5Fエキシビションスペース

『京都 蔦屋書店』は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。また、約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとしての空間が提供されます。
10月17日(火)からはじまるオープニングには、京都を拠点に国内外で活躍する彫刻家・名和晃平、パロディを仕掛けた作品制作を通じてオリジナルとは何かを問う現代美術家・森洋史の展覧会のほか、若手注目作家らによる作品展を一斉に開催されます。詳しくは、京都 蔦屋書店 公式サイト特集ページをチェック!

5F エキシビションスペースでは彫刻家・名和晃平とSandwichによる展覧会を開催

名和晃平

名和晃平は、2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了後、2009年に京都・伏見にて「Sandwich」を創設。国内外を舞台に活動しながら、京都芸術大学教授として次代のアーティストの育成も手掛けています。名和は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目。セル(細胞・粒)という概念を機軸として、2002年に情報化時代を象徴する《PixCell》を発表しました。その後も彫刻の定義を柔軟に解釈した作品シリーズを通じて、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を次々と生み出しています。本展では、油絵具を⽤いた数ヶ月間かけて変化するペインティング《Cell Field》や、物理シミュレーションによってセルの状態をあらわした版画シリーズなどに加え、テストピースやマテリアルサンプル、各種資料を展示します。また本展に合わせ、Sandwichが営まれてきた14年間を濃縮した初のスタジオブックも出版。多分野にまたがる活動の記録を編集し、識者やクリエイターといった名和とSandwichに縁深い4名がテキストを寄せるなど、数多のモノ・コト・ヒトの流動によって絶え間なく刺激され、成長・増殖を続けるSandwichの一端を体感できる一冊となっています。

KOHEI NAWA | Sandwich「Cell Field」

会場:5Fエキシビションスペース
会期:2023年10月17日(火)~11月7日(火)
時間:11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場

6F ギャラリーでは現代美術家・森洋史の個展を開催

森洋史

森洋史は、2013年東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程修了。作品は、さまざまなモチーフと素材や技法を掛け合わせ、パロディの手法を使った表現が特徴です。たとえば、宗教画の伝統的な黄金背景を、最新技術のUV印刷によってマンガ風に変換したり、古典やポップ・アートの名画、アニメやマンガ、ゲームといった既存のイメージを引用し、そこに「いたずら」を仕掛けた作品を表現することで、アートにおける「オリジナルとは何か」を追求しています。今回の「MEGAMORI/森洋史 個展」で森が目指す新たなパロディ、シミュレーショニズムの展開は、消費し尽くされジャンク化していくサブカルチャーを美術表現として見せる試みです。会場にてぜひご確認ください。

「MEGAMORI/森洋史 個展」

会場|6Fギャラリー
会期|2023年10月17日(火)~11月5日(日)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場

さまざまな平面作品や立体作品を鑑賞、購入できるフロア各所のアートスペース

5F・6Fのフロアに点在するアートスペースでは、京都で受け継がれてきた素材や技法を使った伝統工芸品から、最先端の現代アートまで​、時間軸に囚われず、『京都 蔦屋書店』が良いと思った作品を同一空間に提案。著名なアーティストから若手作家の作品まで、幅広い作品を観覧・購入できるほか、​時にはアーティストやクリエイターにも直接会えるイベントなどが開催されます。​

京都 蔦屋書店

住所:京都市下京区四条通寺町東入二丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
営業時間:10:00~20:00
公式サイト: https://store.tsite.jp/kyoto/
X(旧Twitter):@KYOTO_TSUTAYA
Instagram:@kyoto_tsutayabooks

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