《Greatest of All Time#5》652×652×50mm 顔料、膠、銅箔、和紙 2024年

新埜康平は、日本画とストリートカルチャーを融合した作品を手掛けるアーティストです。ウォールアートやスケートボード、HIPHOPなどのストリートカルチャーや90年代の映画の影響を受けながら、人物や情景をモチーフにした作品は、膠(にかわ)や和紙、胡粉などを使うことで、日本画特有の有機的なあたたかみを感じさせます。記憶の切り取りを漫画のコマ割りで表現したり、ブラウン管テレビをイメージした厚みのある支持体によって、日常を映画のワンシーンのように表現しています。
本展では、経年変化する銅箔を素材の一部として使用した《Greatest of All Time#5》などを展示。時間の経過とともに少しずつ変化する日本画ならではの美しさが楽しめます。

《be kind rewind #9》727×727×50mm 顔料、膠、和紙 2024年
《Hop in the whip #EL CAMINO 2》530×530×50mm 顔料、膠、和紙 2024年

アーティストステートメント

花はいつか枯れてしまいますが、絵の中の花は永遠に咲きそこにあります。街や自然の景色も常に変わり続けていますが、絵の中の景色は今でもキラキラと輝く光の中にあります。花や景色、街や人でさえもそこにとどまることはなく常に変化し続けているのだと思います。美しいと感じるものは次の日にはまた違う美しさに変わっていきます。その美しさを一日、また一日と見つけることができればその繰り返しが永遠なのかもしれません。
日本画材で使われる和紙や箔なども徐々に変化していき、観覧者と共に時間を過ごしてくれます。そこには年月と共に変化する美しさがあります。そんな”永遠と一日”に寄り添えるような作品の展示になればと思います。
新埜 康平

販売について

展示作品は、会場にて2024年12月25日(水)10:00より販売します。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、2024年12月25日(水)10:00~2025年1月19日(日)17:00の期間に販売します。 ※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

新埜康平
あらの こうへい

東京生まれ。東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。カルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成や、銀箔や墨、和紙を用いた古くから存在する日本画技法など様々な絵画的要素を取り入れ制作。
第16回 世界絵画大賞展 協賛社賞/東京都美術館(2020)、第56回 神奈川県美術展 入選/神奈川県民ホール(2021)、第39回 上野の森美術館大賞展 入選/上野の森美術館(2021)、第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)入選 /国立新美術館(2022)、metasequoia2023 笹貫淳子賞/大阪メタセコイア(2023)、Independent Tokyo 2023 小山登美夫賞/産業貿易センター(2023)など。

Instagram: @kohei_arano
X: @kohei_arano

新埜康平「Eternity and a Day」

会期: 2024年12月25日(水)~2025年1月19日(日) ※1月1日・2日は全館休業日
時間: 10:00~20:00 ※12月31日は18:00まで、最終日は17:00まで
会場: 京都 蔦屋書店 6F アートウォール(京都髙島屋S.C内)
入場: 無料
主催: 京都 蔦屋書店

特集ページ: https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/43926-1318211112.html

京都 蔦屋書店 公式ウェブサイト: https://store.tsite.jp/kyoto/
Instagram: @kyoto_tsutayabooks
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