の喜びを感じる慈悲の心の持ち主
https://www.instagram.com/sekinedeccao

源ヶ橋温泉について

銭湯としての役目を終えてもなお、90年近くにわたり生野の街を見守り続けてきた。源ヶ橋温泉の創業は昭和12年（1937）。随所にステンドグラスや豆タイルが施された豪奢な建築は、和とも洋ともつかぬハイカラさで連日多くの人を集め、その行列は商店街にまで延びることもあったという。
銭湯としては初の国の登録有形文化財でありながら、どこか親しみやすさを感じさせるのはファサードに屹立する自由の女神の存在ゆえか。“入浴やからニューヨークなんやで”と、わざわざ講釈を垂れるのは粋ではないかもしれない。それより、オーナーの中島弘さんによれば、人々の憩いの場はダンスホールや遊技場としても使われたんだそう。暮らしに欠かせない施設に、なぜだか娯楽が寄り添う。源ヶ橋温泉は自由で鷹揚だ。
時を経たいま、かつての浴場に音が響き、モノやコトが集まる。それは何も、突拍子もない出来事ではない。やはり、源ヶ橋温泉は自由で鷹揚だ。（文：関根デッカオ）